M (エム) CCP-271 [DVD]

監督 : フリッツ・ラング 
出演 : ピーター・ローレ 
  • 株式会社コスミック出版 (2012年4月3日発売)
4.25
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959321255162

感想・レビュー・書評

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  • 単に犯罪ものの古典かと思ったらとんでもなかった。少女連続殺人鬼という犯人像、それを追う警察の徹底的な捜査と無能、そして何と、犯罪者のシンジケートが犯人を追うという奇想! どれを取っても今でも通用するようなアイデアやセンスであるし、もちろん戦前のドイツ映画だから映像のセンスもいい。そして犯人役のピーター・ローレの目玉! これもまたすばらしいキャスティング。いやはや、フリッツ・ラングってすごすぎる、ドイツ映画ってすごすぎる。

  • ドイツの話。
    少女連続誘拐殺人事件が発端となる。
    最初の方に描写されていたが、確証がないにも関わらず、一般市民が犯人ではない男性を犯人だと疑い、集団で糾弾する様子が非常に不気味で怖かった。日本でもあり得る光景だと思う。
    またサスペンスとしても見応えがあって楽しかった。
    警察と暗黒街それぞれが別に行っている会議を交互に映し出すのもコントっぽくて楽しかった。
    だが、何よりも良かったのはただのサスペンスに終始しなかった点だ。
    法に依る裁判と法に依らない裁判の対比、精神障害を理由に犯罪者を無罪にするのか有罪にするのか。
    現代でも問題となり論争の的となる点を象徴的に描いている。
    この作品がナチス政権以前に作られたというのも皮肉な話だ。
    この映画を観てどんな結論を導き出すのかは、個々人に依るだろう。

  • 序盤のサイコサスペンス劇よりも、後半の私刑で死刑にしようとする裁判劇の方が重要かつ面白い。
    この時代に精神病と犯罪を題材にする先見性よ。

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