マイ・フレンド・フォーエバー [DVD]

監督 : ピーター・ホートン 
出演 : ブラッド・レンフロ  ジョセフ・マッゼロ  アナベラ・シオラ  ダイアナ・スカーウィッド  ブルース・デイヴィソン 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
4.27
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本棚登録 : 600
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142883025

感想・レビュー・書評

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  • <ストーリー> (Amazonより)
    12歳のエリックは母親と2人暮らし。ある日、幼少時に受けた輸血のおかげでエイズ患者になった少年デクスターが隣家に越してきた。学校へもいけないデクスターは毎日庭で独り遊びに興じていた。同じように孤独な少年であったエリックは、母親から禁じられていたにもかかわらず、デクスターと交流するようになる。2人でタイヤチューブに乗って川を下り町のスーパーへも出かけるが、エイズ患者が店にいたことは町の噂になるほどだった。新聞でニューオリンズの医者がエイズの治療法を開発したというニュースを知ったエリックは、デクスターを誘い、タイヤチューブをつなげた自家製のイカダでミシシッピー川を下る旅に出発する。夜空の下に眠る夜、デクスターはときどき宇宙の果てにいるような夢を見ると打ち明ける。エリックは自分の汚れたスニーカーを彼に抱かせ「この靴を見れば僕がそばにいるとわかるさ」と勇気づけるが……。






    棺の中のデクスターがエリックの片方の靴を抱いてる姿がなんとも言えません...友情の証なんですよね。
    自分ではどうにもならない理由でHIV患者になってしまったデクスター、エリックと共に過ごした日々はとても大切なモノになっただろうな...
    世の中、納得のいかないことばかりだわ。

  • DVD

    両親の離婚によってふさぎ込んだ少年エリックと、輸血によってHIV感染した少年デクスターとの友情物語。
    AIDSの特効薬を見つけようと色々な薬草を試す姿が心憎い。

    時代背景を考えると、デクスターに2m以上近付くなと忠告するエリックの母親や、ホモと罵る子供たち(恐らく親がこう言ってるんだろう)の差別的な対応がとてもリアルだ。HIVは勿論飛沫感染しないが、母親の気持ちも分かる。

    旅の途中、捕まりそうになったデクスターはナイフを掴み「僕の血は猛毒だぞ」と言う。彼は友人を守るために、自分の最大のコンプレックスを差し出したのだ。
    これを聞いたエリックは、それまで頑なに父親のいるニューオリンズへ行くと言っていた意志を変え、家へ戻ることに決める。
    エリックもニューオリンズのAIDS特効薬が嘘であることは、心の奥では最初から分かっていただろう。しかし彼の父親へのコンプレックスが彼の足をニューオリンズへと向けていた。
    エリックが決意した帰宅には、強い勇気と友情が見える。

  • 美しくて脆くて柔らかく暖かい、とても素敵な映画でした。
    前々から見たかったのでついにDVD化というのは嬉しいです。
    パッケージ画像のような優しい色合のグリーンのように澄み渡った空気感が流れていて画面からマイナスイオンでも出てきそうな程に美しい本作。
    「スタンド・バイ・ミー」っぽいな〜と最初思いつつもそれとはなんかとはまたちょっと違った子供たちによる目線だけでない重たいテーマや様々な視点から捉えている本作はただ美しいだけでなくその中に重たい現実感を潜ませているのが隅に置けない。
    一緒に見ていた妹はボロッボロ泣いていた。お涙頂戴ではあるけどただ単なる一筋縄ではなくいろんなものが重なられた名作ではあるに間違いない。

    エリックとデスクターを演じた子役の子たちもこれまた奇跡な程の演技を見せてくれてたのも素晴らしい。
    エリック役の子なんて本当に10歳なのだろか・・・・なんというイケメンだ。。こんなに大人びてセクシーな10歳見た事無いわ、映画の中でも見た事無かった。
    これまた「スタンド・バイ・ミー」を掛け合いに出してしまいますがリヴァーとはまた違ったイケメン具合と頼りになる感がいいねぇ。
    彼の場合はリヴァーの様に兄貴というよりもお兄ちゃんという具合ですよね。
    ところでこの子の名前をネット検索かけてちょっと後悔しました。
    子役によくあることだけどこの美しい瞬間だけでもフィルムにとどめておく事が出来てよかったねぇという感じです。
    映画って輝きをそのまま閉じ込めてられるからいいよねぇ。
    それと比べてデスクター役の子の純粋な愛らしさは本当にかわいい。なんなんこの子ー!
    エリックと同い年なの?嘘だろ。アメリカ人ってそういうもんなのか?
    友情物語なはずだけど始終兄弟にしか見えなかった。
    近所の親切なお兄ちゃんが体の弱い年下の男の子を弟のように遊んであげてるようにしか見えなかった!笑

    ところでThe Cureという現代を「マイ・フレンド・フォーエバー」だなんで邦題付けた人は素晴らしいなぁ。よっぽど映画の内容に沿っているし原題よりもずっと素敵ですよね。

