機動戦士ガンダム I [DVD]

監督 : 富野喜幸(現:富野由悠季) 
出演 : 古谷徹  鈴置洋孝  飯塚昭三 
  • バンダイビジュアル (2012年5月24日発売)
3.98
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569643735

感想・レビュー・書評

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  • 「映像技術の性能の違いが、作品の決定的差ではないということを・・・教えてやる!」

    子供の頃は、次々と登場する個性的なモビルスーツにワクワクし、
    大人びた味わい深いセリフに憧れ、主人公アムロ少年の成長に自分を重ねながら観ていた。
    子を持つ親になり改めて観ると、さらに味わい深い。
    民間人の少年少女達が戦争で家族を失い戦闘に巻き込まれる話であることが自分の中でクローズアップされ、
    戦争のやるせなさ、悲劇性、悲しみを強く感じる。

    アムロと母親の数年振りの再会シーンも印象的だ。
    すっかり大人びてしまった息子に戸惑う母。戦闘に疲れたアムロは無条件の愛情を求めたが期待は叶わない。
    どちらのせいでもない。アムロは母親に敬礼して別れを告げ、母は再び旅立つ息子に何もできずうなだれ見送る。

    今のアニメの映像技術には遥かに及ばない。
    だが作品の良し悪しは、いい大人達が真面目に心血注いだものにあるということを改めて感じさせてくれる作品だ。

    〇簡潔だが劇的なタイトル
    ガンダム大地に立つ!!~敵の補給艦を叩け! ~ルナツー脱出作戦~大気圏突入~ガルマ 散る~イセリナ、恋のあと

    〇歯切れのよい独特な言い回しが印象に残るセリフ。
    「すごい・・・親父が熱中するわけだ。」
    「こいつ、動くぞ!」
    「戦いが終わったら、ぐっすり眠れるって保証はあるんですか!」
    「二度もぶった。親父にもぶたれた事ないのに!」

    「認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを。」
    「戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ。」
    「見せて貰おうか。連邦軍のモビルスーツの性能とやらを!」
    「モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを・・・教えてやる!」
    「ええぃ!連邦軍のモビルスーツは化け物か!」
    「戦いは非情さ・・・。」
    「笑うなよ。兵が見ている。」「勝利の栄光を、君に!」
    「ガルマ、聞こえていたら君の生まれの不幸を呪うがいい。君はいい友人であったが、君の父上がいけないのだよ。」
    「シャア!謀ったな、シャア!」
    「私の弟、諸君が愛してくれたガルマ・ザビは死んだ。何故だ!?」「坊やだからさ。」

    「弾幕薄いぞ!何やってんの!」

  • もんのすごく絵が古い。もんのすごくストーリーが古い。もんのすごくセリフが臭い。でも、それでも観るたびに心が震えてしまう。なんでだろう

  • 自分が今何になりたい?と聞かれたら「ニュータイプ!」という大人がかなりいそうな気がします。「太陽の牙 ダグラム」で感動をしていた少年時代に追い討ちをかけるように

    「ガンダム」
    https://www.youtube.com/watch?v=Eh8vEvORPzY&list=PL3U-CgcboMfZ91uWumi_DTTaupelVZSRE

    どうせなら1年戦争の歴史を知ってください。ガンダムも当初は視聴率自体は振るわなかったんですよね。アムロの少年期でブライトが常に雷を落としている毎度のシーンは未だにうんざりしてますからね。やはりどうなんだろうかガンダムの転機といえば黒い三連星リック・ドムのジェットストリームアタックあたりからだと思う。

    なにげになんかするにもしても3人揃えばなんでもジェットストリームアタックになってましたからね。僕自身はランバ・ラルとハモンさんの登場からですね。今見てもあのお二人が人として一番好きです。あの潔さ!だからファーストよりもウイングが好みなのかもしれない!

