火垂るの墓 [Blu-ray]

監督 : 高畑勲 
  • ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン (2012年7月18日発売)
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241713568

感想・レビュー・書評

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  • 太平洋戦争末期を舞台に、自ら戦災孤児の道を選んだ兄妹を描いたアニメーション。
    神戸大空襲で母も家も失い、西宮市の親戚の家に身を寄ることになったものの、その待遇に不満を感じ、孤児の道を選んだ兄妹。
    しかし十分な食料を確保出来ず、畑を荒らしたり空き巣に入ったり、そして徐々に衰弱していき…
    といった流れ。
    はっきり言って感動要素皆無。
    冒頭から絶望で後味も非常に悪いです。
    監督が何を伝えたかったのかもよくワッカラ-ン\(^Q^)/

    まぁ、一度は観ておくべき作品かもしれないですが二度と観たくない作品です。
    よかったらチェックしてみて下さいな♪

  • 誰を責めることも出来ない話だろうと思う。冷たく厳しい態度を取る叔母も、未熟さゆえにその家を飛び出し、妹と共に野宿をはじめる清太も、兄妹に手を差し伸べない周りの大人も、誰も責められない。戦時下という状況の中、人殺しが正当化される戦時下という状況の中、この物語に登場する誰をもその罪を咎めることは出来ない。

    そしてこの物語は反戦を積極的に訴えているものではないようにも思える。
    ただ主人公の生き様を写しているのみ、つまりこの映画を見て反戦と捉える人は多かれ少なかれその人自身が戦争を否定している人なのだろう。

    唯一製作者の主張が如実に現れる部分は、最終部分の、清太と節子が寄り添って丘の上から現代の日本を見下ろす部分である。

    そこにこそ、この物語が投げかける主題があるように思う。

    ただただ主人公たちに感情移入して見れば救い様の無い話である。が、物語が伝える主張として、果たして本当に救いは提示されていないのだろうか。

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著者プロフィール

高畑 勲(たかはた いさお)
1935年10月29日 – 2018年4月5日
三重県宇治山田市(現・伊勢市)生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。長編漫画映画『やぶにらみの暴君』(『王と鳥』の原型)の影響で、アニメ映画を作るために東映動画入社。テレビアニメ『狼少年ケン』で演出デビューし、劇場用長編アニメ映画『太陽の王子 ホルスの大冒険』の監督を務め、宮崎駿と共に作品制作にあたる。
その後Aプロダクションに移籍して『ルパン三世』 (TV第1シリーズ)後半パートの演出を宮崎と共に担当。映画『パンダ・コパンダ』の演出を務める。ズイヨー映像(のちに日本アニメーションに改組)に移籍したのち、『アルプスの少女ハイジ』、『母をたずねて三千里』、『赤毛のアン』、『未来少年コナン』などの演出、『じゃりん子チエ』アニメ映画監督とTVアニメチーフディレクターなどを担当した。
その後、宮崎駿・鈴木敏夫らとスタジオジブリを1985年に創設。これに前後して『風の谷のナウシカ』(1984年)、『天空の城ラピュタ』(1986年)のプロデューサーを皮切りに、ジブリ作品に積極的に関わった。『火垂るの墓』(1988年)、『おもひでぽろぽろ』(1991年)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)、『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999年)、『かぐや姫の物語』(2013年)監督・脚本を務める。実写映画『柳川堀割物語』(1987年)脚本・監督も務めたが、作りこみすぎて製作期間を延ばしてしまい資金を使い果たしてしまったことが、『天空の城ラピュタ』とスタジオジブリ誕生の遠因にもなっている。
映像作品以外にも本の著作があり、『映画を作りながら考えたこと』『アニメーション、折りにふれて』といった映画に関わりが深いものから、『君が戦争を欲しないならば』といった講演を元にした著作など、幅広い切り口の評論を残している。
仏文学科出身ということもあってフランス語に堪能で、関わりが深い。在学中に影響を受けたフランスの詩人・作家、ジャック・プレヴェール『ことばたち』『鳥への挨拶』の翻訳を行っており、さらにはプレヴェール脚本のアニメ『王と鳥』、ミッシェル・オスロ監督の長編アニメーション映画『キリクと魔女』字幕翻訳にも関わっていた。

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