35歳からの「脱・頑張り」仕事術 仕組みを作れば、チームは自動で回り出す (PHPビジネス新書) [Kindle]

著者 :
  • PHP研究所
4.25
  • (7)
  • (6)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (212ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • スタートの仮説は上司が練り上げて(まとめてあげて)、その精度を詰めるのが部下の仕事。
    部下がいかに、違う考え方をするかを楽しむ。
    部下にどんな働きかけをするとどう動くのかを見る。

    タイトルからして、疲労をためないようにほどほどに力を入れる、メリハリをつけると言うような趣旨かと思っていたが、部下をうまくマネージメントするチーム作りに関する本だった。
    いい意味でタイトルに裏切られた感じ。
    この著者は自分なりに試行錯誤しながら、必死にいろんなやり方を試してきたんだなということがよくわかった、試行錯誤の過程をいろんな表現で言語化してくれているので、どれか一つかはささってくれるものかあるかと思う。

    おそらくまた部下を持って回し始めた時に飲むともう一度得られるものスッキリするものがあるように思う。

  • マネジャーに向けた極めて実践的な仕事術。自分も昇進してから数年経つが、見様見真似・試行錯誤でやってきたことがいくつも言語化されており、膝を打ちながら読んだ。著者ほどの人物でも対人関係などのスキルに相応の苦労があったことに驚きつつ、後天的な努力で乗り越えたことに勇気付けられた。とにかく"行動"の精神で、明日からの仕事に取り入れていきたい。

  • チームの力を使いこなせず、勝手に精神的な「被害者」となり、「一人プロジェクト」をやり続けて心身ともに疲弊するマネージャーに贈る教本。まさに自分が抱いていた苦しみと同じ境遇を筆者も味わっている中で、自分自身の行動を変えるべく「仕組」として導入したTipsをまとめている。コンサルティングの仕事をベースにしているため、非常に腹落ちした。
    ・PMもプロジェクトの最初は担当者・一兵卒となって仮説を作りきる。現場までファクトまで下りて自分自身の答えを早く作りきる(3日-2週間)
    ・チームに対して自分の仮説は提示することなく、相手に喋らせる。相手の考えを元に自分の考えに寄せていく(ベン図を広げて合わせる)
    ・チームとは高頻度短期間のmeeting。30分以上は息切れ
    ・オーナーシップを持たせるために
    -カミングアウト(分からないことは分からない)
    -わからないふり&まとめるふり
    -二重人格
    -ドタキャン作戦(会議に参加しない、任せる)
    ・リスクをマネジメントするために
    -80点は取れるから安心してと伝える(但し150点を目指したい)
    -トラブル謝罪担当宣言
    ・自分の手柄にしない

    ・自分自身が勉強して成長して前に進んでいれば部下は勝手についてくるもの。

  • マネージャーとしの部下のマネジメント
    タスクをいかにやらないか
    部下にオーナーシップを持たせるか

    自分で先回りで最終報告までの論点、仮説、方針を決めておく
    ミーティングでそれらを出さず部下に出させて、あくまで自分はまとめ役として、自分の中で準備済みの論点などと合わせて上手く整理する
    あたかも部下の仮説のおかげとして、助かった!というニュアンス
    タスクのオーナーシップは部下へ
    多少トラブっても部下から引き取らない

    そうして自分の時間を作る、考え先の先まで考える時間を取り続ける

  • 著者のファンである。

    まさに中堅のための書籍。
    著者の実体験それもつらいコンプレックスと向き合って築き上げたノウハウが
    あますことなく盛り込まれいてる。

    実際にやれているなと思うところから
    本書と向き合うことができたのでより賛同できる。
    私がリーダーとしての立ち振る舞いの際に活用した
    責任ある無茶ぶりは間違っていなかったなと。

    仕組みがすべてだ。

    2022年に7年ぶりに読み直した。
    仕組みという言葉と想定する部下という一番マネージメントなりたて、リーダーなりたての人が困るシチュエーションと解決方法を用意。
    これが効く。ただ、それぐらいという見方もできるし、経験則1がやや強い内容。

    初速と仮説思考(=情報整理)。拙速・
    ベン図の共通項の見つけ方。

  • 好きな作家?の一人 山本真司の本。
    タイトルの「脱・頑張り」は当然「手抜き」という意味ではなかった。
    マネジメントをする立場にたったとき、もう一度読み返そう。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1958年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。東京銀行(現・三菱UFJ銀行)入行。シカゴ大学経営大学院にて修士号(MBA with honors、全米成績優秀者協会会員)取得。
1990年、ボストン・コンサルティング・グループ東京事務所入所。A.T.カーニー東京事務所マネージング・ディレクター・極東アジア共同代表、
ベイン・アンド・カンパニー東京事務所代表パートナーなどを歴任。現在、山本真司事務所代表取締役、立命館大学経営大学院客員教授(戦略コンサルティング論)、
静岡県サッカー協会評議員、慶應義塾大学大学院非常勤講師。
著書に、『40歳からの仕事術』(新潮社)、『30歳からの成長戦略』(PHP研究所)、『20代 仕事筋の鍛え方』(ダイヤモンド社)、『会社を変える戦略』(講談社)、
『35歳からの「脱・頑張り」の仕事術』などがある。

「2013年 『ビジネスで大事なことはマンチェスター・ユナイテッドが教えてくれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本真司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×