Gene Mapper -core- (ジーン・マッパー コア) [Kindle]

著者 : Taiyo Fujii
  • Taiyo Lab (2012年7月12日発売)
3.89
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (130ページ)

Gene Mapper -core- (ジーン・マッパー コア)の感想・レビュー・書評

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  • 遺伝子情報がマークアップで組み上げられたり、ARが日常になっていたりする、ただし俺たちのインターネッツは滅んでるけどな!的な近未来SF。
    コーディングの簡単な知識があった方がわかりやすいかもしれない。
    前半はダラダラと読んでいたものの、後半から突然伏線が膨れ上がり、一気に最後まで駆けるように読了。
    クライシスについての説明がざっくりしすぎだったので、黒川氏がスーパーライス・ゼロ・ドライの被害を受けてから「精神の檻」での苦悩を乗り越えるまでのストーリーと合わせて別作品として読みたいなというところです。

  • Gene Mapper(Kindle版)読み終わった!!

    すんげぇ面白かった。
    ギブスンばりのプロフェッショナル話なんだけど、はるかに読みやすい。
    長編とはいえそんなにボリュームないんだけど、しっかり起伏あって、後半にかけてスケールアップ、そしてケイパーものへのシリーズ展開を予想させる終局と。

    完全に電脳世界にダイブしちゃう作品は最近は珍しくないけど、その一歩手前の現実とAR(強化現実)が共存する世界を見事に描いておりました。

    誰かがこの作品の成功をもって、電子書籍のおかげで素人でも簡単に世に出れるようになったと思っちゃいかんと、確かにそうだねぇ
    こんだけ読ませる近未来SF書ける人なんて早々いないってば。

    続編はよぉぉぉ

    P.S.ホーガン好きにはたまらないあのセリフもしみたわぁ

  • 電子書籍のみの出版ということで,iPad miniを購入したこともあってKindleで読んでみた.

    最初は文章がやや熟れていないところがチラホラあったけど,読んでいくうちにどんどんスピードに乗ってきてあっという間に読んでしまった(文庫本で言えば中くらいの長さか?)ネタバレルになるので書かないけど,IT技術者なら読むべき.歴史は繰り返すってことかな.「The S.O.U.P.」をどこか彷彿とさせる,仮想と現実が入り混じった世界での遺伝子組み込み植物をめぐるサスペンス仕立て.

    iPhoneなどの名前が「昔のもの」として登場するのがちょっとわざとらしいと言えばわざとらしいけど,それも含めて電子書籍の先駆けとして記憶される作品だと思う.

  • 2013.11

  • 2012/09/22

  • ケータイで書かれた小説ということで、かなり斜に構えて読み始めたら、ついつい引き込まれてしまい、一気に読破。
    バーチャル空間での会議など、想像が必要な場面ばかりで少々想像疲れする嫌いあり。
    遺伝子操作がHTMLのように簡単に操作できる未来が、こんなに身近というのはちょっと考えられないが、目の付け所は面白い。
    (イラク海域の船上にて)

  • UGMを先に読んで非常に面白かったので。
    しかし感情移入できるキャラもなくUGMほどのワクワク感は自分はなかった。
    ガジェット描写は読んでいて目の前に青や緑のCG画面がたちあがってくるようで鮮やかだし、真相が明らかになる後半部分もスリリングだが。
    どうしても植物の遺伝子操作を自由自在に操る未来というのに
    違和感が、、、
    未来の2つの顔は人間VS機械の直接の対決世界を描いていたが
    ここでテロの媒介となるのは植物
    その植物の気持ちはどうなのだろう、、と思ってしまった

    それは自分がグウェンのような自然至上主義者だからか。
    しかし自分はペンキをぶちまけることはしないが、、、
    自然至上主義者の描き方が画一的なのも気になった。
    自分が著者の様に人間が作る科学の未来を信じ切れていないからだろうか。
    やはり自分は311の時に停止した原発を見て
    科学にたいする絶対的な不信感を持ってしまった。

    とはいえ自分が遺伝子組み換え作物が危険というイメージを
    他者から咀嚼せずに受け取っているのもあると思った。
    この物語を読んで自分で実際の情報を調べていこうという気になった。

    追記:ラストの枯れ葉剤浄化植物のアイデアの話はモンサントが過去枯れ葉剤を開発した事実に発想を得ているのか???
    過去 人間が犯した誤りに今度は植物の遺伝子をいじって浄化させる、その着想に希望を感じる事は出来なかった。
    「世界が食べられなくなる日」というドキュメンタリー映画をみればかなり微妙な読後感となります。 

  • ハイスピードノベルというだけあって、細かい掘り下げはあまりなくて不完全燃焼なところもあったので、忘れた頃にfull buildも読んでみよう。
    未読の人はfull buildの方がいいかも。

  • インターネットが崩壊し、仮想空間が現実空間に取って代わろうとする近未来の世界を舞台に、遺伝子組み換え食物の持つ可能性とリスク、環境に配慮することの大切さとリスクが描かれている。技術の持つ可能性は人を幸せにすることもあれば、その副作用により、人を破壊することもある。そんな当り前のことを考えさせられ、それでいてそのスピード感覚が面白すぎるSF小説だった。若干ついていけない部分もあったけど、そんなことを差し引いても面白いと断言できる小説だった。ハリウッドで映画化されるんじゃないかな。

  • 2013/5/12読了。
    なかなか説得力を持つ未来像だった。コンテンツなりシステムなりを作って納品する仕事をしている読者には、自分たちの仕事の20年後の姿として想像しやすい描写だったのではないだろうか。僕もそのひとりだ。
    現在との地続き感も現実的で良い。現在の若者が例えば昭和を認識するのと同じような感覚で、主人公は平成を認識している。その辺りの描き方がうまかった。グーグルもビル・ゲイツも(あまり良い扱われ方ではないにも関わらず)実名で過去の遺物として書かれている。これはセルフパブリッシングの自由度が奏功したのだろうが、異世界ではなく我々の世界の未来の話であることが明確になっていて好感が持てる。
    よく指摘されている、頻出するテクニカルタームの説明不足については、あまり気にならなかった。昔ギブスンのサイバーパンクを初めて読んだ時のことを思い出したが、それに比べれば遥かに分かりやすい。実在するテクノロジーの延長線上にあるものだからだろうか。業界は違えど似たような仕事をしている人物の視点で語られるからだろうか。
    小説としてこなれていないという印象は確かにあった。テロリストの造形がありがち過ぎて幼稚だし、主人公たちの自己啓発書から出てきたかのような未来に対するポジティブシンキングも唐突な印象でもう少し肉付けが欲しい感じ。これについてはハヤカワ文庫で出ている書籍版を読み比べてみるつもりである。

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