- KADOKAWA (2009年5月1日発売)
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感想 : 265件
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Amazon.co.jp ・電子書籍 (281ページ)
感想・レビュー・書評
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再読。超個性的な黒髪の乙女と、彼女に恋する先輩の、すれ違い気味の恋模様を描いた森見流青春物語。森見ワールド全開。[電子書籍]
京都の街を舞台とし、現実と異世界が混じり合う展開が素晴らしいです。第1章「夜は短し歩けよ乙女」が大好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初から最後までワクワクドキドキして読みました。
想像に想像して、建物、人物を思い描いて読めました!京都に行ってみたい、祭りを見てみたい。
あ~古本市とやらに行ってみたい。
他の作品にも繋がっていたりして、森見登美彦さんの大ファンになったキッカケの作品です。
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3.4回目のトライでようやく。
この独特の文調と言い回しが、自分にはサラサラと読み進めるには難しく、何度も挫折していたけれど
この歳になってやっと楽しく読めた。
不思議な世界観だった……
京都の馴染みある地名が沢山出てきて親近感を覚えながらも、樋口さんが浮遊したり、黒髪の乙女があまりにも不思議ちゃんだったりで、非現実と混ざり合い奇抜な世界だった。
「硬く握った拳には愛がないけれども、おともだちパンチには愛がある。愛に満ちたおともだちパンチを駆使して優雅に世を渡ってこそ、美しく調和のある人生が開けるのです」
「子どもは自分で自分自身のための幸せを見つけなければならん。しかし娘が幸せを探すためなら、俺はどんな手助けだって惜しまないね」
「父上はいつも僕をここに連れてきてくれた。そして本たちがつながっていることを教えた。僕はここにいると、本たちがみな平等で、自在につながりあっているのを感じることができる。その本たちがつながりあって作り出す海こそが、一冊の大きな本だ」 -
後輩の『黒髪の乙女』に想いを寄せる『先輩』。
偶然を装い、『黒髪の乙女』の周りに現れる。
春には夜の先斗町、夏には下鴨神社の古本市、秋には大学の学園祭の『偏屈王』にと…
『先輩』の想いに気付かぬ『黒髪の乙女』は、『奇遇ですね』と…
『先輩』の想いは通ずるのか…
ほぼストーカーのような『先輩』。
もうさっさと告白すればと…
『黒髪の乙女』も個性的で。
底なしとは…
夏の古本市で自分が探している絵本のために火鍋に挑んだ『先輩』に…
何も思わないのか、鈍感すぎる…
普通はここで終わるんだろうけど…
結局、ほぼ1年、長かった。
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数日前に京都へ行ったばっかりだったので、情景が手に取るように浮かび、今このタイミングで読むことができ倍楽しめた気がしました。
下鴨神社、吉田神社等、京大周辺を散歩してるような気分になって、ふと森見さん調べたら京大卒でなるほど!と思った瞬間でした。 -
うる星やつらのノリ、と言われている方がいましたが、まさにそのとおり。
はちゃめちゃです。
そんなお酒が強くて明るい子がいたら、楽しいですね。
日本人ならコメを食え!のようなくだらないまじめな議論、大学生に戻ったみたい。
周りの人を明るくしてくれる、楽しい子でした。 -
とにかく幻想的でユーモラス。京都を舞台に、風変わりなキャラクターたちが織りなすロマンチックな物語が魅力的。現実と幻想が入り混じった不思議な世界観に魅了される。独特の文体と人生や恋愛などの深いテーマ、京都の詳細な描写に引き込まれる。物語のユーモアと世界観が楽しかった。
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Audibleで拝聴した。
朗読が彼女をくっきりイメージさせてくれ、清楚で慎ましく、また素直で穢れない乙女が愛らしい。
かと思えば、天然とも言えそうな純真さと、脳内ファンタジーで溢れていそうな行動が、時々心配になりながらも、乙女にトキメキを抱いた。
そんな彼女に想いを馳せる先輩もまた憎めない人格で、気付くと応援する気持ちが芽生えていた。
彼女を取り巻く人間も、なかなか出会えないキャラクター性に、ちょっと離れた距離感で、しかしずっと観察していたい気持ちで最後まで読み切った。
文学的な筆筋が、吹き出すような会話や出来事を笑い飛ばすだけにはできず惹きつけられる。
最後は、
あぁ、おもちろかった。
なむなむ。
と唱えたくなります(笑)
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現代らしからぬ言葉使いとSF要素とは裏腹に時折見せる情景の現代感が奇妙で、より一層物語の雰囲気を作り上げてる気がする。もちろん登場人物もみな個性際立ちとても魅力的。
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めちゃくちゃ有名で、でも読んだことなくて気になってた一冊。
すっごいストーリー広がるじゃん。これ読書じゃないと体験できないよね、!!
