Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 07月号 [雑誌]

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感想・レビュー・書評

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  • 小売業特集。
    「オムニチャネル・リテイリング」の考え方が興味深かった。
    バーチャルと、リアルを統合させた上で、顧客に商品を提供する。「O2O」の議論の流れで今後考えさせられる観点だと思う。
    あと、アップルストア立ち上げの記事は、読んでいて面白かった。
    今後の考え方としては、リアルとバーチャルをどれだけ橋渡しができるか。
    元々クリック・アンド・モルタルといったキーワードであったけれど、より重要性を増したということなのか....。

  • メインテーマではない、13の提言に刺激された

    メモ
    ┌マネジメントとは、他人を通して事をなすこと
    │ ├他人の力を統御するのがリーダー
    │ ├良し悪しは従属する人数ではなく、支援する人数によって決まる
    │ └人間好き、バイタリティ、決断力、情と理のバランス
    ├社員のタイプに応じて働く意欲を引き出す
    │ ├常時仕事に没頭し、燃え尽きるリスクがある:
    │ │ └過重な負担を負わせない。特に自身で立ち上げたプロジェクト
    │ ├一部の仕事に偏って没頭する:
    │ │ └断続的な熱意を引き出すため社内関与を広げ高めるように勧める
    │ ├一貫性もあり信頼できるがパフォーマンスは上位2者ほどではない:よくわからない
    │ └批判、敵対的:
    │ └目に見える評価システムなどの導入
    ├AmazonのROIは17%。既存小売業は6.5%
    ├NBO (Next best offer)
    │ ├適切なタイミング、価格、チャネルで、望まれる製品・サービスをoffer
    │ ├デモ、サイコ、履歴、ソーシャルロケーション、チャネル、時刻曜日
    │ └伝え方:店頭、携帯、レシート
    ├小売業の国際化
    │ ├グローバル化は財務的効果に直結しない
    │ └キーポイント
    │ ├要は自国市場、市場には常に新しいものを
    │ ├相乗効果より差別化
    │ └参入タイミングが重要
    └HBR13の提言
    ├国の借金の多くをDEBT型から、国の財務収益に応じたEQUITY型に変えてはどうか
    ├給与と成果を切り離してはどうか
    │ ├成果連動給は、従業員が評価にかかわる仕事ばかりを重視する(マルチタスク問題)
    │ ├成果連動給は、本来のモチベーションや達成の喜びまで締め出してしまいがち
    │ ├人は金銭のみを目的に働く存在ではない。
    │ │ └他人の幸福を大事に思い、同僚から認められることに価値を見出す
    │ ├高い給料を第一とする者ではなく、真に仕事に関心を持つ者を採用する
    │ └事前に決めた評価基準ではなく、会社の利益の一部を貢献度に応じて還元する
    │ └従業員の愛社精神も強化してくれる
    ├海洋の20%を禁漁区に
    ├ベンチャーキャピタルは大胆な投資を
    │ ├忍耐を。売り急ぐな
    │ ├コンサルティング(子供を監視する大人)は不要
    │ └分別をもってリスクを受け入れる
    ├肥満と飢餓への解決策
    │ ├世界の珈琲輸出の90%は3社の手に握られている
    │ ├アメリカの牛肉の81%は4社によるもの
    │ ├アメリカのトウモロコシ輸出は3社によるもの
    │ ├大量生産食品と、地域の中小農業製品との妥協点を見出す
    │ └食生活の改善は、健康増進と医療費節約につながる
    ├BOP (bottom of pyramid)に電力を届ける
    ├NASAに本来のミッションを
    │ └国際宇宙ステーション
    ├顧客データはもはやマーケティングツールではなく、顧客のものになる
    │ └ほしいものを探して店舗やオンラインショップを一軒一軒回る必要はなくなる
    ├自分が望む死に方を選ぼう
    │ └どこで、どのように「自分の望む死に方を表明し、それが尊重される環境を築く」
    │ └類似変革-出産。女性を分娩台からおろさせた
    ├アフガニスタンで中国と連携すべし
    │ ├中国は南アジアを戦略上の緊急課題とみなしている(パキスタンと親密な関係を培ってきた)
    │ └ペルシャ湾にいたる石油・ガスパイプライン
    ├クラウドソースで上司を査定する
    │ └SpeakTruthToBoss.com
    ├世界の発展は私立大学の活用から
    └犯罪防止に民間企業の活用を
    ├230万人のアメリカ人(全成人の1%以上)が刑務所に入っている
    ├2011年で政府は刑務所のために680億ドルを費やしている
    └テキサスの受刑者のうち80%が高校を卒業していない

  • オンラインで買い物をしたことが有る人はその便利さに理解している。
    デジタル・リティリングの優位性はさらにましている。例えばアマゾン。

  • 店舗運営効率化の邁進に警鐘。サービスの本質まで削っては生き残っていけない。
    お店の損益を睨み、売上が上がらないから収支改善で人件費を削り・・・では負のスパイラル。

    では、持続していくには・・・考えさせられます。

  • 幅を広げるために読み始めたのだけれど、難しい。この分野の論文(って呼ぶんですよね)の読み方というか、吸収の仕方がまだよくわからない。継続あるのみ。

  • 特集:小売業は復活できるか
    以下の2篇は、サービス・デザインの参考になる。

    小売業界のカリスマが語る
    アップルストア成功の教訓
    ロン・ジョンソン(JCペニー・カンパニー CEO)

    無数の顧客接点が融合する
    デジタルを取り込むリアル店舗の未来
    ダレル・リグビー(ベイン・アンド・カンパニー パートナー)

    ほかに、伊丹敬之先生(東京理科大学 教授)によるOPINION(巻頭言)「リーダーシップの鍛え方」も示唆に富む。

    【無断転載を禁じます】

  • 書籍に比べて、情報がホットである。ひとつひとつの論文も手短であり、サクサクと読みこなせる。

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著者プロフィール

1913年(大正2年)、「経済雑誌ダイヤモンド」の創刊とともに誕生し、2013年(平成25年)には創業100周年を迎えた。「ダイヤモンドのように小さくともキラリと光る」が創業の精神。現在、「週刊ダイヤモンド」「ダイヤモンド・オンライン」などの各種メディアでタイムリーなビジネス情報をダイバーシティ社会に提供するとともに、ビジネス書から生活実用書、経済小説まで、幅広い出版物とメディアを世に送り出している。本書は、同社経営情報編集局・出版編集部で制作。

「2022年 『相続&事業承継で頼りになるプロフェッショナル 2022年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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