捜査官X [DVD]

監督 : ピーター・チャン 
出演 : ドニー・イェン  金城武  タン・ウェイ  ジミー・ウォング  クララ・ウェイ 
  • Happinet(SB)(D)
3.36
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本棚登録 : 129
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953042759

感想・レビュー・書評

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  • 中国ののどかな村で、両替商を襲った強盗事件が発生し、製紙工場の職人ジンシー(ドニー・イェン)が正当防衛の末に犯人2人を死なせた。ジンシーは、一躍、村の英雄に。だが、現場検証に訪れた敏腕捜査官シュウは独自に捜査するうちに、ジンシーの過去を知る。
    純朴な紙職人と元暗殺組織ナンバー2の二面性を持つ複雑なキャラクター・ジンシーを絶妙に演じたドニー・イェンの演技、ある事件をきっかけに法を重んじるようになった凄腕捜査官シュウを演じた金城武の演技、前半のユニークなミステリーと後半のクララ・ウェイ、ジミー・ウォングとのド迫力の華麗でハードなバトルは神技の連続で見る者の度肝を抜き、2つで倍見応えあります。
    善人と悪人の境目はどこにあるのか? 法は情より大事なのか? 主人公2人の贖罪と戦いの中で、それらのテーマを描き切った骨太なアクション映画です。

  • 捜査官として過去を持つ男を追う金城武に釘付け。20代の頃、金城武の出る映画は全部チェックしていたけれど、暫く忙殺で忘れていました。ストーリーは破天荒だけれど、それを難なくこなすドニー・イェン。突っ込みはナシで・・・楽しんでください。

  • 冒頭、強盗二人組と闘うドニー・イェン。今回は農民役で、強盗二人にはしがみついてるだけでカンフーアクションにはならない。それでも運良く二人を倒してしまう。その捜査に来たのが金城武。実は偶然にみせかけた巧みに誘導して相手を倒していたという謎解きをする。疑いをぬぐえない金城武は橋から川に落としてみたり、後ろから襲ったりする。なかなか面白い趣向。後半は凶悪な暗殺集団“七十二地刹”の話になっていき、おなじみのカンフーシーンになっていく。ただ最後金城武が打った針に雷が落ちて終わるというオチはなんなのでしょう。あんまりな。また全体を覆う暗いトーンは退屈を誘う。カンフー映画はドラマ部分が弱いと言われるので力を入れてみましたということかもしれないが、もう少しシンプルな勧善懲悪の方が好みだ。それにしても最近の香港映画は色彩が濃くて画像がとにかくキレイ。ところでタイトルがヘン。 金城武のことをさしているが彼は脇役である。ドニー・イェンでは客は来ないということなんでしょうね。

  • 前半は謎解き、後半はアクションで楽しめます。
    強盗殺人犯を倒した男が普通にその辺にいる心優しい父ちゃんだったんですが、それに疑問を持ち捜査する金城武さんがかなり失礼でドニー・イェンさんが気の毒でした。
    でも彼が推理した通りだったんで失礼な人でしたが凄い人でもありました。ツボめっちゃ詳しいし。
    まあ、ドニーさんが平凡な父ちゃんなわけないですよね(笑)
    ドニーさんの奥さん役のタン・ウェイさんがすごく可愛いかった。
    ジミー・ウォングさんはめっちゃ怖かったです。

  • 期待しすぎたなぁ~ドニーの兄貴に金城武の競演とあれば流涎の想いで購入したのですが…スペクタル間がまるでなくこの二人の競演にしては物足りない。最近、金城さんの活躍があまり見られず寂しさを感じたのですが、舞台を香港に移しているようなのですが、やはり以前のように頻繁にというわけにはいかないようです。

    映画の出演も年1本程度だし、中国での活躍はよくわからないし、多くの作品を堪能したいものです。

    「捜査官X」
    https://www.youtube.com/watch?v=smFE4DUylkE

    小さな山村でのお尋ね者の殺人事件を捜査する金城さんに、殺害の容疑をかけられたうだつの上がらない村民のドニー兄貴…この二人の舞台が山村?少し…かなり物足りない。自然の中でのスタントだけにかなり激しさは感じるものの最近のお二人の活躍から感じると微妙。

    人体の点穴を基に死因を探り謎を突き詰めていくのだが、中途半端と言うよりもそんな殺しにたけた暗殺集団が存在する中国って野蛮だなぁ~とww誇大しすぎですね

  • 見たのを忘れてて二度鑑賞。ドニー・イェンが大好きで、見たものは全部覚えてるつもりだったんだけど、なんで忘れちゃったかなあ…と思ったら、ドニーがあんまり戦ってないからだ!ということに気づきました。お話自体はミステリー調で面白い。

