世代間格差ってなんだ (PHP新書 678) 新書 – 2010/6/16
若い世代はうるさいくらい自分達の考えを主張するべき
2011年11月24日記述
2010年6月に出版された本。
直前の参議院選挙を意識していたと思われる。
本書は今の日本の社会保障や企業間において著しく若手が損をしていることを指摘し
それを改善するための施策を提言している。
いわば世代間格差是正マニフェストと言って良い。
世代間格差を是正するため若者だけの選挙区など実現性が厳しいものもある。
しかし労働力の流動化や若い世代向けの施策充実(国立大学学費値下げ、給食費無料など)があげられていて日本の未来に向けての政策ばかりが書かれている。
今後はますます高齢化が進む日本では高齢者層はかつての創価学会以上の存在である。
放っておいても老人向けばかりの政策が実施されやすいのだ。
若い世代や子育て世代はうるさいくらい自分達の考えを主張するべきなのだと実感。
また、当たり前だが多くの若い世代が投票に行くこと。そして無視できない存在として
政治家や政党にきちんと認知されなければならない。