あの頃映画 「復讐するは我にあり」 [DVD]

監督 : 今村昌平 
出演 : 緒形拳  小川真由美  倍賞美津子  フランキー堺  ミヤコ蝶々  清川虹子  三國連太郎 
  • SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D) (2012年2月21日発売)
3.63
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本棚登録 : 83
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105064065

感想・レビュー・書評

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  • 不条理で不合理かつ衝動的な殺人、動機も不明瞭。
    本能の赴くままに女と関係する。
    狂気、そして鬼と形容するのに相応しい。
    妙な凄みや、人間の業の深さがズシンと来て、観終わった後は呆然としてしまった。

    あとで調べたら実在の連続殺人犯を題材にしたものだという。
    そうだよな、創作とは思えない鬼気迫るものがあるよなと納得。
    予備知識なしに観てしまったので面食らった。
    ものすごい内容だったが、また観たいかというと尻込みしてしまう。
    人間はこんなことができてしまうのかと思うと恐ろしい。

    受け止める覚悟のある方は、ぜひ。

  • 昨夏開催された「True Crime」と題する40作以上を集めたFilm Forumでのシリーズにおいて邦画界から選出されたものは二本、その栄えある一本が本作。Netflixの選択肢に含まれていたことからDVDにて既鑑賞だったのであるが、大スクリーンで鑑賞できるということだったので一時帰国前の日程を縫って駆けつけた日が既に懐かしい。

    自身の「今村ブーム」の頃、鑑賞後に読むことを習慣としていた文章を改めて読み返してみると感慨深い。それは当時のスタッフとして参加されていた武重邦夫氏による回想記ともいえる文章群で、本作発表の記者会見時の写真を添えて「緒形拳はすでに殺人者の顔になっている」というコメントが付してあるのが強烈であった。

    その文章の中で原作の面白さについて語られている部分を読むうちに、これまた原作を手にしてみたくなってきた…。そして奇しくもその作家がほんの数週間前に他界された事実を知って驚く。

    実家直送組かな、これも。

  • 昭和38年から39年にかけ5人を殺害した男の話。実話。
    映画は昭和の日本の匂いがぷんぷんする。昭和30年代の男は発情期か?と思うほど女を犯す。男女の関係の描き方、絡みの描写などホント日本的で重心が下の女性の肉体がよけいそう感じる、ここ数十年で日本人はスタイルがよくなったんだなあというのを実感する。映画としてはよくできている気もするが、あまりの殺人犯のどうしようもないワルぶりに見ていて気持ち悪くなって正視に堪えない。

    緒形拳の演技がすばらしいということなのだろう。「きちんと」死刑になって、その点が正当な判断が下されてほっとした。が骨を撒く親父さんの気持ちはどんなだったのかなあ。旅館のばあさんは過去に老婆を殺した設定だが、男に向かって「ほんとうに憎かったから殺した。あんたは憎い相手を殺してるのか? 殺してすっきりしてるのか」と問うている。憎悪の犯罪はまだ理由がわかるが、この男の場合まったくどうしようもない。

    どうしてこんなどうしようもない犯罪者がなぜ発生してしまうのか。キリスト教者ゆえ船を供出した親父さんへの反抗? 少年刑務所に入っていたというから萌芽は少年期にはすでにある。


    1979日本
    2019.6.20アマゾンプライム無料

  • 冒頭昭和39年とテロップが出るけど、走ってる車に39年には作られてない車があるね(笑)
    人を殺めたあとその汚れた手を小便で洗うなんて、エラく肝が据わってるなぁ〜なんとも粗野で乱暴な殺し方…実際こんな風なんだろうなぁ〜人間そんな簡単に死なないんだよね〜電車の中で取り調べしてるのは不思議だわ。車内でタバコ吸っても良かったんだね。大らかな時代でいいなぁ〜
    白のピンストのズートスーツにハワイアンでタレサンと雪駄かぁ〜ガラ悪いなぁ〜(笑)
    なんだろうなぁ〜こう言う感じの行きずりで関わる人を次々と殺していくサイコキラーって何処かで…誰だっけ…
    でも何でこの題名なんだろう?
    復讐する相手は父親って事かな?目的もよく分からないんですけど(笑)
    でもね、小川真由美も倍賞美津子も綺麗だったなぁ〜それだけで良かったかも〜(笑)

  • あちこち流れながら、ひたすら人を殺しまくる。倍賞美津子の巨乳ヌード、五月みどりの濡れ場、化け物じみた清川虹子と女性陣も魅力的。どうしようもない感じが題材として映画向き。モデルがあるってのが救いようがないけど、何も考えずに見て楽しめるが、深みも何もない。

  • 「砂の器」のついでに買った。世間の評価は高かったらしいが、正直よくわからない。榎津巌は何故5人を殺さなければならなかったのか、そこが全く伝わってこず、悪人に報復を与えるのは神であるという「復讐するは我にあり」という言葉も宙に浮いている。「砂の器」のような感動シーンもなかったが、ラストで息子の遺骨を骨壷ごと散骨する父親の姿は凄みがあった。

  • 犯罪史に残る極悪事件「西川彰事件」を題材にした著書を映画化した40年近く前の作品。


    出ている人、ほとんど死んでる状態です、昔の名作。



    西川彰事件は何回もテレビとかで見て知っていますが

    なぞる部分はなぞられているものの、自分としては全く違う内容に感じました。

    僕が生まれて観てきた中では緒方拳さんはとっても好々爺の印象ですが

    この映画ではすごい、完全なる鬼畜。

    役と分かっていてもゾッとするような怖さがあります。

    キリスト教信者という生い立ちからは想像もできない恐ろしい犯罪に手を染めていく

    主人公の狂気。もう笑顔の次には殺していくその表情の怖さもあります。

    お金と情欲だけに執着するその冷徹さ、この男がもし隣にいたとすると

    本当に怖い、実際にいた男がモデルだけにそれが尚更引き立ちます。

  • 緒形拳と小川真由美が超うまい。
    殺人が側にあっても「仕方ないや」って生きる環境って、どんなだろう。

  • 778.21/Huk/D  MLC置き

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