明りを灯す人 [DVD]

監督 : アクタン・アリム・クバト 
出演 : アクタン・アリム・クバト  タアライカン・アバゾバ  アスカット・スライマノフ 
  • 角川書店 (2012年5月7日発売)
3.37
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111241719

感想・レビュー・書評

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  • 映像的には価値があると思うけれど、なんだかいろいろと唐突なのと、監督が主役を演じてるってことで、どうも奥さん役のひとと演技の中で幸せな瞬間をつくりたかっただけなのではないかなどと、邪推してしまう。

  • 2015.11 視聴

  • いろいろ理不尽なことばかりだ。生きるって。(ゆ)
    理解されないエンジニアが最後まで報われない(泣) (ぶ)

  • キルギスの編地の村で、国の政治体制が変わりゆく中で、電気代の払えない人のために電気メーターを改造したりシてあげている電気工の生活が徐々に時代の変化のうねりの中に飲み込まれていく物語。物悲しいストーリィ。

  •  キルギスの小さな村の電気工はこっそり貧しい人がただで電気を使えるようにしてくれるいい人。しかしそんな村にも都市からの開発が迫る。

     キルギスの景色の美しさに目を奪われる。歌や料理にも惹きつけられる。
     ほのぼのした映画として入っておきながら、小さな村がその素朴さを失われようとする姿を厳しく描いいてる。それを映画を通して世界に訴えているように感じた。

  • 近代化することは幸せだけを運ぶわけじゃないよね…

  • ほのぼのしたお話かと思いきや、観終わって
    重い気持ちに。なんか救いがないかのような。
    何の予備知識もなく、観始めてドキュメンタリー
    なのかなとも感じられつつ。村民や子供たちが
    とても自然なので。主人公が騙されて終わるって
    なんだかなぁ…

  • 公式サイトhttp://www.bitters.co.jp/akari/

     “中央アジアのスイス”と呼ばれるキルギス。国土の4割が海抜3,000m以上の高地平原の国。風光明媚なイシク・クル湖の畔にある小さな村に住む“明り屋さん”(アクタン・アリム・クバト)と呼ばれる電気工。彼の夢は、村に風車をたくさん作りみんなの家を風力発電で明るくすること。もう一つの夢は、男の子を授かること。そんな素朴でささやかな夢をもって暮らす平和な村に、利権をちらつかせながら人の心を掻き乱すやからが忍び寄ってくる。雄大な自然から清かに送られてくる恵みと夢への営みを、経済の発展と都市化のうねりの中で暮らしてきた日本に住む私たちに忘れつつある何かを詩的なメッセージで語りかけてくる作品。

     “明り屋さん”は、今日も自宅の風力発電の風車を手入れしている。そこへ警官がやってきた。電気代を払えない老人の家のメーターに細工したことがばれたのだ。いけないことなのは分かっているが、心のやさしい“明り屋さん”。どうにか家には戻れた。妻のベルメット(タアライカン・アバゾバ)のきつい小言はいただいたけれど。

     豊かではないがつつがなく平和に暮らすこの村に、国会議員に立候補しているベクザト(アスカット・スライマノフ)が、村の土地を地域開発のために買いたいと話を持ちかけてきた。いぶかる村の村長や重役たち。だが、ベクザトのちらつかせるお金の魔力や壮大な話に、心がぐらいついてくる村人たち。

     やがてベクザトは、風力発電で村を明るくしたいと、自分の夢を語り続けている“明り屋さん”にも触手を伸ばしてくる。。。

     遊牧民の時代から続く騎馬競技コク・ポル。温和な営みの中にも、自然の中で家畜を守る勇壮な魂と生き様は連綿と受け継がれている。
     キルギスの人たちの顔立ちや表情が、私たち日本人とよく似ている親近感。寅さんシリーズでのマドンナのような役どころのきれいな娘さん。祖母と暮らすその孫娘は、人に言えないようなアルバイトで生計を立てていた。そのことに、やむにやまれぬ気持ちで立ち上がる“明り屋さん”だが。

     この小さな村に巻き起こる出来事の一つひとつが、キルギスの近年の政治や世情の変化を映す鏡のようで興味深い。そして、夢を失なわまいとする“明り屋さん”。キルギスの自然を詞的に映し出す映像の流れの中で、“明り屋さん”の生き方が心に沁みてくる。

  • 主人公の電気工がいい表情をするなぁと思ったら監督さんでびっくり。
    「あの娘と自転車に乗って」の人。
    ほのぼのとした映画かな、と思ったけど見てみたらけっこう厳しい話だった。
    いや、ほのぼのしてないわけじゃないけど、でも抱き合わせでつらくもなるという…。

    空の青がとても美しい。
    舞台となるキルギスが標高が高いせいかな。
    仏教の天空に浄土をみる浄土観は中央アジアを東漸する過程で成立したというようなことを昔小耳に挟んだことがあるけど、そんな話を思いださせる空の色。
    あと民族帽子がかわいい…。

  • キルギスの山間の村に住む「明り屋さん」の
    自然と共存したほのぼのとしたヒューマンドラマが
    観れるのかと思いきや、一転してシリアスな内容に
    結構愕然としてしまうラスト。

    まず、村人達の貧困問題に対して、主人公の明り屋さんは
    電気代の払えないおじいさんの家の電気工事を無断で電気
    回路をタダで引き込む現場を押さえられ、突き出されてしまうのだ。。
    村の若い衆は出稼ぎに出なければ職がないこの村の現状。

    風力発電で、電気を作ろうと思い立った主人公の立案を
    村の議会の代表となったベクザットは、聞こえの良い売り
    文句で村民の期待を煽るのに成功し、次第に地盤固めをして言いなりになる者を手下に置き、主人公もその餌食となってしまう。。

    村民が代々大切にしてきた伝統は軽視され、村をあげた
    一大事業の資金繰りの為、中国からの投資家を招き、
    手下になるものには賄賂をバラまいていく。。

    ラスト付近、村の娘が中国人を接待するシーンは特に
    主人公にとって堪え難くも傷ましい、村人の尊厳を踏みにじった行為だった。。その光景は主人公を激しく憤怒させた。

    その顛末が、あまりに理不尽である事が本作の肝だ。

    あの主人公の家族は、、村はどうなって行くのか。。
    暗澹たる思いが余韻として残る。
    そこに根ざして生きる人達の本当の声が消されていく
    過程を無惨にご覧頂ける作品。社会派です。

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