  • 劇場版の三部作まとめて視聴。
    有名なセリフがたくさん出てきて違う意味でも楽しめました。
    ガンダムシリーズは最初にSEEDを見たので、みんなに邪道と言われましたが、これで胸を張れます。

    感想も三作分まとめて。
    劇場版なので細かい設定が抜けてる?
    最初の乗組員が若者が多いという背景をもう少し詳しくほしかった。
    結局ニュータイプとはなんだったのか。
    勘の良い人間という説明だったかんじだけど、勘というのは経験から導き出される無意識の思考だと思うので洞察力と思考力の高さということだろうか?
    ぼんやりしてた時に聞こえた『あえて言おうカスであると。』に正直フイた。
    あと、ミライがモテすぎてちょっとびびった。
    そして、シャアがかっこよすぎる。
    これだけ、長く愛されているのもうなずける作品であった。

  • オリジナルのTVシリーズをもう一度見るのは現実的に難しいので、こうやってダイジェストで見られるのは実にありがたいです。オリジナルを最後に見たのは20〜30年前で、この映画でカットされた場面も追加された場面も皆目分かりませんが、「次のセリフはこれだよね」という予想がバシバシ当たっていくのが我ながら不思議でした。それはつまり、名シーン、名セリフが濃縮された構成になっているわけで、「これはヤバいものを見始めてしまった」と鼻血が出るかと思うほど興奮してしまいました。

    とりあえず感想としては、改めて気づいたことをいくつか。

    本作で一番重要なエピソードはどれかと言えば、やはりシャアがガルマを嵌めるところではないかと。ただの(?)ジオン軍の優秀なエースと思われたシャアが秘密の過去を持つ復讐者であったことがここで明らかになるのです。初見だとさぞ驚愕したことでしょう。ガンダムが連邦vsジオンの単純な戦争アクションではなく、復讐や裏切りをも絡めた重層的な物語となるターニングポイントだったのだと思います。

    次に、正規軍人の殆どが戦死し、民間人が戦闘にかり出されるという事態の異常さ。この状況でアムロがいじけたりノイローゼになるのはむしろ当然の反応なのではと思ってしまいます。ちなみにこのダイジェスト版の短所としては、この民間人たちがあっという間に戦力になってしまったような印象を受けるところですかね。

    あと、次に、宇宙空間から地球に舞台が移り、モビルスーツ戦い方が途中で完全に変わるというのも趣向としては面白い。また、ガンダム男子は大体セイラさんの凛々しさにノックアウトされるものですが、今見るとフラウがめっちゃ可愛いい。これは意外でした。

    さて、ランバラルが出てきたところで終わる中途半端さはなんだかなと思いますが、次作はジャブローだな!

  •  テレビ放送を劇場版として編集した第一段。

     当然話としては端折ってるわけだけど、いいとこだけうまく詰め込んでる感はある。ガンダムはリアルな戦争ドラマでもあったんだなぁ。
     編集で要素を濃くしてる為にかなり意図的に狙ってる感も感じるが、まぁこれは伝説になるよなぁと改めて思う。

     映画編集しておくと人の目にふれやすくはなるわけだからやっぱりこういう作業は必要だったんだろうなぁ。。。

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  • 【ノート】
    ・家内にガンダム正史を速習(笑)させるため鑑賞。久々に見たが、TV版に忠実な話の運びであることを再確認。ククルス・ドアンは出てこないけど、ちゃんと父ちゃんも母ちゃんも出てくる。物足りないのは音楽。TV版の音楽がほとんど使われていないため、名場面の印象が大きく減じてしまったというのが個人的な感想。

  • テレビ版のパンクがⅡ・Ⅲに比べて多く(つまり、映画用新作部分が少ない)のがタマにキズか。ただ、やしきたかじんが歌うエンディングは好き。

  • 一体、ガンダム観るのん何回目?映画3部作は少なくとも2回目。アニメは、、、、わかんない。
    それでも今なお発見する箇所があるってどうよ(笑
    一作目は地球に降り、ガルマが戦死、ギレンがガルマの国葬で演説するとこらへんまで、、、ってかなり中途半端な切り方。

    かなり時代を感じますね。
    とにかく、みんなよく「ぶつ」ビンタばっかり。体罰全盛の時代だったんですね。

    少年アムロの成長物語、、、まだまだ続きます。

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