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- / ISBN・EAN: 4529790252223
感想・レビュー・書評
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上の冒頭から触れられていた、友達とは。自分には何ができるのか。命とは。願いとは。命をかけてまで叶えたい願いがあるのか。本当に大切なものは真実は近くにあった。恵まれているが故に命をかけてまで叶えたい願いが思い浮かばない。幸せバカ。人のために願う必要は不幸を生む。
このアニメがこれほどまで有名になり長く愛されているかがわかる。運命や葛藤、命、人生、生きる意味、それらを物語る作品はやはりどこか心を動かされる。
最終回で初めてまどかが変身すると聞いていたのでそのあたりは予め予想はできた。少し違っていたが。
まどかがワルプルギスの夜と初めに戦って魔女になってしまう時、ほむらに「契約してしまったこんなバカな私をとめてほしい」と頼んだことが全ての始まりだったのか。
ところでなぜノベライズ書籍なのにゲームのジャンルなんですか!
奇跡はね、本当なら人の命でさえ贖えるものじゃないのよ。
感謝と責任を混同しては、駄目よ。
引け目を感じたくないからって、借りを返そうだなんて、そんな出過ぎた考えは捨てなさい。
認識の相違から生じた判断ミスを後悔するとき、なぜか人間は他者を憎悪するんだよね。
奇跡ってのはタダじゃないんだ。希望を祈れば、それと同じ分だけの絶望が撒き散らさせる。そうやって差し引きをゼロにして、世の中のバランスは成り立ってるんだよ。
彼女たちを裏切ったのは、僕達ではなく———むしろ、自分自身の祈りだよ。
勝手に自分を粗末にしないで。あなたを大切に思う人のこともすこしは考えて。
あなたを失えば、それを悲しむ人がいるって、どうしてそれに気づかないの?あなたを守ろうとしてた人はどうなるの!?
どんな希望も、それが条理にそぐわないものである限り、必ず何らかの歪みを生み出すことになる。やがてそこから災厄が生じるのは当然の摂理だ。そんな当たり前の結末を裏切りだというのなら、そもそも願い事なんてすること自体が間違いなのさ。
ううん、友達なんて、いつもそこにいるんだって気づいたのでした。こちらから友達になろうとさえすれば、誰とだって友達になれたはずなのです。
すべての哀しみは、ひとりで持つととっても重いけど———くじけそうになるほど、重いけど———みんなで持てば、重さなんて意味をなくすということを———宇宙が知った瞬間でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
続く下巻
冷たい少女 ほむらに視点が移り
伏線を紐解いてゆく
時空を ループし続けるなかで
何度も まどかとの出会い そして死別し‥
主人公のいなくなってしまう様は
ありきたりな物語の一線を画する。
表紙を含む似たようなイラストが
3点あるのだが 実は少しずつ表情が 違うのも
見所の一つ。
2014.6.19読了 -
4529790252223 319p 2011・8・14 1刷