決定版・日本史 (扶桑社BOOKS) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 過去の解釈は色々あるので、好きなものを信じればいいと思う。

  • 天照大神から菅政権まで日本の歴史が一冊で読める。
    けどダラダラ読んでいたので読み終わるのに3か月かかった。

  • 「決定版・日本史」(渡部昇一)[Kindle版]を読んだ。日本の通史を一冊で読むというのは結構新鮮で面白いね。ただ、なるほどね!と思いつつも、ここで語られている作者の史観の是非については私には判断出来ないけどね。しかしまあ「御成敗式目」とか「建武の中興」とか久し振りに目にしたよ。

  • 日本の歴史の背景がしっかりと学べる本でした。
    日本という国は、国として他国のように植民地にされることなく、天皇を中心として一つの国として歴史が断絶することなく、今まで続いてきていることに感謝の気持ちが湧いてきました。
    戦後の教育の、偏った歴史観がある背景や、日本の現代社会の構図(右翼や左翼)も学べました。
    特に、第二次世界大戦は、侵略ではなく、他国からの自衛戦であり、ギリギリまで戦争を避けようとしていたことは驚きました。
    日本は今まで、敗戦国としてアメリカ等の国のように成長の目標を掲げてきて、経済的には追いついたと思いますが、今後日本としての国の在り方を世界に示し、世界を導いて行く必要性を近頃感じていたところ、本書で、日本の歴史を学ぶことになりました。

  • ノーコメントで

  • Kindleにてセールのため購入。

    不真面目に受けた授業での中途半端な知識しかない私にも、読みやすかった一冊。かなり作者の歴史観が入っている感じ。歴史物は敬遠していたが、色んな作者の日本通史を読み比べてみようかな、と いう気になった。ワック社刊行の日本史も読んでみたい。

    一番印象に残ったのは、「和歌の前に平等」という作者の自説。

  • 現代までずっと続いてきた天皇、革命が起こるのではなく「国体の変化」といういわゆる政権こうたいだけで国が連綿とつづいてきた、といった点をメインの論調にして、歴史の流れを追っていく。

    語り口が親しみやすく、いたずらに詳細を追わず、同時になぜそうなったかの背景も興味深く描かれていたので、歴史をほとんどわかってない僕も面白く読めた。
    特に明治維新以降の近代における、各国の思惑が錯綜していく流れは引き込まれてしまった。

    終章あたりの、東京裁判批判や自虐史観批判は人によっては右寄りに感じると思う。
    しかしそう言える証拠や、証言も合わせて記述されていたので納得できる内容だった。

  • 半額セールになっていたこともあり、初めてKindleで購入した一冊。日本史は教科書で一通り学び、人や出来事の名前は覚えたけど何だかよく分かっていないのでもう一度ざっと学び直したい、と言う人向けの本でしょう。基本的にある程度日本史を知っている人が対象。教科書は事実が描かれているだけでストーリーが無いから分かりにくいけど、本書は、いわゆる保守層である著者の思想がクッキリと反映され、日本史が解釈されているので分かりやすい。特に学校であまり教えてもらえない近現代の部分は、朝日新聞とか進歩的知識人に批判の的にされやすい人々の歴史観や思想がどのようなものかを知るのに便利でしょう。

  • 読んでスカッとする日本の歴史

  • kindleにて。

    今まで読んだ日本の通史の中で最も楽しめたかも。
    (いや、様々な本を経由して歴史に対する射程距離が広がっているだけかも)

    本書は、著者の歴史認識・主張が割と色濃いのでは。立場が一貫している。良くも悪くもそれが読みやすさに寄与している。
    史実は一つだろうけど、その解釈・価値の置き方は複数あるってこと。

    また、歴史―特に自国の―を学ぶことは、現代社会のみならず、ここに生きる自分たちを再認識し、再定義する効果もあるのだなとも思い至った。

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著者プロフィール

上智大学名誉教授。英語学、言語学専攻。1930年、山形県鶴岡市生まれ。1955年、上智大学大学院修士課程修了後、ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学へ留学。ミュンスター大学における学位論文「英文法史」で発生期の英文法に関する研究を発表。ミュンスター大学より、1958年に哲学博士号(Dr.Phil.)、1994年に名誉哲学博士号(Dr.Phil.h.c.)を授与される。文明、歴史批評の分野でも幅広い活動を行ない、ベストセラーとなった『知的生活の技術』をはじめ、『日本そして日本人』『日本史から見た日本人』『アメリカ史の真実(監修)』など多数の著作、監修がある。2017年4月、逝去。

「2022年 『60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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