グラスホッパー (角川文庫) [Kindle]

著者 : 伊坂幸太郎
  • KADOKAWA / 角川書店 (2008年2月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (345ページ)

グラスホッパー (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 接点の無かった3人が、共通項を追って、クライマックスへ収斂していく。登場人物達の会話はどれも現実感が無く、ふわふわした感じだけど、どうも気になってしまう。
    最後のシーンでは違和感ばかりが残った。

    けど、所々読み直したり、意味を考えてみると、かなり練りに練られた作品だなあと思った。

    救いのない内容ではあるけど、さくっと読め、また、この人の作品を読んでみたいと思わされた。

  • スリリングとは違う緊張感が漂う作品。小説内でどこまでが現実でどこまでが幻覚なのかわからなくなる。「押し屋」を巡り3人の男の視点で描かれていくのだが、何かに導かれるように一つにつながっていくのだが、読んでいるうちにどこか作為的なものを感じる。物語の世界だからと言ってしまえばそれまでだ、があまりに出来すぎていないかまるで誰かが仕組んでいるのでないかという疑心暗鬼に駆られる。そして最後の描写がそれに拍車をかける意味深さ。もしかしたら偏った見方かもしれないが何かそう感じてしまった。

  • 伊坂作品を読むのは仙台ぐらしに続き二作目です。

    鈴木、鯨、蝉の三者の視点でそれぞれ話が展開していき、ぐっと引き込まれました。
    中断するタイミングがわからず、夜ふかししてまで一気に読んでしまいました。

    個人的には蝉と岩西の関係がとても好きだったのですが、あっけなく二人とも死んでしまい残念でした。。

    蝉が観た映画のあらすじを見て、あれ?この話知ってる、と思いました。

    完全に偶然ですが、数日前に読んだ小説にも同じエピソードが出てきたのです。
    中村文則さんの「掏摸」です。
    伊坂作品ほどポップではないですが、裏社会の雰囲気が共通していてこちらも面白いのでぜひ。

    話は逸れましたが、終わり方はがっかりです。
    途中からすべて鈴木の幻覚だった説が一気に浮上してしまった気がして、これまでのはなんだったんだ。。と微妙な気持ちになりました。

  • 殺し屋シリーズ第1弾。ひ弱な鈴木の演じる家庭教師のシーンなど楽しい展開も一部にはありますが、本作は殺し屋シリーズということで、人が次々に殺されていきます。鈴木が悪の手に追いやられるシーンはスリル満点です。

  • 鈴木、蝉、鯨、槿、比与子、その他数人の登場。
    読み終えるのに時間がかかり、遅延返却になった。

  • 全編を通してふわふわしている感じで夢の中のような感じで話が進む。これが伊坂作品なんだろうかな。映画化されているようなので一度見てみよう

  • 物騒な話なのにポップ。

  • 【これは現か、幻か】
    初めからラストまでずっと面白い。
    結末の解釈が人によって別れそうですが、
    バイキングとラストの台詞から、
    私はDEADENDではないかと思いました…はじめは。
    そんな単純じゃなかった。深い。。
    映画版も気になります♪

  • 恐ろしい。恐ろしすぎる。。。
    「伊坂幸太郎さんらしくないリアリティの薄い作品だな。」そんなことを思っていたが、それもそのはず。

    物語の最後、鈴木は駅でむかいよホームに子供を見つける。その瞬間通過列車が来るが、この列車があまりにも長い。なかなか通り過ぎない。

    ん?



    んん?

    通り過ぎない電車?


    どこかで聞き覚えがある



    「兆候はあるんですよ。幻覚のしるしは。例えば街で立っている時に、目の前の信号の点滅がちっとも止まらなかったり、駅にいる時も、通過する列車がいつまで経っても通り過ぎない、とか、この列車ずいぶん長いなあ、なんて思ったら、まずい兆候ですよ。そういうのは全部、幻覚の証拠です。信号や列車は、幻覚のきっかけになりやすいんです。信号はたいがい見始めの契機で、列車は目覚めの合図だったりします」

    ホームレスと鯨のこの会話。



    え?えええ?



    通り過ぎない列車は幻覚の証拠?


    そして幻覚はじめのきっかけは、信号?


    信号は幾度も出で来る、例えばバカ息子が死ぬシーンも信号待ち。


    しかし最初に信号のシーンがあるのはもっと前。しかも、「なかなか信号が変わらない」と。


    この物語は初めから最後まで全て
    愛する妻を亡くし、ショックを受けた鈴木が見た幻覚なのかもしれない。

    そう思うと鳥肌が立ちました。震えが止まりません。


    ※これ自体が思い違いであり、私自身の幻覚の可能性あり。伊坂先生。違ったらすみません。

  • 鯨、蝉、鈴木

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