ジキル博士とハイド氏 (創元推理文庫) [Kindle]

  • 東京創元社
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感想・レビュー・書評

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  • 中学生の時に一度読んだけど内容をすっかり忘れてしまったので再読。

    絞首台に送られるよりもハイドが出てくることに恐怖を感じているところが二面性が強くて良かった。
    話の量はそこまで多くないので読みやすいと思う。

  • 「向こうが隠れ役(ハイド)なら、こちらは探し役(シーク)だ」

    善が心の何処かで悪を求め、善と悪とを分つ事ができたなら、それは真の幸福なのか?

    例え1対9でも、拷問にも似た相剋の中で悶える姿の方が、より人間らしいのではないか。

    /////

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    厳密にはミステリと言えないけれど、私の場合はこの作品ですかね!

    両親から『少年少女文学全集』と言う分厚い本を渡されて放置プレイされた私が真っ先に喰い入るようにして読んだのがこの抄訳版。

    数十年ぶりに完全版を読み、あの頃の気持ちが蘇りました(孤)

  • 辞書的に知ってはいるが、読んだことのない話シリーズ。ハイドになると体格が縮むのは、質量保存の法則からいうと変だけど、その側面が成長する時間がなかったという説明には妙に納得した。

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  • ストーリー自体は良く知っているけれど、ちゃんと読んだのは初めてかも知れない。
    人間の心について考えさせられる。
    ただ、現代の医学、人間は、神の領域に手を出していて、この作品で問われた倫理観をとっくに破壊してしまっている、と改めて感じた。

  • 原作を読まなくても「ジキルとハイド」ということばの持つ意味を知っている人が多いと思う。私もその一人だった。原作を読んでみてその意味がよくわかりとても面白かった。ここまで極端でなくても私の心にも嫌なことがあるとたまに小さなハイドが現れそれを出してしまいたいのだが何とかジキルが抑えてくれる。ジキル博士のようにハイドに変身して心のすべてを出せたらどんなにすっきりするだろうと思う。ハイドになったら今の幸せな生活は終わる。ジキル博士はハイドになった時の解放感から逃れられなくなりついに元の姿であるジキルに戻れなくなってしまう。ハイドの時の快感を忘れられなくなってしまう。

    犯罪を犯す人々は皆ハイドが優位に立ってしまった結果なのではないかとふと思った。完全なる極悪な人間はいないと信じる・・・
    最後の時までジキルでいたいものだ。

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