  • 評価:★★★☆☆

    1917年、中国の田舎の村で2人組の強盗が謎の死を遂げる。

    強盗たちは、その場に居合わせた紙職人(ドニー・イェン)の必死の抵抗にあい、さまざまな偶然が重なって自滅したーーように思われた。

    しかし、強盗の一人が名うての凶悪犯だと知った捜査官(金城武)は、偶然ではなく、紙職人によって故意に殺されたのではないかと疑い、捜査を開始する……。


    いろいろな意味で “おしい” 映画だった。

    カンフーとミステリーの組み合わせは面白い。

    現代劇ではカンフーを出すのにいろいろと理由が必要だが、歴史劇となれば自然と飲み込める。

    冒頭のドニー・イェンが2人組の強盗を相手に格闘するシーンも、周囲にはやられているように見せながら確実に相手を仕留めるという、見せ方の工夫があって新鮮だった。

    金城武というイケメン枠を確保しつつ、カンフーが前面に出過ぎていないので、カンフー映画というだけで敬遠しがちな女性でもわりと抵抗が少ないはず。

    忘れちゃいけないが、ドニーの奥さん役の女優も結構美人だ。

    養父母を毒殺した少年の話や、夫に逃げられた話など、各登場人物の行動のきっかけが伏線として明確なのもいい。

    ……と、良い所はあるし、それぞれが結構高いレベルにもあるのだが、全部がまとまるとどうもチグハグな印象になってしまう。

    まず、リアリティレベルにばらつきがある。

    金城武が鍼(はり)を使いこなす設定で、人体の機能について科学的に死因について語ってくれるのはいいが、ラスボスの教主様を倒したのが最終的に落雷というのはどういうつもりなのか。

    もっと理詰めでやってくれないと、それまで我慢して退屈な人体の説明(ここは退屈じゃなくやってほしかった)を聞いた甲斐がない。

    教主様が剣を生身で跳ね返すのもちょっと非現実的で、もしああいうのがあるというのなら、その説明もちゃんとしてくれないと困る。

    サスペンス部分と日常とのメリハリも今ひとつで、なぜか香港映画では多いのだが、シリアスな場面で何度も同じ劇伴が掛かるのはどうしてだろう。

    ドニーを仮死状態にして昔の仲間である殺し屋集団を騙すというアイデアはいいと思うのだが、それもいまいち生きていない。

    僕だったらこうする。

    ドニーは金城武の鍼で仮死状態になり殺し屋集団とそのボスである教主(父親)を騙すことに成功する。

    だが、ドニーが死んだと思った教主は、後継者欲しさにドニーの息子をさらう。

    ……という展開。

    仮死状態の作戦が成功したばかりに息子に危害が及び、結局父と子は相まみえることになる、というふうにすればツイストも効いていて良かったのではないか。

    ドニーと強盗との格闘を前の方で褒めたが、そのリプレイシーンが、前に観たシーンと違いすぎるのも上手くない。

    村人から犠牲者が出た後、村人がドニーを許したのかがよくわからないのもミステリー映画としては記述不足といえる。

    アクションシーン、ミステリー要素、登場人物とそれぞれはレベルが高いのだが、それらが掛け算どころか、足し算にすらなっていない。

    これだけ欠点をいっても評価は★★★☆☆であるわけだから、そこからもどれだけ個々の要素が高いクオリティを持っているかが窺い知れるというもの。

    観て損はない作品。

  • 1917年、雲南省の小さな村で強盗殺人を起こした犯人たちが変死する。捜査官のシュウ(金城武)はその裏に隠された驚愕の事実を突き止める。

    ミステリーにカンフーアクションを融合した作品。ハイスピード・カメラやCGを駆使したアクション映像が素晴らしく、エンターテインメントとしては秀逸の出来でした。
    しかし、金城武扮する捜査官のシュウはあくまで狂言回しに過ぎないですし、冒頭の「体中にまわる毒を針で抑える」という伏線の使い方も微妙。ミステリーをウリにしていた割には残念な出来でした。

  • ドニーイエンの作品の中では屈指の作品と言ってもいいと思いますね。出だしの強盗との経緯の考察パートも見せ方が巧みで面白かったし、金城武との駆け引きも緊張感がある。後半のアクションパートは迫力十分で、結末へ向けての転がし方も飽きさせる事なく非常に巧く転がしてます。村全体が自然の美しさやダイナミックさを壊す事なく寄り添って成り立っており、日々の営みがとても力強く生命感にあふれてます。こんな場所に行ってみたいです。とてもいい作品です。

  • 推理的な展開がメインと思って気合い入れて見始めた
    のだけど、アクションがメインだった(笑)
    アクションがひたすらかっこよくて、目が離せない。
    で、捜査官である金城武はかな~り弱っちい(笑)
    でも、現場の様子から起こったことを組み立てる
    能力は素晴しくて、そのシーンの映像も、スローを
    うまく使って目を見張るものばかり。

    手配犯を倒した村人の正体が分かってからの展開も
    スピーディで目が離せない。
    金城捜査官の作戦、そうなってしまうか、、、
    壮絶すぎるよ、、、

    アクションも、お話も満足。満足。

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