人を助けるすんごい仕組み [Kindle]

著者 :
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (320ページ)

感想・レビュー・書評

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  • ふんばろう東日本支援プロジェクトのマネジメント事例の紹介。そもそもこのプロジェクトのことをよく知らないまま読んだのだけれど、プロジェクトもすごいし、これだけの大規模プロジェクトが上手く回ったというのもすごい。「東日本支援」という大目標があったからこそなのだと思う。

    ボランタリーな組織運営にはたくさん関わってきたけど、その教訓がたくさん詰まっていると感じた。ボランタリーな組織でのプロジェクトマネジメントは仕事でのプロジェクトマネジメントとは異なる部分がたくさんあり、気をつけるべき点がたくさんある。

    書籍には上手くいった部分が中心に書かれてあったけど、おそらく上手くいったことの裏には上手くいかなかったこともあると思うので、そういう話ももっと知りたい。



    「目的とビジョンだけは共有し、計画は立てず、必要と思ったプロジェクトを立ち上げて、そのために必要なお金を集め、よいと思ったことをやって、よくないと思ったことはやらず、勝負所にはリソースを集中させ、任せられるところは任せて、帳尻だけは合うようにして、最後は『やってよかったね』で終わるようにする」

    --
    情報拡散ツールのツイッター、組織運営ツールとしてのfacebook(サイボウズLive)
    一銭のお金も動いていないのに、何とかしたいという気持ちで動いている
    成功すると、愉快になってくる。愉快性がないと続かない。
    5%は仕方ない
    原理というのは、それに沿ったから必ずうまく行くというものではないが、それから外れると必ず失敗するというもの。状況を捉えそこねると必ず失敗する
    金銭的な支援をしてくれる人の関心は「被災者のために」「すぐに」「効果的に」使ってくれること。「できれば簡単に」
    プロジェクトに「価値」を見出してもらうには、それに「関心」を持ってもらう必要があり、そのための「きっかけ」を与える必要がある
    僕という飛行石を中心として、みんなの気持ちだけがエネルギーとなり、空に浮かんでいるラピュタみたいなもの、バルスと唱えたり飛行石の力が失われたり気持ちがなくなった時点で崩壊する
    どこに何を言えば伝わるのかわからないというのが、不満の原因
    管理や統制することよりも褒める、励ますといったポジティブなリアクションをする
    組織を再編すると同時に組織図の完成を急いだ
    踏ん張り続けていたため、自分たちの歩みを振り返ることもしてこなかった
    ボランティアはモチベーションで動いている。一戦必勝が必要。
    反省会はしない
    反省会はモチベーションを奪う
    ボランティア組織にとっては致命的
    無理な注文をすることも多く、頼まれたからやってあげているという形になりがち
    投票や多数決を行ったことはない。政治ゲームが始まる。
    ボランティアには、長距離選手とリレー選手がいる
    よい所を見て適材適所
    自分で頑張ってると他の人になんでもっとこうしてくれないんだと思ってしまうけれど、ほんの少しでも何かしてくれたら感謝
    強くてやさしいコミュニティ
    絶対やめたほうがいいのに、と思ってるのに言えない状態になったとき、組織は必ず衰退する
    思ってることを言えない雰囲気だけはつくってはならない
    「要請主義」とは、被災自治体が軽症であることを前提としたシステム。瀕死の場合は機能しない
    公平主義の呪い

  • あの当時のことを思い出して読んでいた。

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