やりたいことをやれ [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 400字程度のショートエッセイが複数紹介されている。

    メカニックの究極である自動車づくりを生業としながら、その経営哲学は人の心を何よりも重んじていたことがわかる文章だった。

    ただ、女性観やジェンダー観には、ややキツさを感じるところもあった(20世紀の人間にそこまで求めるのは酷かもしれないが)。

    本田宗一郎ほどの人物であっても、特定の分野では、嬉々として想像力に欠ける文章をぶちまけてしまうのだから、時代の常識から完全に逃れることは難しいのかもしれない。

    自分は今、どんな常識に捉われているのか。せめて自覚できる人間でありたい。

  • 日本を代表する創業者・経営者であるだけに、期待外れの内容にがっかりして途中で読むのを止めてしまった。
    松下幸之助の本でもそうだったが、現代に至っては古めいた価値観であると言わざるを得ない。成功体験であるから間違いではない。しかし成功した時代はずっと昔のことで、今、本田宗一郎と同じようにものを考えて、行動したら成功するかというときっとそうではないと思う。こうしたことを理解して読んでいながら途中で止めてしまったのは、現代においても生きるヒントとなる普遍性のあるものを見出そうとして見出せなかったからである。

  • 本田宗一郎氏は、日本の自動車産業の父として知られる偉大な発明家であり、経営者である。彼の著書『やりたいことをやれ』は、彼が自らの経験や考えを語ったもので、読む人に勇気とヒントを与える一冊である。本書は、1ページにつき1項目の読みやすいスタイルで書かれており、さまざまなテーマに関して、本田氏の独創的で鋭い洞察力が光る。本書からは、本田氏の人間性や哲学が垣間見えるとともに、成功するための秘訣や仕事の楽しみ方などが学べる。本書を読んで感じたことを、以下に述べる。

    まず、本田氏は、得意なことをやることの重要性を強調している。彼は、自分の好きなことであるエンジンや飛行機に情熱を注ぎ、不得手なことはパートナーである藤沢氏に任せた。彼は、得意なことをやっても失敗しかけることがあるのだから、不得意なことをやって成功することはほとんどないと説く。この考え方は、自分の強みを生かすことの大切さを教えてくれると思う。自分の得意なことを見つけて、それに集中することで、自分の可能性を最大限に引き出すことができるのではないだろうか。

    次に、本田氏は、スピードを否定する人間は敗北者だと言っている。彼は、限りある人生の中で、多くの願いや欲求を叶えるためには、スピードが必要だと語る。彼は、自分の仕事にスピード感を持って取り組み、常に新しい挑戦をしてきた。彼は、時間はお金よりも大事だと言っている。この考え方は、自分の時間を有効に使うことの重要性を教えてくれると思う。自分の時間を無駄にしないで、自分の目標に向かって努力することで、自分の人生を充実させることができるのではないだろうか。

    最後に、本田氏は、人間愛が信用の基礎だと言っている。彼は、人を愛し、人に愛されることが信用を得るための条件だと語る。彼は、自分の人生と仕事を通じて、多くの人に恩恵を与えることを目指してきた。彼は、人の気持ちになれる人が人を動かすことができると言っている。この考え方は、人間関係を大切にすることの重要性を教えてくれると思う。自分の利益だけを考えずに、他人の立場に立って考えることで、自分の信頼を高めることができるのではないだろうか。

    以上のように、本書は、本田宗一郎氏の貴重な言葉が詰まった本である。本書を読んで、私は、自分の得意なことをやり、スピード感を持ち、人間愛を忘れないということが、成功するための鍵だと感じた。本書は、自分の仕事や生き方について考えるきっかけを与えてくれる本であると思う。本書を読んで、本田氏の背中を押してもらえる人は多いのではないだろうか。

  • 刺さる内容が多く、ときどき語られるエピソードも面白かったです。

  • "自己弁護とは、あくまで人の向上心の基本でなければならない

    能力や資質がさまざまに異なる人々が、どの程度、共通の目標のもとに一緒に努力を傾けるかにかかっている。平等な感覚、仲間意識といったものが、企業、社会、国家においてどれほど大切であるか

    人間の心を理解し、喜怒哀楽を理解し、不満や希望を知らなければ、大衆に受け入れられる商品を、創造し生産することはできないはずである。
    →どんな技術も最終的には人のため"

  • 80年代に書かれた本書ではあるが、時代の変化が激しくおっさんにはついていけないなどなど、現代社会が抱えている社会問題を既に感じているあたりが、さすがである。

    会社のために働くな、等々の独自の働き方の哲学の軸が明確で素晴らしい!

  • いいこともたくさん書いてあって、令和の時代でも十分新しく感じること、通用することが多くて大変勉強になりました。
    コミュニケーションや地道な努力、提供する商品へのプライドなど、どれもいつの時代でも忘れてはいけないことだと思います。
    でも昭和の人なんだなと。
    奥さんへの考え方や態度などが、ちょっと女性には抵抗があるかなと。そこがしんどくなってあと少しを残してやめてしまいました。時間をおいて冷静になって次は最後まで読んでみたいと思っています。なので今は積読です。

  • <メモ>
    ・自分のために働け
    ・思想が正しくなければ正しい行動は生まれない

    <転用>
    結局は夢中になり自分が率先垂範していく行動を大事にする

  • 昔の人なので今に通じる部分も大きいし通じない部分も大きい。

    参考にはしづらいと思う。

  • これは紙でバイブルのように読むべき本だと思いました。スマホだとページめくりが読みにくかった。

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著者プロフィール

本田技研工業創業者

「2016年 『会社のために働くな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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