もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら [Kindle]
- ダイヤモンド社 (2009年12月3日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (220ページ)
感想・レビュー・書評
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ドラッカーの『マネジメント』のエッセンスを抽出し、”高校野球で甲子園に行く”という身近な例に置き換えて小説仕立てで説明している。
所々本文を引用する箇所があるので、実際のマネジメントの基礎を学ぶことができる。ここからマネジメントに興味を持つきっかけ作りには最適であろう。
久しぶりに再読をし、改めてマネジメントの重要性を思い知らされたので、今度こそは『マネジメント』を読み進めていきたいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現実にはこれほど迄にうまく事が運ぶ事は無いだろうけど、本の通りに行動した結果、余りにもうまく行きすぎる物語に涙してしまった。
文章も淡々として、分かりやすい言葉で書いてある為、非常に読みやすい。
3度も読み返してしまった数少ない本の中の一冊だ。 -
組織としてどうあるべきか、自分はどう動くべきか悩んでいたが、この本を読むことで示唆が与えられた。我々の顧客を定義し、その顧客から求められる存在でありたい。
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【感想】
経営学の中でも、「組織」について多くのことを学べる一冊。主人公の高校野球のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』から部活動をマネジメントする。それぞれの長所を生かし、徐々に活動の輪を広げていき、最終的に甲子園に導くことができるのか。読みやすかったが、立場にもよるため、マネジメントできる環境の人には必読の一冊。
【アクションプラン】
・一人ひとりと対話する。
・その人の長所を見つけ、役職を与える。
・「自身が役に立っている」という感覚を常にもつ。 -
今話題の本。
買おうかどうか迷っているとき、家電芸人・徳井の「買いたい時が買い時や」の言葉を思い出して購入に至った。
高校野球部のマネージャーになった主人公・みなみが、「経営学の父」といわれるドラッカーの『マネジメント』を読んで甲子園を目指すプロセスを描いたサクセスストーリー。
自分がテニス部の顧問になった姿を想像しながら読んだ。
野球部の定義を導き出す、部員の欲求を面談によって明らかにする、練習メニューに「競争・結果・責任」という要素を取り入れる、など組織管理のノウハウがたくさん詰まっている。
そして、僕が何よりも大切だと思ったのは「努力よりも成果が重要である」ということ。
「結果よりもプロセスが大切だ」という言葉はよく言われるけれど、やはり成果を出さなければ意味がないのだということを学んだ。
西東京地区の決勝戦を描いた第8章、マネジメントとか全然関係なくなってふつうの青春小説になっているのがちょっとおもしろかった。
表紙と挿絵は萌え系(?)の女の子の絵だけど、中身はわりとしっかりしていると思う。 -
ブームから15年経って今更読了。ドラッカーの大作「マネジメント」を、高校野球部という身近な組織で実践した場合のストーリーを吸収することができ、とても学びになった。特に顧客の定義。マネジメントも読み返したいと思う。
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【マネジメントを理解するための最初の1冊】
社会人になったばかりの人や、人を1人でもマネジメントする立場になった人で、マネジメントがよくわからないなら、まず初めに読んだ方が良い本。
物語で非常に読みやすい。
この本で基本を知り仕事で実践しながら、並行して他の本や動画などで、マネジメントについて知っていけば良いと思う。