- Amazon.co.jp ・電子書籍 (205ページ)
感想・レビュー・書評
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一人で歩いていると、時々ランチタイムを逃してしまい、空腹のままさまよってしまうことがある。
またご飯時になってしまい、居酒屋でがっつり定食のようなメニューを自分で組み立てたときのやや面はゆい感じとかが巧みなコマの運びと緻密な絵で表現されていて、ほんとうに共感できる。
それにしても、主人公の顔やたたずまいが不思議。
どこにでもいそうで、よく考えると似ている人が思いつかないような気がする。
これが個性ということなのかな、と思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ネットでは特に有名なグルメ漫画。
新装版の方なので、文庫版などには未収録の「東京都内某病院のカレイの煮つけ」も収録されています。
谷口ジローの作品が好きなのもありますが、空腹を満たすべくよく知らない食べ物屋に飛び込み、より満足感の高い注文を淡々と探るあたり、とても共感できます。ちょっと頼みすぎ、食べ過ぎだけれども。
先日観たドラマ版も面白かったです。 -
もともと文庫版を借りて読んで以来、
手元に置いておきたかった作品。
kindleで300円のときに購入。
以後、就寝時のお供。
空腹時に読むと少々お腹が空くが・・・ -
食材が被って「失敗だったな…」とか言うのが笑える
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マンガを読むのは初めてで、松重豊主演のドラマを何度も鑑賞している。とても緻密な絵で、こちらも好感が持てます。ドラマのベースとなっている話題があちこちにあります。それと比べるのも楽しい。
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面白い
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テレビドラマの方は
何度か見たことがあるのだけれど、
漫画の方は初めて読んだ。
松重豊さんの偉大さを感じる。
読みながら何度も彼の声が聞こえて来る。
独白的なグルメ評、
客層やお店や街に対して感じたこと、
自分の人生への想い。
すべてが彼のトーンで彼の語り口に感じられる。
天性の明るさを持つ方だと思う。
とりわけテンションが高いわけでも、
面白い話が飛び出すでも、
喜怒哀楽が特別に豊かって感じでもない。
淡々ともの静かな雰囲気の方だ。
その根底に、途切れることのない
前に進む力を感じさせる。
すべてを包んで受け入れるような、
大らかな肯定感を漂わせる。
でもそれは松重さんの魅力。
漫画の方はもう少しシニカルかも。
主人公のバックグラウンドは、
断片的に語られも謎めいた部分を残す。
輸入商の仕事は嫌いじゃないけど、
とびっきり楽しいというわけでもなさそう。
食事にすべてを懸けるグルメ家ってわけでもなく、
行き当たりばったり。
だから上手くいかないこと、
想定外の結果に終わることも多い。
それにめげることなく、
目の前の食事を束の間楽しむのがいい。 -
コミック
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いつ読み終えたか忘れたけど、まあ何回か読み返してるし、思いついたのでレビューでも。
個人的には面白い、と思う。オッさんがただメシを食うところを書いているだけ、なのに、妙な面白さはある。どうでもいいこだわりとか、変なところでキレるところとか、そういう無駄なところが悪くない。いま読むとだいぶ古い描写もあるけど、まあそんなに気にしなくてもいいかな。
ただ、ストーリー性もないし連続性もない。ただ思いつきで店に入ってメシを食う、それだけなんだよね。その本が、ここまで人気を博している、少なくとも話題に上っていることが不思議でしょうがない。マニア受けする内容だとは思うけど、それが一般人にまで広がるってのは不思議な感じだ。
正直、他人にオススメするか、と言われると微妙。万人ウケすると思えないから。それなら「大食い甲子園」とか「食いしん坊」とかの方がいいかな。もしくは「ラーメン大好き小泉さん」とかね。
まあ、この人気はドラマの影響も強いとは思うんだけど。ドラマも観たけど、あれは全く別モンだね。ドラマは完全に松重豊さんの「美味そうに食べる顔」を楽しむもの。元ネタにはなっているんだろうけど、あくまでも「元ネタ」であって、出来上がりは別なもの。なので、同列で語ること自体が間違っている。
ちなみに、行ったことのある店は1つもなかったなぁ。ここに行ってみたい、と思わせるのも、この漫画の人気の一つなのだろうな。 -
文庫版と新装版を紙で持ってるけれども、たしかかなり安売りしてたのでKindle版も購入
手元の書籍をKindleに移行始める前だったと思う