COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 11月号 [雑誌]

  • 講談社 (2011年9月24日発売)
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  • / ISBN・EAN: 4910132231110

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 11月号 [雑誌]の感想・レビュー・書評

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  • アップルの神話に関する記事を読みました。アップルが、最初のパソコンメーカーではありません。また、マウス、GUIも、アップルが発明したものではメーカーでもありません。発明したのは、他の企業です。でも、その価値を理解できた企業だと信じられています。本当でしょうか。その時点では、マウス、GUIは、実用品ではありませんでした。マウスの寿命は、3週間しかありませんでした。つまり、実用品ではなかったのです。GUIも、同様です。アップルが、初めて、実用品にしたのです。

  •  世界を良くするといって思い浮かんでくるのが援助。援助と言えば、ODAが浮かんでくるが、多くは独裁者やその取り巻きが分捕ってしまい、本当に必要な人たちには回らないことが多い。悪い例が先月号に登場したあの赤道ギニアのプリンス、いやチョー悪オヤジことオドン・ンゲマ・オビアン・マング。それに現地のニーズに合ない自己満足型の援助でチャンチャンの場合も多い。

    そんな中で、さまざまな取り組みで発展途上国や環境を良くしようとする動きが見られる。その中で女性ならではという社会貢献がある。その一例が、アフリカのルワンダでバナナの繊維を利用した生理用ナプキンを製造する工場を作った女性、エリザベス・シャープ。これにより、手の届きやすい値段で購入でき、学校や仕事に安心して行けるようになったとある。とても男には思いつかないし、思いついてもどうしていいのか戸惑ってしまう。

    報酬の高さだけでなく、家、車、旅行のオプション付きという至れり尽くせりの「スーパー・ナニー」を知っていますかと言われて、何~と思った。そんな駄洒落はさておき、高待遇ということはそれだけの代償を支払うということだ。常に呼び出されても良いようにしておき、長時間校則などスーパー・ナニー稼業も楽ではない。

    新生リビアの未来はどうなのかという記事は、まさにタイムリーな記事だ。フランスのニコラ・サルコジ大統領とイギリスのデビッド・キャメロン首相が、首都トリポリを訪問した姿を見て、さすがかつて世界各地を植民地にしてきた老獪な外交を展開する両国だとあきれた。これぐらい図太い精神を持たないと資源外交を戦っていけないという現実をまざまざと見せ付けられた。日本は、リビアから石油利権を少しは確保する気はあるのか気になる。

    新アップルCEOになったティム・クックはが、母校オーバン大学の卒業式で行なった講演録で、「準備さえできていれば、正しい扉が開いたとき、すべきことは一つしかありません。それは準備に見合うだけの行動を起こすということです」と述べている。昨日今日始めてアップルで仕事を始めたわけではなく、スティーブ・ジョブズが手術を受けていたときなど、一時的にジョブズの業務を遂行してきたことなどを考えると、十分できると思ったからCEOに就任したのだろう。

    今月号の中で、一番驚いたのが、オランダで「2000m級の人工山」を作ろうという計画が出ているという記事だ。もともと、あるオランダ人ジャーナリストが冗談で書いた「わが国に2000m級の人工山を!」というコラムがきっかけだった。10億ユーロ(約1050億円)ほどになる建設費用がネックとなっている。実現すれば面白い。それにしても、自然を征服するという西洋思想が垣間見えてくる。

    「越境者的ニッポン」のコラムを書いている森巣博さんの新刊が10月20日に発売されるあり、是非読みたいと思った。タイトルは「日本を滅ぼす世間の良識」。

  • チャリティ寄りの社会貢献をお仕事にしている方達の特集。ニーズをくみ取り、資金を集め、ものを作ったりする。私にはこれまでの実行力はないけれど、そういう方がいらっしゃるのだということを知ることができただけでも勉強になる。

  • 世界をもっと良くする仕事特集ということでいろんな熱い思いを持った人たちの話が印象的。また、世界にはこんなビジネスがあるのかと視野を広げるにも良かったと思う。スティーブ・ジョブズが亡くなる前に出たが、Appleの後継者の話も載っておりこれも面白い。

  • 世界を変えるキッカケは、足元の石ころにある。
    ただしイノベーションは研究室の中で生まれない。トロント大、ケヴィン・ダンバーの研究によれば、革新的なアイデアは、非公式なミーティングの場で生まれること多かったとある。本号の「世界をもっと良くする仕事」の「問題」は、現地に足を運び、肌で感じる事でしか見つける事は出来ない。ただし、その「解決策」を生み出す事は、ソーシャルネットワークが発達した今日であれば、容易だ。例えば南アの飢餓という問題に対して、北米の漁業関係者が、画期的な提案をする事だってありえない話ではない。
    組織的なボランティアも含め、弱者救済、環境保全などの事業はビジネスである以上、持続可能なものでなければならない、またより良い活動となるべく、優秀なスタッフを集める必要があり、見合う報酬を用意する必要がある。弱者からの直接報酬である必要はないが、利益を産む仕組みを構築する事を、社会貢献の倫理観と混同し除外してはいけない。

