光のほうへ [DVD]

監督 : トマス・ヴィンターベア 
出演 : ヤコブ・セーダーグレン  ペーター・プラウボー  パトリシア・シューマン  モーテン・ローセ 
  • 角川書店 (2012年1月12日発売)
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レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111241153

感想・レビュー・書評

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  • アルコール依存症で育児放棄した母親の代わりに懸命
    に赤ちゃんのマーティンの面倒を見る二人の兄弟。
    でも赤ちゃんは突然の死を迎えてしまい兄弟は心に深
    い傷を抱えたまま成長していく。
    大人になって兄ニックは、臨時宿泊施設で暮らしてい
    た。最近まで刑務所にいた彼は別れてしまった恋人ア
    ナの事を想いながら何も出来ずにただ体を鍛えるだけ
    の日々を送っていた。
    疎遠となっていた弟は妻を交通事故で亡くし、息子と
    二人暮らしで息子だけが心の支えだった。
    デンマークが抱える様々な社会問題を背景に一組の兄
    弟の苛酷な人生を描いた感動のヒューマンドラマ。
    切ない映画でしたが観て良かったと思った作品です。

  • なんとも痛々しい映画だった。
    欧州の格差社会問題、低所得者や失業者のアル中問題やドラッグ問題はとても大きい。
    社会階級の格差もあれば、雇用格差の問題によって若年層や移住者が職に就けないなどなどいろいろあります。
    本作品の主人公兄弟はアルコール中毒のシングルマザーでネグレクトでした。
    生まれてまもない弟を二人で面倒をみるんだけれど、原因不明の突然死してしまいます。
    映画の最初からこのシーンです。とてもかわいがっていた二人なのに。兄の虚無な目が忘れられません。
    それから兄弟はどう育ったのかはわかりませんが、トラウマを残したのは至極当然。
    兄は頭に血がのぼると凶暴になり、失恋したのを切っ掛けに関係ない人を殴り服役します。
    弟は家庭を持ったけれど、妻を交通事故で亡くし、息子を大事にしているもののドラッグ中毒。
    母親が死亡し再会する二人。母親が共同住宅を購入していたので大金が入ります。
    兄は遺産を放棄し、弟に譲ります。弟は息子のために一儲けしようと企むのですが、その方法が・・・。
    どうしてそこで子供のために真っ当になろうとしなかったんだろう。
    確かにドラッグやアルコールに逃げるということは心が弱いからだとは思います。
    でも、彼には大事にしている子供がいるのに><
    兄もいろいろあり、弟も警察に捕まり、刑務所で再びの再会。
    そのときに、弟は兄に言います。もっと早く会っていればよかった。もっといろいろ話したかったって。
    そうしていれば、違った道を二人は歩んでいたかもしれません。
    そして弟は最悪の道をすすみます。
    人生は変えられるとか本人次第とよくいいます。確かにそれも一理あるとは思いますが、道を変えることはそう容易にできることではないし、自分はそうしたくても、物理的な問題とか環境の問題とか本人にはどうしようもない問題もあるわけです。
    北欧ドラマや映画って、どうして画面が青いんだろう。その青さが悲しみを助長しています。
    ラストには胸を打たれジーーンときました。
    映画では描かれていませんでしたが、私はなんかこれからに希望を感じました。
    だって弟の子供の名前が・・・(T_T)
    タイトルどおり、二人で光のほうへ行くだろう、行ってほしいと思いました。

  • 久しぶりに観た気がする。「これこれこういう風に感じて観て欲しいのです」というのが一切なくて、観た人の自由です、と完全に委ねているる作品って。

    静かにズレはじめて、気づいたときには周囲と大きく異なっていて、戻る努力をしてみるも、それは少しの努力じゃ足りなくて。
    とても切ない。この兄弟がもし子供の頃に無条件に許され、愛されたことがあったなら、と思わずにはいられなかった。

    悲しくて、優しい。いい映画にあえて良かった。

  • 不幸は突然大雪のように降り積もる。毎日少しづつやってきて、溶けてくれればいいのに、そうはいかない。

    不器用に、よろよろと、それでも光のほうへ近づこうともがく主人公の姿に涙がこぼれる。

  • 114分直視し続けて、微かに感じる光

  • 「高福祉」とされている国が舞台なだけに、制度は心までは救えないのだと気付かされる。人はどんなに人に傷付けられても人にしか救われないのだろうな。

  • 生まれた兄弟のために万引きしたり、いいことまったくない人たち。
    それでも生きなきゃいけなくて、光のほうを目指す。

    良かったのは題名だけ。

  • 愛されることを知らぬまま育った兄弟。
    怒り、悲しみ、愛、死・・・
    人生と絡み合いながら
    兄弟はそれぞれを生きる。生きる。生きる。
    生の痛さに絡まり続けて生きる。

    光のほうへ
    光のほうへ。

  • 生い立ちが不幸の始まり。

    不幸が連鎖する。

    希望を見いだせない。

    ラストは良いけど、何とかならん。

  • 福祉国家の「陰」

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