伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書) [Kindle]

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  • 大問題にいきなり結論を出そうとすると、考えるのが面倒になるか、陳腐な結論になるか。そして書くことがいやになってしまう。こういう時は、「答え」ではなく、「問い」の方を探すことが。つまり、一つの大きな問題を考えるために、有効な、具体的で小さな「問い」をいくつも作って、自分にインタビューすることで、考えは前に進む。

    読み手は、まだあなたの意見を読んでいなくても、問いの立て方だけで、あなた独自の見方・センスを感じ取るのだ。

    テーマ関連の情報を仕入れるのは、その刺激によって、自分の問題関心がどのあたりにあるのか、掘り起こすためだ。

    自分という存在が関わることで、相手の新たな引出しを開けるのだ。もちろん、このやりかたは、はずれることもあるし、押しつけになることもある。だからこそ、慎重に、勇気をもって、自分が空いてに向き合う意味がある。

    常に読み手にとって心地よいことを書いていけば、相手に嫌われないが、それでは書く意味を見失い、読む側の興味も失せてしまう。相手という個性に、自分として向き合ったとき、自分の中に沸き起こってくるものがある。その相手だからこそ言いたいこと。自分にしか言えないこと。そういうものに、私たちはもっと忠実になっていいと思う。~中略~それでも違和感という形で、ときに反発という形で、相手の潜在力を揺り動かすことができれば、相手を生かし、自分を相手の中に生かしたことに他ならない。自分にしか書けないもので、互いの潜在力が生かされるとき、相手とあなたが出会ったことは意味を持つ。あなたが書くものは、相手にとってかけがえのない意味を持つのである。

    人が持つかけがえのない力を生かし、伸ばすサポートをするのがライフワーク。

  • 2011年1月初版
    山田ズーニー 著
    ==

    編集・文章そしてその指導の最高峰が、精神論だけに陥らない文章術をしたためた1冊。

    すべての、人と関わりながらそれでも自分のやりたいことを少しずつでも実現したいと思う人に読んで欲しい一冊。とっても情熱的でとっても冷静な1冊。

  • 「論点」や「問い」の考え方がわかる。何度も読み返したい。

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プロフィール

全国各地で、表現教室のワークショップ、大学講義、講演などを通じ、表現力・考える力・コミュニケーション力の育成に幅広く活躍中。『伝わる・揺さぶる!文章を書く』『おとなの小論文教室。』他著書多数。

「2018年 『理解という名の愛がほしい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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