セント・オブ・ウーマン/夢の香り [DVD]

監督 : マーティン・ブレスト 
出演 : アル・パチーノ  クリス・オドネル  ジェームズ・レブホーン  ガブリエル・アンウォー  フィリップ・シーモア・ホフマン 
  • ジェネオン・ユニバーサル (2012年4月13日発売)
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102050962

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  • 人生を悲観した偏屈な盲目の退役軍人と人生の岐路に立たされて悩む貧乏高校生の交流と、お互いがもたらした再生を、シンプルだけどあたたかい筋立てと、役者さんたちの見事な演技でとことん魅せた作品。

    名門高校に奨学生として通うチャーリー。彼は、家庭にも、裕福で傲慢な級友たちの中にも居場所を見つけられずにいました。訳あって彼は、感謝祭休暇の直前、彼の人生に関わるとても不条理な選択を休暇明けにするように、校長から脅されてしまいます。

    感謝祭休暇中は、ある盲目の退役軍人の世話をするアルバイトの予定があったため、悩む心を抱えたまま、彼はその元軍人・フランクの家を訪問します。
    しかし、彼の面倒を見る姪家族との旅行を嫌がって一人家に残った筈のフランクは突如、ニューヨークへ旅行すると言い出して…。

    思い出のあるニューヨークの街で、周囲の迷惑など御構い無しに、傍若無人に振舞い、豪遊するフランク。
    しかし、その心の中は、人生への絶望と、ある計画でいっぱいで…。

    互いが抱える孤独が共鳴したかのように、最初は距離のあった二人が、激しい応酬と危険の中で心を通わす場面は、本当に両者とも迫真の演技で、演技だとわかっているのにハラハラしながら観てしまいました。

    なんといっても、盲目の退役軍人フランクを演じたアル・パチーノの演技がすごい。
    傍若無人で偏屈な厄介者だけど、その実、孤独で、寂しがり屋で、人生に絶望しているのに、生真面目な優しい若者に感化されてしまう、どこか脆いところのある、複雑なキャラクターを、見事に演じきっています。

    しかも、盲目という設定のため、徹底的にまばたきも視線もなくして、目を見開くことに気を払いながら、という離れ業。

    ラストの、フランクによるチャーリーのための大演説のシーンは、ちょっと出来すぎな気もしましたが、その迫力と力強さに心奪われてしまった、良い映画でした。

  • 最高!大好きな作品のひとつ。とにかくアル・パチーノが素晴らしい!感動します。

  • <5年ぶりぐらいに観た。そして買った>

    チャーリーの実直さ。
    ドナの美しさ。
    そしてフランクの口の巧さ。

    オスカー受賞のパチーノの演技もさることながら、セリフ回しが良い。すごく英語の勉強になる(気がする)。

  • タイトルと有名なダンスシーンから受けていた印象と全然違ったんでびっくり(年の差恋愛の話かなんかだと思ってたw)

    クリス・オドネルの直面する問題なんて失明したアル・パチーノが抱える屈託に較べりゃ大したことないじゃん?なんて思っていたら、クライマックスで2人の物語が見事に交差するものだから、感動するやら驚嘆するやら。最後のアル・パチーノが演説するシーンは本当に素晴らしい。えらく盛り上がるラストでした。

    で、彼らと相対するのがこれが映画デビュー作のフィリップ・シーモア・ホフマン。かっこ悪くすぎてあまりに気の毒w

  • アル・パチーノが最後まで素敵。
    タンゴのシーン、フェラーリ、最後の演説、どれも絵になるね。特に最後の演説のシーンは見ていてジーンときました。
    最初はフランクが「お前に生き方を教えてやる」と言いつつ、知らず知らずのうちにチャーリーが彼に正しい道を教えて魂を救っていたんだね。

    人生もタンゴと同じ。足が絡まっても踊り続ければいい。
    けっこう大切なメッセージを送ってくれる映画でした。

  • チャーリーが透明感溢れていて素晴らしい。
    最後と拍手喝さいの理由は、きっと全生徒の魂も守られたからだと思う。
    大人の都合で守られるべきものが守られないと、絶望するしかない。
    どんな暗闇の中でも少しの光がある。その光が自分を苦しめることもある。
    難しい。だけど私は光を諦めたくはない。

  • 本当に長いこと”名前は知ってはいるけれど”な映画。
    距離を置いていた理由はタイトル。

    老紳士と若者がパッケージにあって、このタイトル。
    セントオブウーマン。訳せば「女性の香り」ですもの。
    ”あぁ、老紳士の若者への恋の手ほどき”的なことを通して
    人生の楽しみ方を伝授するようなやつかな?などという
    見終わった今思えばまぁ全くの×ではないけれど
    そこを切り取るかなぁ?って感じ。
    こんな理由で先送りしておりました。

    老紳士。偏屈で頑固な盲目のかなりの高い位まで務めた退役軍人。
    学生。まじめな経済的には恵まれない青年。
    この二人のお話し。確かに女性も香りも出てまいりますが
    肝は別です。

    アルパチーノの名演と絵に描いたような好青年のやりとり
    車を重くする青年の問題。
    人生に誇りも嫌悪も持っている暗闇しかなくなった今への老人の思い。
    「あの」エンディングに押し寄せる波のようなカタルシスに
    ぐっと来ました。
    いい映画でしたとだけにしておきます。
    是非。

    あの、ジョージはこれが銀幕デビューの若き日の
    フィリップ・シーモア・ホフマンでしたかー。
    ずっと似てるなぁと思ってみてた。w

  • マジまあまあ

  • アルパシーノの圧倒的な存在感。
    眼の動きを固定しながら、
    悪態をつき、弁舌を振るう。
    アメリカは コトバの世界だね。
    悪意がないのであれば、ジョークとして通用する。

    セントオブウーマン。
    的確に 女性の香りを 嗅ぎ分ける。
    まるでイヌのようだ。
    『心満たされない女性がつける香り』とずばり言ってしまうのが
    いいね。

    チャーリーの誠実な心。大切にしたいもの。
    素朴で、素直で、思いやる心。
    そういう 美徳が アルパシーノの心をいやす。

    そして、学校での 大演説。
    それにしても、校長のココロネの卑しさ。
    アルパシーノが 純真な心を大切にすることをとくとくと語る。
    いいね。おじさん好みの展開だね。

  • ★4.0

    常々思う。人の思いは連鎖する。良いものも、悪いものも。

    素直になれずひねくれて、周りに疎まれてまたひねくれて、わかっていても変化のきっかけをうまく掴めない不器用な人。
    そんな人の悪循環を途切れさせるのは、ちょっとした思いやりと、ちょっとしたお節介だったりする。

    自分を認めてくれる人、認めあえる人。そういう関係ができたら、大切にしなくちゃね。

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