NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2012年 05月号 [雑誌]
- 日経ナショナルジオグラフィック社 (2012年4月28日発売)
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感想・レビュー・書評
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「コアラを救え!」
オーストラリアでは、交通事故に遭ったり犬に襲われたりして、
命を落としてしまうコアラが後を絶たないらしい。
一週間に死んだコアラ達の写真が痛々しかったです。
250年前と比べて、コアラが生息できる森が何と減った事か!
後から勝手に住みついて森林を伐採し続ける人間達が、
「保護しなくてはならない」とは、おこがましさすら感じるのですが、
コアラが激減しているのは事実。悲しい事ですね。
「エジプト 革命の行方」
アラブの春以降、エジプトはどう変わったのか?興味深いです。
治安の悪化、失業者の増加。日本にいると全然情報は入って来ない。
でもまさかこんなに酷かったとは……。
民主主義の入り口に辿りついただけで、
民主主義を実現させたわけではない、という言葉が印象的です。
理想と現実との乖離は、いずれ解消される時が来るのでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
特集:コアラを救え!◆よみがえる南北戦争◆森の名演奏家、マイコドリ◆アイスランドの絶景◆エジプト革命の行方
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南北戦争 コアラを救え アイスランド エジプト
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気になった記事は次の2つ
「森の名演奏家 マイコドリ」
マイコドリは求愛の時、踊りや音楽を披露する鳥。
「音楽」というのは「さえずり」もそうだが、それ以外に翼を打ち当てて出す音の事も指している。
翼の骨の一つに何本かの線状の隆起があり、その隆起に他の骨をこすりあわせて音を出しているらしい。
要するに翼の端がヴァイオリンになっているようなもの。
ただ、この「楽器」のために、他の種類の鳥より骨が重くなってしまっている。
一体、なぜ、こんな方向に進化したのか、ぜひとも本鳥に聞いてみたい。
「コアラを救え!」
言わずと知れた、オーストラリアの象徴とでも言うべきコアラ。
コアラ自体は大事にされているが、そのコアラの生息地が激減してしまっている上に伝染病が追い討ちをかけている。
しかもコアラ減少の深刻さが多くの人に伝わっていないらしい。
さすがにオーストラリアの人もコアラを「どこにでもいる」とは思っていないだろうが、日本のメダカのように多くの人が危機意識を持たないまま、ある日突然、「絶滅寸前」と言われて怯む、という事だけは避けてほしい。