アントキノイノチ DVD スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 瀬々敬久 
出演 : 岡田将生  榮倉奈々 
  • ポニーキャニオン (2012年5月24日発売)
3.01
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感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013093669

感想・レビュー・書評

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  • なさけないことに読んだはずの原作の内容をすっかり忘れてしまっていて「こんな話だったっけか?」という事態に。さださん、すみません。再読を必須事項に掲げます。

    榮倉奈々については何作か映画でもお見受けしていたので安心して観られる段階に。Wiki徘徊していた中、最近旦那の出ている「宇宙の仕事 」ってのを観たばかりだったもんでその辺のつながりがちょとツボってしまった。岡田将生という俳優さんはおそらく初。出演歴の中に若くしてNHK大河「平清盛」で出演とナレーションを共に任されたという記述をみかけほほうともなったのであるから、ここ数年その気はありながらも実行に移していなかった「大河レンタル鑑賞」なるものにも挑戦してみようかな…という気にもなったり。

    瀬々敬久監督も初体験。こちらも長い道のりとなりそうな予感。

  • 高校時代に親友を“殺した”ことがきっかけで、心を閉ざしてしまった永島杏平(岡田将生)は、父・信介(吹越満)の紹介で遺品整理業“クーパーズ”で働くことになる。
    社長の古田(鶴見辰吾)は「荷物を片付けるだけではなく、遺族が心に区切りをつけるのを手伝う仕事だ」と杏平を迎える。
    先輩社員・佐相(原田泰造)、久保田ゆき(榮倉奈々)とともに現場に向かった杏平。
    死後1ヶ月経って遺体が発見されたその部屋では、ベッドは体液で汚れ、虫がチリのように部屋中に散乱していた。
    最初は誰もが怖気づくという現場に杏平は黙って向き合うが、ゆきに遺品整理のやり方を教わっている最中、彼女の手首にリストカットの跡を見つける……。
    3年前。生まれつき軽い吃音のある杏平は、高校時代、同じ山岳部の松井(松坂桃李)たちに陰でからかわれていた。そんな中、松井による陰湿ないじめと周囲の無関心に耐えられなくなった山木(染谷将太)が飛び降り自殺をする。
    その後、松井の悪意は表立って杏平へと向かい、何も抵抗できない杏平だったが、登山合宿で松井と二人きりになった時にふと殺意が生まれる。崖から足を踏み外した松井を突き落とそうとする杏平。
    結局、杏平は松井を助けるが、松井は「滑落した杏平を助けたのは自分だ」と周囲にうそぶく。だが文化祭当日、山岳部の展示室には松井を助ける杏平の写真が大きく飾られていた。顧問の教師が撮影していたのだ。
    それは、教師や同級生たちが松井の悪意や嘘を知っていながら、それを見過ごしていたという証拠だった。杏平は再び松井に殺意を抱き「なんで黙ってるんだよ」と叫びながら松井に刃を向けた……。
    ある日、ゆきは仕事中に依頼主の男性に手を触られ、悲鳴をあげ激しく震えた。心配した杏平は、仕事帰りにゆきを追いかけ、彼女はためらいながらも少しずつ自分の過去に起きた出来事を杏平に告げる。そのことでゆきは自分を責め続けていた。
    なぜ自分は生きているのか。自分の命は何なのか。何かを伝えようとするが言葉が見つからない杏平。
    そして、ゆきは杏平の前から姿を消した……。
    さだまさしの同名小説を「ヘヴンズ ストーリー」の瀬々敬久監督が映画化。
    岡田将生が演じるネットいじめに苦しむ親友を救えなかった自責の念に苦しみ心を病んだ青年と榮倉奈々演じる男性関係でトラウマを病んだ女性が、遺品整理業の仕事の中で、命の繋がりや関わりの大事さに気付いて再生していくヒューマン・ストーリー。
    主人公2人の繊細なリアルな演技もそうですが、彼らの上司を演じた原田泰造さんも素敵でした。命の繋がりの大切さを、切ないほど感じた映画でした。

