Peace [DVD]

監督 : 想田和弘 
出演 : ドキュメンタリー映画 
制作 : 想田和弘  想田和弘 
  • 紀伊國屋書店 (2012年7月28日発売)
3.62
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215076722

感想・レビュー・書評

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  •  想田和弘監督のドキュメンタリー。監督の義父が猫達に餌をあげながら福祉有償運送をする日常を撮っていく。

     「なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか」にこの映画の製作の裏側が書かれているが、平和を題材とする短編を依頼された想田監督は特にそれを意図せず義父を撮っていく中で、猫達の共存と利益にならなくても福祉に関わっていく人々の姿から平和をテーマとしたドキュメンタリーをつくっていく。戦争体験を語る末期ガンの老人、ボランティアにならざるを得ない福祉の現場で鳩山総理(当時)の福祉政策の演説が全く耳に入らない義母。。。 不思議な偶然がドキュメンタリーに力を与えていく。
     そこには一切の戦争も危険もない。でもこれは確かにPEACEをテーマとしたドキュメンタリーである。

     レンタルDVDは豊富な特典映像がないようなので注意。

  • 誰もがいつかは迎える「老い」について。

    とても現実的だけど、でっていう。

  • 想田和弘監督の、「観察映画・番外編」。

    障害者向けタクシー事業をやっている想田さんの義父の様子と、そのサービスを利用する人々、義父が可愛がる猫たちの様子をおさめた作品。まったりめ。

    ドキュメンタリーを観る時は、それが客観的な映像ではなく、それが「カメラという異物」の前で展開された光景であり、またそうして撮られた素材がさらに編集されている、ということを考える必要があるのだが、なんだかそうとは思えない「自然な」映像であったように思う。

  • デイサービス利用者とともにお寿司を食べ、靴を買いに行くという現場のリアル。行政末端での現状社会福祉の淀み。野良ネコの力関係と利権。映像が目に来る心に来る。

  • 「平和へのヒントは野良猫たちから教わった」


    一貫して台本・ナレーション・テロップ・音楽を使用せず、自ら“観察映画”と位置づける「精神」の想田和弘監督によるドキュメンタリー。
    監督の妻の実家に住みついた野良猫グループと突如現れた泥棒猫との確執や、かつて兵隊だった91歳の独居老人をボランティア同然で介護・支援する義父母の姿、その義父母自身にも迫る老いにカメラを向け、平和とは、共存とは、そしてそれらの条件とは何かを観客に問いかける2011年香港国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞受賞作。
    岡山県岡山市。柏木寿夫は、養護学校を定年退職した後、障害者や高齢者を乗せる福祉車両を運転している。車椅子ユーザーのヒデちゃんと公園を散歩したり、実家に帰省していた安田さんを施設に送り届けたり、植月さんの買い物に付き添ったり、一緒に回転寿司を食べたり。その傍ら、寿夫は自宅の庭で地域の野良猫たちにエサをやり続けている。ところが最近、外部の“泥棒猫”がエサを目当てに庭へ侵入、にわかに猫社会の緊張が高まり、頭を悩ませている。
    寿夫の妻・柏木廣子は、高齢者や障害者の自宅にヘルパーを派遣するNPOを運営しているが、国の福祉予算の削減で苦しいやりくりを迫られている。しかも家では、夫の猫の餌付けのことで頭が痛い。廣子は週に一度、91歳になる橋本至郎の生活支援に出掛ける。
    橋本はネズミとダニだらけのアパートに一人暮らし。生活保護を受け、身寄りはなく、己の老いと死を見つめる日々を過ごしている。タバコを吸うのが唯一の楽しみだという。寿夫の車に乗って病院へ通う彼は「みなさんに迷惑をかけるから、早く往生せにゃあ」と口癖のように言う。そんな橋本には、戦争中に赤紙が来て、兵隊として徴集された過去があった。ある日、その記憶が突然よみがえる……。

  • 「精神」よりも身近な日常、将来を感じることが出来る。
    ピース吸うてるおじいちゃんをかっこええと思てしまう。

  • 家族のいない孤独な長寿。
    死に方の幸不幸を考えずにはいられない。
    メメント・モリ!

  • 人生つらいことしかないけど必要としてくれる人とかかわいい人見つけて惰性でも何でもなんとか生きてる感よく出てて良かった。

  • 岡山に住む柏木夫妻は障害者や高齢者のボランティア同然の支援活動を行っている。
    柏木家では野良猫に餌をあげ可愛がっているが、ある日から新入りの泥棒猫が現れるようになる。

    ドキュメンタリーからナレーションと音楽を無くした想田監督の観察映画シリーズ番外編。
    やっぱりこれは柏木夫妻が支援している人々と猫達を重ねてみるべきなんだろうと思う。

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