新装版 ソフィーの世界 下 ―哲学者からの不思議な手紙 [Kindle]

  • NHK出版
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感想・レビュー・書評

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  • なつかしい。懐かしさのあまりに再読。いまはKindleになってるのだな。あれ分厚かったなあ。
     若い頃に読んだものって蘇ってくるのが早いな。ミステリー部分の構成に関しては早々に思い出してきた。後は哲学部分。
     哲学者の個々の思想について、謎のおじさんの解説があるわけだが、やっぱり容量的に一面的な気もする。ただ、Wikiに出てきそうな項目的解説と言うよりはその哲学者の本質的なところをピックアップされているような気がした(検証はできない)のでいいのではないかと思う。
     下巻のポイントは、それまで学んできたことと、いまこの本を読んでいる自分とソフィーと、その他登場人物が「ある」という可能性について自分の分別心も揺さぶられながら読み進めていく感じが面白い。

     やはりこういうのに手を出しておきながら思うのは、「いや、概略知っていい気にならないで原典に当たれよ」ということなのである。
     個人的にはスピノザとキェルケゴール。スピノザは買わないといけない。キェルケゴールは積読あり。
     ただの哲学紹介本ではなく、読者自身に考えさせるミステリー仕立てになっているのがこの本のいいところ。面白く読むにはおすすめ。

  • 十五歳になる少女へ届いた哲学者の手紙。遠くギリシャの哲学者からだんだんと現代に近付く。それぞれの哲学者の考えのエッセンスを教えてくれる。少女と一緒に哲学講義の通信講座を受けたみたいだ。また、途中で少女と少女が鏡の国にいるような気がしてくる。あなたはどこにいるの?あなたは誰れ?

  • 上巻からの続きいきなり意外な展開をみせるのにびっくりする。
    最後まで読み通せば、読者に必ず影響を与えてくれる本。

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