GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき── (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 時は一九二四年。ソヴュール王国に留学中の少年・一弥と囚われのヴィクトリカが織りなす物語。膨大な知識はあっても、生きている現実感のない人形のようなヴィクトリカと、凡人で生そのものの一弥と憎まれ口を叩き合いながら、ヴィクトリカの母の無実を晴らすために訪れた「灰色狼の村」は、時が止まっているような小さな小さな村だった。20数年前に起きた殺人事件と、灰色狼の末裔として呼び出されたヴィクトリカの因果関係は。はてさて。

  • 2018/04/18

  • 桜庭一樹さんの文体は優雅で美しいので大好きです。

    装丁も気に入っているので、本棚に並べているだけでときめきます。

  • 謎解きとしては前回と変わらず軽い感じで読めます。前回心をつかまれた、昔と現在が交互に描かれた表現も今回はどちらかと言うと拍子抜けでした。ただ、主人公二人のやりとりは楽しく読むことができました。二人の今後の展開に期待大です。

  • 謎解きはあまり特別なものは無いと思うけど
    独特の雰囲気が面白い。

  • 一作目が期待以上に面白かったので、続きを買ってしまいました。
    若いホームズとワトソンという趣で、限定条件下での殺人事件に挑むというミステリ仕立ての流れは前作と同様。ただ、仕掛けが弱くて意外性に欠けた点も前作同様でした。
    その前作で大変素晴らしかった、殺人動機に至る過程を現在の物語と並行して絡ませるプロットも、今回は特にとって代わるようなものは無かったので、読み所が減ってしまったのは残念。
    ただ、互いに弱い所を補いながら事件に挑む主人公二人は大変魅力的で、応援したくなります。一弥君の成長が楽しみなシリーズです。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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