初めての作者さんで表現とかの一つ一つが癖強いなぁと思ってたけど、いつの間にかその世界に引き込まれて、読書体験にどっぷり浸かってしまう最高な時間でした。 -
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終始、古い日本語表現で語られる青春ドタバタラブコメファンタジー。脳内でヨルシカの「都落ち」をエンドレスリピートしながら楽しく読みました。外堀りを固め続ける先輩は「である調」、黒髪の乙女は「ですます調」で表現される構成なので、微妙に重なり合う場面展開も読解しやすかったです。
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なんとも言えない世界観が作品全体に広がっています。面白いと思う人と、ちょっとこれは・・・っと思う人とがいそうな作品だなぁと読み終わって思いました。
主人公と黒髪の乙女の視点で交互に描かれていくそれぞれの場面の移り変わりがリズミカルな印象です。脇役?というか主人公とヒロイン以外の登場人物が、非常に特徴的な人たちが多く面白かったです。 -
古風な文体は好きですが、独特の世界観に、初めはなかなか入り込めませんでした。でも、読み進めるうちにどんどん引き込まれ、楽しくなりました。
登場人物も魅力的。後半は恋の行方が気になって仕方なかった。「先輩」の外堀ばかり埋めるダメダメなところが、だんだん愛おしくなりました。
読み終わってから、ほっこり暖かい気持ちになりました。
オモチロイ。 -
現実とも夢ともつかない出来事が巻き起こりながら、ヒロインとの外堀を埋めていく言い訳いっぱいの主人公が、情け無くも自分と重ねてしまい共感せざるを得ない……笑
京都という街のどこか浮世離れした雰囲気をファンタジーとともに味わえる
あぁ、京都行きたい… -
文体が独特。読者に語り掛けてくる場面がしばしばある。黒髪の乙女と、彼女とお近づきになりたい先輩の視点が切り替わりながら進む。連作の短編集という扱いらしい。
どこか現実離れした描写、雰囲気が続く。世界観は独特だが、たまにジブリっぽさを感じる。 -
【きっかけ】
もりみーブームが自分の中で来ており、十数年ぶりに再読することに。
【感想】
こんな話だったっけ!?と思うほど、何も覚えていなかった。笑
偽電気ブランしか頭に残っていなかった…。
最初こそ、ヘンタイじじいやら、酒の飲み比べやら、むさい男どもが囲む火鍋やら、パンツ総番長やら、何を見せられているんだろうか…という気持ちになり、楽しく読めるか不安であった。
しかし、文化祭あたりから、気がついたら「偏屈王」の行く末をハラハラしながら固唾を飲んで見守る自分がいた。
恋にわずらう青春時代を思い出し、甘酸っぱい気持ちになった。
解説が羽海野先生だったのが嬉しい!
先生の描くお友達パンチが可愛かった。
【心に残ったところ】
◉あたりが海の底へ沈んだように暗くなっても、その僅かな明かりを頼りにして、人々は本棚の隙間を泳ぎながら、意中の本を探しています。ちょうど先ほどの私のように。「みんな、まるで海の底のお魚のようですね」
◉「ところがどっこい、生きている」
◉「恥を知れ!しかるのち死ね!」
◉彼女と出逢って半年以上、私が外堀を埋める機能だけに特化し、正しい恋路を踏み外して「永々外堀埋め立て機関」と堕したのはなぜか。 -
純粋で神がかった美女に惚れた不器用な先輩と愉快な仲間達が活躍するドタバタ青春ラブストーリー。
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鯉
恋
オモチロイ
なむなむ。
著者プロフィール
森見登美彦の作品