    記事の見出しは 「NODA,Who? 」もう一人俺の隣に座ってるぜ!? とか言ってみる。
    新政権の船出は前途多難であることは明白である。また次政権へのブリッジでしかない。前任からの負債は重く、原発事故、復興、景気対策、医療補償、ねじれ、党内分裂、国民不信。自分がいないシーソーゲームの結果首相の座についた彼の心中は想像しえない。大ナタを振るうことを期待したいがせめて、マリオネットの糸を断ち切り、バトンを渡して貰いたい。政権交代前の民主党としての罪滅ぼしが彼に課せられた役目ではないか。官僚沼の利権泥にまみれてくねるドジョウにはなって欲しくない。

  • 相変わらずたっぷりの読み応え。

    この本の広告に「日本のメディアは信用できない」みたいなのがあったけど講談社の自虐ネタなのだろうかそれとも自分たちはメディアとは思っていないのだろうか。謎。

  • ■マインド
    1.人生とは、世界で最も必要とされていることと、自分が最も熱意を持っている事が交わる点を見つけることだ。
    2.しばしば行動を起こすのは最善の立場にある人々ではなく燃え立つような義憤に駆られた世界中のシャープフやシャノンなのだ。
    3.いまある姿でいかに楽しむか:義足のランナー

  • 最高です、この特集。
    世界で、本気で「世界を良くする」志を持って
    仕事をしている人たちの記事で特集は校正されています。
    少し前は、環境貢献を含めた「世界を良くする」って
    利潤抜きに考えられることが多かったけど、
    今の時代はしっかり利潤を出して、給料も払えるからいい人も来る。変わってきていると思います。
    現に、特集されてる堆肥会社を立ち上げた若者ダン・ブレイクも、
    「成長して生き残っていく会社は、利益・環境貢献・やりがいの3点がそろってこそ」と言ってました。
    どこかにエシカル的要素を編み込みながら、しっかりビジネスとして確立させる、今はそんなモデルがでてくる社会になってきているのかも。

    ナニーの特集も面白かったな。

  • 世界を「もっと良くする」仕事、がテーマの今月号。貧困層への融資サービス、「KIVA」のマイクロファイナンスの記事が興味深かった。

  • 「より良い世界を仕事でつくる」の特集が良かったです。
    早く社会人になって社会貢献できるようになりたいと感じました。
    ハーバード大生の生活を見ていると、私の学生生活はたるたるで、
    こうやって将来に差が付いていくのだな、と思ってしまいます。
    実際そういう風に学生生活を送るべきかどうかは置いておいて。

    ***
    memo

    A Better World Through Business 「より良い世界を仕事でつくる」
    22 マッド・デイモンが取り組む水問題  ”ボトムアップの持続可能な事業” 地域による運営
    40 社会貢献もDIYの時代
    「ドインのような活動家の業績は確かに立派だが、ちっぽけなものでもある。世界中で1億100万人の子供が小学校に通っていない状況では、ドインの学校の220人など大海の一滴に過ぎないからだ。より大きな問題は、各国政府が教育を最重要課題に設定しなければ解決しない(その動きはいまのところない)。・・・
     そうした指摘は正しい。しかし、もしあなたが“大海の一滴”の立場だったら?ドインはあなたの人生を変えるだろう。それもまた真実なのだ。」
    45 あなたもできる”貧困層への融資”  ⇒KIVA

    ジョブズがいなくてもアップルは大丈夫?
    87 「自らの直感を信じて最大限の努力をせよ」 新CEO ティム・クック
    110 イノベーションという”神話”  イノベーターのクリエイティビティを管理する

    120 ハーバード大生たちの「超人的」キャンパスライフ Super-Active lives of Harvard Undergrads
     「みんな実績を作るために忙しい生活をしています。」
     「成功するための発射台を作る戦略ばかりに気を取られているのです。」
     「子供たちはいつも誰かがお膳立てしてくれると思ってしまいます」
     「ヘリコプターペアレント」 ⇒ 子供の進路を切り開くために邪魔者をすべて排除する「除雪車ペアレント」
     「成績でAをとってほしくない、と母に言われているんです」「それは私が大学生活を謳歌していないことになるからって」

    70 ティーパーティの女神と讃えられる作家アイン・ランド
     「富の再配分」を憎む→富裕層への減税
     リバータリアン(完全自由主義)、レッセフェール(自由放任主義)、アナルコ・キャピタリズム(無政府資本主義)
     「利己主義」こそ人間の本能であり、善。
     「他人への共感の完全な欠如」

    ⇒いろんな映画などをみていても、アメリカってひどい国だなと思うが、この記事を読むと、日本ではあまりにタブーすぎて成り立たないような考えで活動している政治家も多くいるのだと驚かされる。

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