グラスホッパー (角川文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA / 角川書店
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レビュー : 109
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (345ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 接点の無かった3人が、共通項を追って、クライマックスへ収斂していく。登場人物達の会話はどれも現実感が無く、ふわふわした感じだけど、どうも気になってしまう。
    最後のシーンでは違和感ばかりが残った。

    けど、所々読み直したり、意味を考えてみると、かなり練りに練られた作品だなあと思った。

    救いのない内容ではあるけど、さくっと読め、また、この人の作品を読んでみたいと思わされた。

  • スリリングとは違う緊張感が漂う作品。小説内でどこまでが現実でどこまでが幻覚なのかわからなくなる。「押し屋」を巡り3人の男の視点で描かれていくのだが、何かに導かれるように一つにつながっていくのだが、読んでいるうちにどこか作為的なものを感じる。物語の世界だからと言ってしまえばそれまでだ、があまりに出来すぎていないかまるで誰かが仕組んでいるのでないかという疑心暗鬼に駆られる。そして最後の描写がそれに拍車をかける意味深さ。もしかしたら偏った見方かもしれないが何かそう感じてしまった。

  • 殺し屋の話。だけど、コミカルな部分も多々ある。最後の終わり方は考えさせられる。

  • 「グラスホッパー」(伊坂幸太郎)[電子書籍版]を読んだ。一時期(まだ若かった頃)伊坂さんはずいぶん読んだなあ。だけどそのほとんどの話を忘れてしまっているよ。これも昔読んだような気がする。某古井氏や某多和田氏の固焼きドイツパンに対し、伊坂さんの小説はある種飲み物である。いい意味で。

  • 妻を殺され復讐のために生きる鈴木。けれど、犯人は目の前で他の男に殺されてしまう。気持ちの向け先を奪われた鈴木は思いもよらない渦に飲み込まれていく。
    渦の中には、精神を病んだ殺し屋•鯨と仕事だからと飄々と殺人を犯す蝉がいた。
    裏の業界だから触れ合うことのなかった殺し屋達が一つの事故をきっかけに絡み合っていく。

    殺し屋や裏稼業といった、現実とは思えない世界が描かれているけれど、誰しもが他人から恨まれたり、なんらかの罪悪感を抱きながら生きてるのかもと虚無感に包まれる作品。

  • 伊坂作品を読むのは仙台ぐらしに続き二作目です。

    鈴木、鯨、蝉の三者の視点でそれぞれ話が展開していき、ぐっと引き込まれました。
    中断するタイミングがわからず、夜ふかししてまで一気に読んでしまいました。

    個人的には蝉と岩西の関係がとても好きだったのですが、あっけなく二人とも死んでしまい残念でした。。

    蝉が観た映画のあらすじを見て、あれ?この話知ってる、と思いました。

    完全に偶然ですが、数日前に読んだ小説にも同じエピソードが出てきたのです。
    中村文則さんの「掏摸」です。
    伊坂作品ほどポップではないですが、裏社会の雰囲気が共通していてこちらも面白いのでぜひ。

    話は逸れましたが、終わり方はがっかりです。
    途中からすべて鈴木の幻覚だった説が一気に浮上してしまった気がして、これまでのはなんだったんだ。。と微妙な気持ちになりました。

  • 殺し屋シリーズ第1弾。ひ弱な鈴木の演じる家庭教師のシーンなど楽しい展開も一部にはありますが、本作は殺し屋シリーズということで、人が次々に殺されていきます。鈴木が悪の手に追いやられるシーンはスリル満点です。

  • 鈴木、蝉、鯨、槿、比与子、その他数人の登場。
    読み終えるのに時間がかかり、遅延返却になった。

  • 全編を通してふわふわしている感じで夢の中のような感じで話が進む。これが伊坂作品なんだろうかな。映画化されているようなので一度見てみよう

  • 物騒な話なのにポップ。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業後、SEとして働くきながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。
2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。
上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されてきている。

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