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本 ・電子書籍 (21ページ)
感想・レビュー・書評
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2002年
昔、話題になりベストセラーになった本です。
男性と女性の違いを、脳科学の見地からアプローチした本です。
実際にあてはまることも多いですね。前半部分は割とあるあるで、うなずく部分も多かったです。本全体のイメージとしては、男女関係に焦点をあてているような感じでした。
最近は、男女の役割分担が曖昧になって、ジェンダーフリーという言葉の意味するように、性差別のない社会を作ろうという風潮が当たり前のようになっています。以前話題になったトイレや、小中学校での男女混合名簿など。
しかし、男性、女性には、肉体的な明確な違いがありますし、脳機能的にも違いは明確なので、すべてにおいて男女平等はありえないでしょう。もちろん、本書でもいっていますが、個人差があるので、女性でも空間認知能力が高い人もいれば、男性でもコミュニケーション能力に長けている人もいます。結局は、適材適所かな。
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「男と女はちがう。どちらが良い悪いではなく、ただちがう。」
男と女がもっとも充実した人生を送るには、お互いの弱点をあげつらうのではなく、性による違いを理解するしかない。
木下勝寿さん推薦の一冊。
縦列駐車ができない女、歯を磨きながら拭き掃除のできない男。
を例に秀逸なメタファーが圧巻で共感の嵐。
男女を画一に扱う思想も、その思想が目的になった瞬間に砂の城となることがよく分かる。
異性を知りその強み・特性を活かした(個人差はあるが)関わりや組織が今後は飛躍するに違いない。 -
北の達人コーポレーション 木下勝寿社長のYoutbeで紹介されていたのを見て読み始めた。感想、「中学生の頃に知りたかった!!!」
異性との恋愛や、友人として・同僚として・上司・部下としてのコミュニケーションが、なぜ噛み合わないのか。特に(男性の私から見て)「地図が読めない」・「色々なことに気が付く」・「ロマンスを大切にする」などは、そもそも脳や体の構造が生物学的に違うから!なんでそんな単純な(?)ことに気づかなかったのか。読了前後で世界が一変した!(ああ、女性は、今自分が見えているこの映像より、カラフルに世界を見えているんだなあ。上下左右ともに視界が広んだなあなど)
例えば、左右の脳をつなぐ脳梁が女性の方が太いため、女性はマルチタスクが得意(逆に左右の違いが分かりづらい)。だから秘書は女性が多い(男性優位の社会が作り出した結果とは言い切れない)。男性は逆に感情が行き来しづらいため(どちらかというと)感情的になりづらい。白目が女性の方が広いため、視野が男性より広い。女性ホルモン・男性ホルモンの働きの違いなど。これは科学的に裏付けられた、客観的な違いなのだ。更に本書では、進化生命学の観点から「すべての生命が死ぬ理由」にも踏み込んで解説している。
2000年初頭の本とは言え、ポリコレ・男女平等が叫ばれる時代に、痛快に男女の「差」を説明してくれる。素晴らしい良著だった。これを出版当時に知っていたら、もっとうまく生きられたんだろうな〜 -
〇〇のトリセツシリーズの源流ってこれだったんだな。
科学者の間では当たり前のこと「男女の脳の回路の違い」を恐れずに公表したっていうのがなかなか面白い。宗教は同性愛を認めないし、フェミニストは同等であることを求めるし、出て行ったら打たれること間違いない話題だけれど、ベストセラーになったということは、おそらく多くの人が実感を持って読むことができたということなんだろう。
これが全てでは無いし、個人差はあるけど、男女を画一的に育てることのデメリットもあるのなら、知っておいて損はないだろうと思った。
追記
男性女性でそれぞれ向いていることが違う(脳の回路が違うから)が事実だったとして
今現在でも社会の構造としては男性が有利になるように作られている(男性側の意図に関係なく、男性ばかりで作ったのだから女性の視点がないことは確実)のだから、本書の内容を認めてしまうと、女性が社会的に高い地位を得られないように恣意的にこれを利用する男性が出てくる可能性が高い。そのためにフェミニストでなくても女性としては男女で脳に違いがあることをあえて認めない方がいいと思うのだろうか。あるいは、女性にも男性同様の働きを求め、できなければ評価をしないことができ、そしてそれを是正する必要もないいまの状況を維持できるためにこれを認めない支配者層の思惑もあるのだろうか?などと考えた。 -
男女それぞれに向いている仕事はありますよね。違う生き物なので、それに応じた取り扱い方が必要です。あまり平等をいうのはどうかと、そう科学的に言っていただいているのでもやもや感が少し晴れました。
「ブルーの靴と、シャンパンゴールドの靴、どっちがいい?」← 男の意見なんか聞いちゃいない。自分の気持ちはとっくに決まっている。すご~く、思い当たる節がありました。なるほどな~ -
男女を偏見なく科学的に意見している名著である。
是非、異性間で悩んでいるなら一読の価値はある -
この本が出たの、もう10年以上前になるんですね。
当時、気になっていたものの読まないままでした。Kindleでセールだったので、読んでみた。
男の脳(思考回路)と、女の脳(思考回路)は、元々違うので、その違いをキチンと認識しましょうね。
と言う主旨の本です。
面白いのは、その例えとして書かれた内容が、恐ろしく合っている。全編を通してニヤリの連続です。
社会的に男に求められる能力が、近代で大きく変わりました。また、女性は求めるられる能力が変わったものの、基本的な目的は変わって無い。
ニヤリな内容の中にも、大切な事が沢山詰まってました。
この本の内容を、お互いに理解していれば、夫婦喧嘩は無いかも(って、そんな単純じゃないか・・・)
巻末で結んでいるのは、
「男と女はこんなにかけ離れているにも関わらず、その関係はうまくいっている。それは人間関係を円滑にして、家族をまとめあげる能力を持つ女に負うところが大きい。」
と言う事。
やっぱり結局、女性は居ないと社会は成り立たない。そして、、
「男は、力と達成とセックスを求め、女は関係と安定と愛を求める。この事実に腹を立てるのは、雨が降ったとき空をなじるようなものだ。」
だそうです。なるほどです。 -
男性と女性の違いを読み解いた本。かつて世界42カ国でNo.1となったベストセラーです。
男性と女性の本質的な違いを知ることは男女の関係を円滑にするのに不可欠です。
フランクに書かれており、内容量も豊富なので気になる方はどうぞ。 -
前半が面白かった
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男女の違いを科学的に解説してくれる本。
自己分析、他者理解どちらにも役立った。
人の違いは、まず個体差(個人差)があるから、男女や国籍や年齢といった差は一旦置いといて、まずは一人の人間として尊重して接しようという気持ちが私の中にはある。(実際にできているかは別だけど、気持ちのスタンスとして)
その時、多数派の傾向を個人差の一つと考えるのは限界がある。だからやっぱり違いというものに焦点を当てなきゃいけない。
ただ、男女の違いを浅い所で議論してたら、きっと差別を生んでしまうリスクがあるだろう。けどこの本はかなり根本からアプローチしている。すごく深い分析で、他者理解に自然と進んでいく。
そして男っぽさと女っぽさどちらも、誰しもが少なからず持っていると思う。自分はどの辺に位置するかって考えると、かなり客観的に自分が見えてくる気がした。
アラン・ピーズの作品





