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感想・レビュー・書評
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現在の株式市場は、プロがしのぎを削っているため、いかに効率的で、株価が上がるか下がるか予想することはほぼ不可能ということが分かった。
そこで出てくるのが、株式リスクプレミアムとポートフォリオ理論。
株式はリスクが高いため、国債よりも期待リターンを払わないと投資家を呼び込めないため、その分が期待値プラスとなる。
ポートフォリオ理論を組むことで、ボラティリティがなめらかになり、期待値そのままでリスクのみを下げることができるため、結論市場そのものを買えばよい。
そのために、TOPIXやS&P500などのインデックスファンドが存在する。
ヘッジファンドなどのアクティブ運用が血の滲むような努力をして市場を効率化することによって、インデックスファンドのパッシブ運用がその努力にタダ乗りできる。
インデックスファンドを買っておくだけで良い成績を出せるのなら、全員がインデックスファンドを買えば良いとなるが、人間は他の人よりも賢いと思いたい、オーバーコンフィデンス・バイアスを持っているため、アクティブ運用は減っていかない。
このようなパラドックスによって、市場が効率的な勝つか負けるか五分五分のゲームとなり、コストの分だけいつも負けるファンドが完成する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
メルマガなんかで有名な藤沢さんの本著
ん〜サクッと読めて面白いですよ〜〜〜
効率的市場仮説に基づく株式市場、インデックス投資が最強って結論なんだけど、わかりやすーく解説されてて納得しながら読めた
藤沢さんってなんか鼻につく文章なんだけど、ストレートに思ったこと書いてそうでいいなあって思う -
投資のプロによって、市場が効率的に保たれているので、プロとサルは同じ成績になる。
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目からうろこの論理展開。何が「なるほどねー」なのかは読んでのお楽しみ。