ツリー・オブ・ライフ [DVD]

監督 : テレンス・マリック 
出演 : ブラッド・ピット  ショーン・ペン  ジェシカ・チャステイン  フィオナ・ショウ  ハンター・マクラケン 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2.62
  • (17)
  • (29)
  • (74)
  • (42)
  • (51)
本棚登録 : 460
レビュー : 110
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241957702

感想・レビュー・書評

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  • レビューがあんまりにも低くてびっくりです。

    映画が公開されたときから気になっていて、まだ見られていなかったのでレンタルしてきました。
    始め三十分は単なる宗教映画か、失敗だったかな、と落ち込みました。
    一時間見て、マグマや海の映像に人間の命と共通するものを感じ始めました。
    ちょうど一時間当たりからやっとまともに人が出てきてセリフも増えてくるのですが、ほぼセリフはない映画です。淡々と、家族の人生がつづられていき、その合間に自然的な映像が挟まれています。
    終わり方も突然だと思います。面白いわけではなく感動もしませんし何か重いテーマを感じとったかといわれると口ごもってしまいます。
    ヒューマンドラマは人の人生や、文明と自然の対比に焦点をあてたものが多いですが、もっと普遍的な、人間を包括する全ての次元の中にただ存在する人間、太古から脈々と繋がっている命みたいなものを感じました。
    文章にしづらいです。
    人を選ぶ映画です。私なら友達には勧めません。
    けれど嫌いではない映画です。好きとも言えませんが、見終わって何かが自分の中に残っている気がしています。

  • テレンス・マリック(監督)は大変なものを盗んでいきました、私の時間です。

    …私達って生かされてる…生命の神秘…命の系譜…愛…考えるな、感じろ…。
    ひたすら寡黙にスピリチュアル。宗教の勧誘PVか。

    扱っているテーマ自体は好きだが、ここまで壮大にしないと表現できないモノだろうか。名優を使った壮大な自慰映画にしか思えなかった。

  • 映画公開時に映画館で見て、今回DVDでも楽しみに見直した。
    私はマリック映画が好きなので、どうにか飲み込みたいと
    予習、反芻などして咀嚼しました。

    さすがである。深く、深く、スゴイ映画だったなぁと思う。

    多くの人が難解だと言っているのはうなずける。
    アート偏重、説明不足という理由で
    嫌いと言う人のこともわからなくはない。

    でもこうも思う。
    わかりにくさはダメだろうか。
    一回観ただけでスキッとわかるのが素晴らしいのだろうか。
    何度も考えて、あれかな?これかな?と思考をめぐらすのは
    時間の無駄だろうか。

    ---------------------------------------------------

    二つのハードルのある映画。
    「ヨブ記」と「監督がテレンス・マリック」。

    この映画は決してミクロ的視点で語るものではないと思う。
    家族のあり方、父と子の確執がどうとかは表層的なもので
    夫と妻、父と子の関係図は「世俗と信仰」「全能の神と人の関係」のメタファー的記号。
    イメージカット的だといわれているシーンも全能の神の所業を表すもので
    「何となく」ではなく確信を持って理論的に組み立てられた
    ものであるという理解ができる。

    私はクリスチャンではないから教義的なインパクトはないけれど
    普遍的な問い、ヨブの「信仰心を持って生きているのに、神はどうしてこんな目にあわせるの?」
    へのマリックの出した返答「世俗に生きるな、疑問など持たず全てを神に委ねよ」
    が表されている濃密な映画です。

    行ったり来たりの時系列
    具体的表現と心象表現の区切りがない
    描かれた場面の説明的セリフは皆無
    などのマリック演出の妙がさらに難度を上げている。

    チープさがたまらなく愛おしい映画
    簡単明瞭でスキッとする映画もあれば
    この映画のように崇高さに圧倒されるのもある。

    …映画って凄いな。

    • kamo_eigaさん
      cimacoxさんへ
      楽しい気分にはならないかもしれないけれど
      非凡な才能が紡ぐ説得力のある映像が堪能できて
      映画って凄いなぁって思えるので...
      cimacoxさんへ
      楽しい気分にはならないかもしれないけれど
      非凡な才能が紡ぐ説得力のある映像が堪能できて
      映画って凄いなぁって思えるので好きです。

