- Amazon.co.jp ・電子書籍 (403ページ)
感想・レビュー・書評
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初の江戸川乱歩作品を読みました。
作風がとても独特ですぐにその世界観に引き込まれました。
時代は大正時代で当初の特色も上手く抑えられており、勉強にもなります。
内容としては、生まれながらの畸形や同性愛等、本来ならば触れるべきではない所が一切のカモフラージュもなく表現されていて、それが本書のリアルな息遣いを感じました。
道徳観、悪徳、悲壮感、偏愛などをテーマに繰り広げられるあまりに濃い内容に感服させられました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なかなかスリリングで面白い。特に後半の島に渡ってから。前半は主人公の独白という感じで少しダラダラする。場面展開では「この話はここまででひとつお預かりとさせていただき」というフレーズが出てくるが、横溝正史氏の初期のジュナイブルでも好んで使われている。この時代の流行りの口上だったのだろうか。まるで講談話のようだ。
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乱歩、久しぶりで読んだけど、これは・・・。もう2度とこういう作品は生まれないナ。(;'∀')
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初めての江戸川乱歩。長いなぁと思っていたのですが、割とサクサク読めてびっくりしました。腐女子なので、諸戸と蓑浦の関係も気になり、サクサク読めたのかもしれません。
水が苦手なので、地下のシーンでは息切れしながら読んでいたくらい鮮明な文章で、やはり名作と言われているだけあるなと思いました。 -
たまに読みたくなる狂気の世界。自己愛の世界が好きなのか、ホモゲイの世界が好きなのかわからないが、ある種の美意識に共感してしまう。
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prime readingで読みました
久しぶりにイッキ読みする小説に出会いました
この時代でなければ、江戸川乱歩でなければ、この作品は生まれなかったなぁ -
初めて江戸川乱歩の本を読んだ。ミステリーというよりホラーだった。電子書籍のせいかもだが、読みやすい本だった。
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江戸川乱歩は子供の頃に短縮版(だと思う)を読んだきりだった。Kindle Unlimitedで読めるものが増えたので借りてみた。
おどろおどろしい。