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- / ISBN・EAN: 4988102061487
感想・レビュー・書評
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典雅でちょっと皮肉な洗練された味わいの魅力的な映画です。
イギリス1930年代。
お屋敷に集まってくる社交界の客達とは。
メイド付きで移動し、メイドや従僕の泊まる部屋が別の階にあるというすごさ。
滞在する召使いはいちいち名前を覚えられないので、それぞれの主人の名前で呼ばれるという。
優雅な暮らしをしているご主人様方にもさまざまな葛藤があり、序列を気にしたり、仲が悪かったり。
事態をさばいていく美貌の女主人にも、有能な家政婦にも、それぞれ悩みがあります。
初めて出会う召使どうしの間にも微妙なひとときが。
そして、事件が起こり‥!?
と、アガサ・クリスティのミステリのような展開に。
有名な俳優がたくさん出ていて、競演ともなっています。
面白かったですよ~!
2009年初出。
「貧乏お嬢さま、メイドになる」を読んだ後、関連で思い出して。
なかなか映画のタイトルを思い出せなかった(汗)ので、並べておきます~。
当時の上流社会と召使達のことがよくわかる映画です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海外ドラマ「ダウントン・アビー」(海外ドラマ見すぎ。。。)にハマっているので、お屋敷貴族モノとして見た。そして脚本家も同じ。
登場人物が多いので、だれとだれが夫婦でだれの従者がだれで、っていうのをなかなか把握できなかったけど、当時の使用人のあれこれがわかっておもしろかった。っていうか、ダウントンアビーのおかげでなんとなくわかっていたのをもう少し詳しく知ることができた、という感じ。貴族たちがある家に招待されて滞在するときは、それぞれの従者も一緒に来て、その家の使用人たちと同じ部屋に泊まるとか。
謎解きがメインなのかなと思っていたらそうでもなくて、ラストもあんなふわっとした感じで、そこがよかったかも。謎解きメインじゃまんまクリスティだし。(クリスティあんまり得意じゃないわたし。。。) -
1932年、イギリスの御屋敷で催される狩りに招かれた貴族とその従者たちの、階上の人々と階下の人々の人間模様を描く。 物語は、若いメイドの視点で語られるが、集まった召使たちは、合理的なんだろうが、ご主人の名前で呼ばれる。主催者の主人は生まれた子供は孤児院に送っていた。その子が招かれた貴族の使用人としてやってきて父である主催者をナイフで刺す。だが血がながれていない。とすると他に誰かが先に刺しているいること..
ダウントン・アビー の監督の映画 同じ貴族の館を描く
2019.1.6 マギー・スミスが出ているのだが、この時はあまり注目していなかった。もう一度見てみるか。
2001年イギリス映画 -
ダウントンアビー的なカントリーハウスを舞台とした群像劇+ミステリ風味の作品です(脚本、ダウントンアビーと同じ人だしね。ジャンルとしてはミステリ映画でしょうけど、クリスティ作品みたいなガチミステリではない)。階上の人、階下の人、それぞれの生き様、そしてそれが絡みあってる様が137分の中に凝縮されてて見応えバッチリ。
以前はそんなに役者に詳しくなかったので、単純に面白い作品だなぁということでDVDを買ってただけなのですが、今見直すと、イギリスの名優の揃いっぷりに、悲鳴がでるレベルですね、コレ……。すごいや。 -
これは何度も見る
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ひとつの屋敷に集った貴族とその使用人たち。人間模様とミステリーが良いバランスで絡み合っていて非常に面白かったです。好き。
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イギリス、カントリーハウスもの。殺人事件は起こるものの、ミステリというには謎解き以外の面白さが秀逸。ただ、登場人物が多いので、誰がどの人物の付き人か把握するのにちょっと苦労。マギー・スミスの我が儘貴族様ぶりは鉄板(というか、このところこんな役ばかりのような…)。意外なところではデレク・ジャコビ。修道士だの大主教だの宗教がかった役ばかりかと思っていたら、ヴァレットの役が意外にもぴったり。ついでに「日の名残」はアンソニー・ホプキンスより彼のほうが良かったのでは? とおもったほど。まあ、本筋とは違う、人間模様というところでずいぶん楽しみました。