私が、生きる肌 [DVD]

監督 : ペドロ・アルモドバル 
出演 : アントニオ・バンデラス  エレナ・アナヤ  マリサ・パレデス  ジャン・コルネット 
  • 松竹 (2012年11月7日発売)
3.69
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  • レビュー :76
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105064997

感想・レビュー・書評

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  • とんでもないもの見ちゃったな。。。。

    この衝撃をみなさん、どう処理したのか?
    他の方のレビューが気になった。


    ホントに『なんでそうなるの?』と何度ツッコんだか。


    どんな悲しい過去があったにせよ、
    何をどう思っているのか、
    ロベルの行動は到底理解できないし、しようとも思わない。

    ロベルが淡々と、とんでもないことを平気でやっちゃうように
    この映画も多くを語らず、衝撃の事実をうけ流すようにクールに進む。


    ここまで倒錯的な映画なのに高評価なのは
    アルモドバル監督の美意識にやられたせいだ。


    どのカットも美しい。


    特にロベルがベラをスクリーンでこれまた絶妙なサイズ感で鑑賞するんだけど
    その中で佇むベラは絵画の中で暮らす裸婦像のようだ。

    そしてロベルの施す所作。
    道具の扱いや肌の張り合わせ、
    まるで作品を創っているかのような繊細な動き。
    一挙手一投足をつい追ってしまう。



    こんなにグロい話なのに不思議と嫌悪感はない。
    それどころか上品な空気さえ感じてしまう。

    多分、あのカットとこのカットが逆だっだら
    こうは思えないんじゃないかな?

    まさにアルモドバルマジック。


    とはいえ、胸ぐら掴まれそうで人には勧められないけれど。。。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「まさにアルモドバルマジック。」
      その一言に尽きますね。。。
      2014/03/03
    • PEACEFULLY BOOKSTOREさん
      nyancomaruさん、
      コメントありがとうございます!

      この映画、人と話したいけど話せない
      なんともいえないジレンマ。

      共感してもらってウレシかったです!
      2014/03/05
  • 予想のはるか上を行くショッキングな内容。最近はたくさん映画を見てたけど、こういうパンチは久々にくらった。「パフューム」もこんなパンチだった。アルモドバル監督作品は全部好きだけど、これはかなり上位です(でもやっぱオールアバウトマイマザーが一位かなぁ)。毒のあるストーリーに、美しい映像、今回はいつもの色彩感覚というよりは、手術道具までファッショナブルに見せるカメラワークで、惚れぼれ。毒があって完成度の高い映画でした。

  • これまた…なんちゅう作品ですか…裏書き通りの究極の問題作です…
    最愛の者を失う悲しみの果ての行為…それだけとは言い切れない。悲しみと怒りに任せた探究心の行き着いた到達点とは…こんなにも悲しくこんなにも狂気に満ちた物語は見た事ないかもしれません。素晴らしいと言っていいのか悪いのか何とも筆舌に尽くし難いですが、すごい映画でした。バンデラスの枯れっぷりが堪らん…いいです。それに歴史を感じさせる建物や調度品に現代芸術を織り込んだ室内装飾の素晴らしさはアメリカ映画ではここまで品良く纏められなかったのではないだろうか…南欧らしい明るさがこの映画の素晴らしさを引き立てていると思います。いい映画でした。

  • 愛する妻を失った故にヤンデレ化した医師の狂愛物語だと思っていたのに、その実は愛情に飢えたド変態医師による復讐と自滅の物語でした。
    こんなド変態に出会ったのは久しぶりで衝撃的でした。是非、予備知識が全く無い状態で見て欲しい。硝子を伝う雫のようだと囁きながら美しき作品ベラの乳をもみもみしたり、その作品が深い業によって作られているのにも関わらず肉体関係を持とうとしたり、バンデラスのいい男っぷりが見事に台無しな素晴らしい演技を見せてくれます。同監督の別作品もとても個性的で面白かったので、他作品も見てみたくなりました。

  • ★★★★★
    私たちが見ているのは外見か?中身か?
    【内容】
    画期的な人工皮膚の開発に没頭する形成外科医のロベル。彼が夢見るのは、かつて非業の死を遂げた最愛の妻を救えるはずだった“完璧な肌”を創造することだった。

    【感想】
    R15+指定です。性描写が激しいからR15ではありません。暴力描写が激しいからR15でもありません。倫理的に問題があるからR15指定です。

    私たちが好きになるのは、相手の外見なのか、内面なのか。それともその両面なのか。
    人間の本質とは一体何なのか。

    監督は、『トーク・トゥ・ハー』のペドロ・アルモドバル。毎度毎度すごいなこの人。
    監督は同性愛者としても有名なようです。あぁなるほどその視点もあるのか。

    主演のエレナ・アナヤの演義が秀逸です。あの前と後では見た目が一緒なのに別人格に見えてしまう。

    英語タイトルは「The Skin I Live In」。おぉ邦題は意外とそのままなのか。

  • てっきり、亡くなった妻を思いつめるあまりに、別の女性を奥さんにしたてる話かと思ってた。
    もう、なんというか、どうしてそうなっちゃうの?!と。
    いえいえ、亡くなった妻への盲目的な愛。愛する娘を壊されたことへの復讐。妻そっくりに作り上げた作品(ベラ)をいつの間にか気にするようになる。ここまでは分かる。だけど・・・。
    主人公は元妻を愛していたのか、それともベラを愛していたのか?ベラを愛していたのなら、どうして愛するようになったのか?
    狂気に満ちた主人公を中年でもお色気ムンムンなアントニオ・バンデラスが熱演してます。

  • 静かで、美しく、恐ろしいお話でした。
    予告を観た時は単純に推理ものかと思いましたが、もっとおもしろいものでした!

    画面がいちいち美しくってもう、ため息が漏れますな!
    なにより綺麗なのは、ベラ役のエレナさんの肌!まっちろでこの世のものでない様な存在感です。
    白と赤の対比の映えること!
    カメラごしの何処を観ているかわからないけど、確実にこちらをみている所や、ドラッグ描写のキョロキョロした感じとか巧みだなぁ。
    博士の落ち着き払った動作も怖い!
    あの小さいのから並べてくシーンは最高です!
    ストリングスのキリキリした盛り上がりがあるから、中盤の妙に安っぽい電子音がより不気味に。

    オチがこぢんまりしてるのとか、急に強盗やってくるのとかどーでもいいですよもう!いいとこのが多いもんね!

  • ワンダーウーマンの悪役科学者の女性の若い時の作品。
    美人、脱いでいる、で見る。

    うーん、歪んでいるなあ。
    拳銃で撃たれてすぐ人が死んじゃう
    なんか安っぽい。

    オチはなるほど。
    でも無理があるでしょう。

  • まじか!ってなって最高な映画です。。。

  • いきなりレイプシーンが生々しいしくどすぎると思いながら見ていたら、どんでん返し後あれは罰を受けたシーンだったのだと分かった。この作品だけはネタバレを見てはいけない。復讐方法としては正当すぎるくらい目には目を歯には歯をじゃないでしょうか。

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