  • 「元気です。」と伝える相手がいることの大切さを気づかせてくれます。

    岡田将生演じる 杏平 や榮倉奈々演じる ゆき のセリフまわしや行動に設定以上のギクシャク感があり、私の感情移入を遮っていた。
    端的にいうとムダに焦れったい。

    原田泰造の演技も観ている人を冷静にさせてしまう。

    残念なところ多い。

    でも、最後に泣けちゃう。
    来るな、やられるなっと思っていても。泣けちゃう。

    榮倉奈々の「命」ネタ映画はズルいな〜。

  • 静かな映画。過去、心を壊した主人公が遺品整理の仕事をしながら命と向き合う物語。
    葛藤がうまくつかみきれなかった。
    ラストでユキちゃんが意外な展開。それは無くても良かったのでは?

  • あの時ではなく、アントキにしたのか。命を片仮名のイノチにしたのか。アントニオ猪木をどうしても思い浮かべてしまう。でも、猪木には全く関係ないし登場もない。物語終盤で二人が浜辺で「元気ですか。」と叫ぶシーンがある。

    これはタイトルからの遊び心なのか、作為的にそう思わせる何か意味を持たせてるのか、原作がさだまさしなので何かあると考えてしまう。

    どこまで原作に忠実に映画が作られたかは分かりませんが、彼らしくない終わり方をしたなと思いました。映画の方の安直な演出だったのか。

    亡くなって、その思いがより伝わる。その思いは少なからず伝わっていた。それでも、・・・さだまさしなら、もっと違った結び方を出来たのでは思ってしまった。

    映画そのものは良かったと思います。

  • 原田泰造の存在感はすごいなぁ。
    この映画の温かさをすべて一人で補っている。

    それよりも二人の髪型がダサすぎで始終気になった。

  • さだまさし原作。

    生きる意味。
    結構、名がある俳優さんが出てたわりには力作にはなってない気がする。
    主演の岡田将生と榮倉奈々を抑えて、
    1番光ってたのは

    染谷将太。

    彼の演技力が1番印象的!

  • 今の私では理解できなかったかも…

    岡田将生の演技がすごい

    過去のことで忘れたいこともあるかもしれないけど、
    あのときがあったからこそ今がある
    忘れちゃいけないと思う

  • 久しぶりの映画館で映画。
    徳島にひとつしかない映画館。
    会社の先輩と鑑賞。

    岡田将生ブーム絶頂期の私にとっては栄倉奈々との組合せは最高。

    余命1ヶ月の花嫁も映画館でみたなー。泣いていたなーなんて。

    岡田くんの目の動きがすごい。口元も印象的です。
    でも、時々障害をふっと忘れたようなシーンもあるからなんなんだろうか。

    死んだら終わり。
    近くに亡くなった方がいたとき、生き残った人たちの思いはこんな感じなんだろうな。

    なんであんなに近い人で大切な人なのに要らないっていうんだろう。
    近い人だからこそ要らないのかもしれないな。

    最後の叫びはなかなかくどい。
    カメラワークもちょっと。
    ハルフウェイみたいに極端にするならいいけど、これじゃただの新人さん。
    DVDでよかったかなー。

  • 遺品整理のお仕事をする人のお話。一人で亡くなって親族が遺品整理をやりきれず業者に依頼する。業者は家中のものをゴミではなくご供養品として処分する。値打ちのありそうなものは遺品として親族に引き渡しをする。家中のものあるいは家そのものが家主を失うとただの不要品になることが恐ろしいことに思えてきました。

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著者プロフィール

1960年大分県生まれ。映画監督、脚本家。1989年に『課外授業 暴行』(ピンク大賞新人監督賞受賞)で商業映画監督デビュー。主な監督作品に『冷血の罠』(98)『ドック・スター』(02)『MOON CHILD』(03)『刺青 堕ちた女郎蜘蛛』(07)『泪壺』(08)『ドキュメンタリー 頭脳警察』(09)『ヘヴンズ ストーリー』(10)『アントキノイノチ』(11)『64-ロクヨン』(16)『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)『友罪』(18)『菊とギロチン』(18) 。

「2018年 『平成の黙示録「ヘヴンズ ストーリー」をよむ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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