    皆さん言うように靴の演出が憎い!!うおーーーなんという上手い涙を誘う演出なのだろうか。
    靴に始まり靴に終わる。非常に素敵で意味合いの深いシンボルですね、靴って。
    2つあって初めて機能するその靴というものを片方委ねるという事はまさに永遠に共にとも言うべきでまさにフレンド・フォーエバーなのですね。
    あぁいいなぁ。

  • エイズの子どもとの交流の話。難病ものは嫌いなのだが、これは子どもの遊びの世界が生き生きと描かれており、見ていて自分の子どもの頃に戻れるところがある。

    エリックは愛情の薄い家庭に育っている関係か、遊び自体がかなり乱暴で、むやみに草を食べさせたり、勝手に長旅をさせたり、見てるほうがのんきに同情していられない展開になる。
    病気のデクスターよりも愛するものが欲しかったエリックの成長物語でもある。病気と家庭事情という孤独が二人の少年を深い友情を可能にした。このあたりの描写もうまいですね。見終わってもその絆が心に残る。
    エイズの子役のジョセフ・マッゼロのはかない感じと、ラストが素晴らしい。いつまでも心に残る映画の一つだ。

  • すげぇえう好きな感動もの。
    感動ものはお涙ちょーだいで
    あまり好きではないが、
    これは別。

    楽しいのどかさの中に冒険、
    友情やはかなさなんかを感じる。

    目立たないけど目に留まったら
    粗なくね?こいつ完璧じゃん…(゜o゜!
    みたいなやつみたいな映画

  • 友達との友情に感動した。
    葬式での棺桶に靴を入れたシーンではとても感動した。

  • 請求記号:95G289(館内視聴のみ)
    所蔵資料はVHSです

  • 友達のいないエリックはシングルマザーの母にもかまってもらえず孤独な日々を送っていた。隣にデクスターというHIVの少年が引っ越してくる。始めは警戒したがすぐに打ち解けた2人は、デクスターの病気を治すため治療法を探し始める。
    エリックは川辺で摘んだ野草を煎じて飲ますが、それが毒草でデクスターは救急車で運ばれてしまう。怒ったエリックの母はエリックをサマーキャンプに入れることを思いつくが、エリックはデクスターを誘い、HIVの特効薬が見つかったという週刊誌の記事を頼りに、川を下ってエリックの父親の住むニューオーリンズに向かう。
    ニューオーリンズに向かうボートに乗せてもらった2人だが、デクスターの体調の悪化のため自宅に戻る。デクスターは入院しほどなく亡くなる。エリックは告別式で自分の靴を彼の棺に入れ、デクスターの靴を川に流す。

    ブラッド・レンフロ、ジョセフ・マゼロ、まだ幼い二人の初々しい演技がいい。特にテントでデクスターが不安を吐露するシーンは涙を誘う。テントでの靴の話が最後の靴交換に繋がっていて感動的なラストになっている。

  • ラスト5分、涙が止まらなかった。今までみてきた映画の中でもトップクラスに好きなラスト。
    ストーリーも勿論のこと、色味もすごく暖かくてきれいで美しかった。
    原題“The Cure”すごくいいなぁ。でも邦題もストレートで嫌いじゃない。

  • 制作年:1995年
    監 督:ピーター・ホートン
    主 演:ブラッド・レンフロ、ジョセフ・マッゼロ、アナベラ・シオラ、ダイアナ・スカーウィッド、ブルース・デイヴィソン
    時 間:99分
    音 声:


    12歳の夏休み、エリックは隣に越してきた11歳のデクスターと親友になる。
    デクスターは幼児のころの輸血が元で、エイズに感染していた。
    エリックの母親ゲイルは生活に追われ、息子のことを全く顧みない。
    デクスターと母親のリンダに夕食に招かれ、楽しい一時を過ごしたエリックは、親友のためにエイズの治療法を探そうと思いつく。
    チョコレートを食べ続ける食餌療法に続いて、「ルイジアナの医師が植物からエイズの特効薬を発見した」という新聞記事から、植物の葉を煎じて飲む方法を試みる。
    ところがある晩、毒草を飲んだデクスターが病院に担ぎ込まれる事故が発生。
    幸い命は取り留めたが、エリックは母親から彼との交際を禁じられ、サマーキャンプ行きを命じられる。
    エリックはデクスターを説得し、特効薬を分けてもらうためルイジアナの医師の元へ旅立つ。
    川を下り、2人の冒険旅行が始まった。
    川岸でテントを張って寝た晩、死の恐怖に怯える胸中を打ち明けたデクスターを、エリックは必死で勇気づける。
    彼の具合が悪くなっているのに気づき、途中で便乗した船から金を盗み、陸路に変更。
    たちまち船長たちに見つかって追いつめられた時、デクスターは自らを傷つけ「僕の血は毒だ」と迫って彼らを追い払った。
    エリックは親友をバスに乗せて故郷ミネソタに戻り、デクスターはただちに病院に収容された。
    彼らは病院で看護婦や医師を相手にデクスターが死んだふりをする遊びを繰り返すが、ある日、いつものイタズラの最中に彼は二度と目を覚まさなかった。
    葬式の日、エリックは棺の中のデクスターの腕に自分のスニーカーを抱かせ、代わりにもらった彼の靴を川に流した。

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