      タルコフスキーは未見なので今度見てみます。
      ありがとうございました。
      2012/10/30
  • 正直、風邪引いてる時に見る映画じゃなかったのかも…
    思っていた以上に、スピリチュアルな表現が多くて、
    アーティスティックで、宗教的で、
    その世界にのめり込むような、
    自身の過去に引きずり込まれるような「体験」になる。

    子供のころのトラウマや、
    母親に対する愛や、父親に対する反感。
    沈黙の食卓。
    怖いけど逆らいたくなる気持ち。
    子供の繊細さを丁寧に表現してる。

    熱を出した時に思い出すのは、
    母親の冷たい手が、私の顔を包むときの感触。
    そういう記憶を呼び覚ましてくれる映画。

    たぶん、どんな環境で誰と見たかによって
    大きく印象の変わってしまう映画だと思うから、
    そのタイミングは、慎重にすべきかも。
    そんな繊細さがある気がする。

  • 薦められて見たけど、うーん、理解が難しい。
    大地や宇宙の描写は美しいし、聖書とあわせた内容で勉強にはなるんだろうけど、私にはよくわからない映画だった。

  •  映像化されたエディプス・コンプレックス。
     厳格な父とその息子を描いた映画。
     低収入コンプレックスの極みである厳格な父親の教育が息子の精神を抑圧し、エディプス・コンプレックスを生み出していく物語。『ライフ・イズ・ビューティフル』の父親とは180度違う父親が登場する。この差は子どもを愛しているか否かにあるのだろう。グイドは家族のために全身全霊を捧げた。それは愛故の行為だ。だがこの映画の父、オブライエンは、自分の得られなかったものを息子に追わせようとしている。結果的に願いは叶ったものの、自分でも息子を愛せていなかったことを追々後悔する。息子に自分を愛しているかと解いておきながら、自分では愛していると言わず、キスを求めても自分ではキスしない。少なくとも一度も息子に対して愛していると言っているシーンはない。嫌われても仕方がない。だが父親が不器用であろうとなかろうと、威厳を無理に保とうとするのはどこの家でもあることなのかも知れない。故にエディプス・コンプレックスは有名なのだろう。母を愛し、父を憎む感情。
     ストーリーに関しては圧倒的に説明不足で現在の時間軸で何が起こっているのか良く分からない。過去は大体分かるものの、現在に具体的に何が起こったのかは判明しない。
     また、非常に長い映像だけのシーンがある。美麗な映像なので素晴らしい絵ではあるのだが、天地創造を描いていると気づくのに時間を要する難点がある。客に帰られたり、眠られたりしても文句が言えないほど「退屈」や「難解」と言われても仕方のないシーンが続くのが、アキレス腱になっている。
     エディプス・コンプレックスを主題にしているのは理解できたが、映像の美麗さを抜くと他に注目すべき点が見つからない作品だ。『海辺のカフカ』も同じものを主題にしているが、主題さえ分かってしまえば無味乾燥に感じる点で共通している。

    キャラクター:☆☆
    ストーリー :☆☆
    世界観   :☆☆☆
    テーマ   :☆☆☆☆
    映像    :☆☆☆☆☆
    台詞    :☆☆

  • 子どもの頃より、両親の考え、教会での教えを理解しようと努力する。しかし、世の中は失業、貧困、犯罪、病気、死…が訪れ安寧の暮らしが保障されていない。父さんは言っていることとやっていることに矛盾がある。父さんは嘘つきだと傷ついて、大人になった。でも結果、そんな父さんが望む、大企業の経営に携わっており、父さんをやっと理解できた…という話かなと理解することにしました。

  • 好き嫌いが別れそうだけれども、私はとても身近なテーマに感じて好きな作品の一つ。
    わかりづらいかもしれないけれども、混沌とした、でも美しい表現がとても素敵。光や些細な言葉の一つ一つ。
    疲れるけど、個人的にはこれでいいんだと思える作品でした。

  • 最悪の映画だった。

    自分の父親を思い出して、吐きそうになった。

    途中で挫折。

  • 「ストーリーはない」という映画評を先に読んでおいてよかった。そうでなければ、家族の葛藤と絆みたいな古典的ドラマを勝手に想像していた身としては、恐竜のあたりで観るのをやめてしまったかもしれない。それにしても、手招きされた白い服の子供達が一列にならんで下界?へとおりて行くシーン、赤ちゃんの小さい足の裏。。。と続く回想シーンのなんという美しさ。観終わった後、思わず巻き戻して見直してしまった。そういう、切り取った場面場面が脳裏に焼き付く映画、なのかもしれない。

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