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- / ISBN・EAN: 4907953042490
感想・レビュー・書評
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ビョンウンは、日本だとムロツヨシかユースケ・サンタマリアか大泉洋かな。
悪いやつなようなそうでもないような。
同性から見た時と、異性から見た時の違いを自覚したい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★★★★★it was amazing
『素晴らしい一日』 イ・ユンギ監督
멋진 하루 / My Dear Enemy
タイラ アスコ
原作はオール讀物新人賞受賞の平 安寿子の同名短編
ヒスは1年前に別れた男ビョンウンを訪ねる
貸した350万ウォンを返してもらうため。
他に話すこと、あるだろ?
「元気だった?」とか「変わったわね」とか。・・ウンウン確かに(笑)
ヒスとビョンウンの新たな金策の1日が始まった
それはヒスが知らないビョンウンの女達に出会う旅でもあった
能天気な甲斐性なしのビョンウンを演じたハ・ジョンウ
しかめっ面で、クールなヒスを演じたチョン・ドヨン
主役2人の微妙な演技が素晴らしい
だんだんと透けて見えてくるビョンウンの人となり
ビョンウンを見つめるヒスに感情を重ねてしまう
韓国映画だけどフレンチテイスト、ジャジーな音楽、
ラストカットのヒスの笑み・・・・心地いい余韻
ビターチョコが口の中で溶けていくような味わい
『素晴らしい一日』・・・素晴らしい映画でした -
女たらしというよりは人たらしのダメ男、でもそのダメっぷりにどこかで救われていたりするんだよね。
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これはかなり好きな映画だった。ゆったり一日が進んでいく。進んでいくにつれて彼女の気持ちがなんとな~くわかってきた。でも、次に観たら、全く違う風に見えるかもしれない。そしてハジョンウ!!!さいこーにかっこいい!!!
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主演の組合せ、スクリーンで観たかったけど地元上映がなく、ようやくDVDで鑑賞。
さすがに2人とも巧くて、さり気ないシーンの続く映画ですが、味わい深く魅せます。ちょっと「いい味の漫画みたいだなー」と思いつつ観てたら、日本の平安寿子氏の同名短編小説が原作で納得(日本公開時に聞いてたけど忘れてました)。2人と、訪ねていく知人友人たちの絡みが面白く、全てを説明しないセリフのやり取りの中に、じわっと身にしみるようなところがあり、引き込まれました。
晴れたり降ったりの、ソウルの街並みも魅力的に切り取られています。 -
ほのぼのとした暖かいものが心に残る良品。
婚約者が失業し、自身も婚約退職したため職がないまま破談となった女性(チョン・ドヨン)。切羽詰まった彼女は婚約者の前に付き合っていた元カレ(ハ・ジョンウ)を訪ね、貸した350万ウォン(24万円ぐらい)をすぐに返せと迫る。しかし元カレも事業に失敗し親の財産まで使い果たして破産しており、手持ちがない。知り合いの女性たちから借りて返すと言う。そこでチョン・ドヨンが車を運転し、彼と一緒に貸し手の女性たちを一人一人訪ねてお願いして回るという一日の話。お金を貸す女性たちも必ずしも楽な暮らしをしているわけではないが、親切で人のいいハ・ジョンウのため友人として少額でも工面する様子を見ながら、チョン・ドヨンは自分が振った当時は見えていなかった彼の良さに気付いていく。
ハ・ジョンウのボケとチョン・ドヨンのトゲトゲしいツッコミという夫婦漫才の雰囲気もあり、演技派の両俳優の力量で、抑揚のないストーリーだけれど最後まで楽しめる。ただ、実際お坊ちゃんのハ・ジョンウの鷹揚な個性がなかったら成立し難い映画だったかも。日本の小説が原作だそうだが、ハ・ジョンウのセーフティーネットの構築方法や夢さえあれば明るく元気に生きていけるところなどはとても韓国的という感じがした。