天地明察 下 (角川文庫) [Kindle]

著者 : 冲方丁
  • KADOKAWA / 角川書店 (2012年5月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (290ページ)

天地明察 下 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 大和暦を確立するまでの紆余曲折が明確な筆致で描かれていて、ぐいぐい引き込まれてしまう。天文学全般だけではなく、人との係わり合いや死との向き合い方も明察でぐっとくるものがあった。

  • 800年もの歴史ある暦を変える、その壮大さは、現今の“改革”のお題目のみに終始し、たかだか明治以来の官僚制度や戦後の憲法すら変革できない政治を考えると、まさに偉業なんだろう。
    その偉業達成のクライマックスに向けて物語の速度が上がりあっという間に読み終わった。
    最後はちょっとあっさり、というかもうちょっと浸りたい気持ちが残ったかな。

  • 新しい暦を作成するのに(結果的に)人生をかけた晴海。長い年月をかけてひとつのことをやり遂げる姿は格好いい。今時は流行らない生き方なのかもしれないけれど、人生で何かを残す生き方は見習わなければならない。自分はどうかなあ。人の生きざまを知る本であると同時に、暦のすごさを確認できる。自分の日常生活にはあまり関係ないけど、神宮暦とか欲しくなってきた。また、本書は江戸時代の物語だが、明治維新後にも太陰暦から太陽暦に変わった時があったのだから、その時代をモチーフにした小説があったら読んでみたい。きっとその時代の苦労や思惑があったに違いないと想像している。

  • すごく主人公に感情移入できるというか、グッと来る場面が〈上〉の後半から多く、〈下〉巻も良かった。

    春海のやった事も大事だが、周りの人の在り方がとても良い雰囲気の本だった。

  • 安井算哲の生涯を描くうえで,下巻というからには多くの死が待っているのだろうと覚悟していたが,やはりそうだった.
    下巻は,真に日本の暦を作るために奮闘する.大きな挫折も経験するなかで,一歩ずつ,着実に,碁の定石がごとく布陣を敷いていくさまは痛快なものがある.

    なにより,算哲ら登場人物の個性豊かさ,人物像のあたたかみも魅力的に映った.光圀や酒井,関,そして2人の妻である こと と えん.皆々素晴らしい人たちで,大いに魅了させられた.

  • 多くの人に知って欲しい話だ。

  • 2014/4/29 Kindleで読了、【2014年-18冊目】実在した江戸時代の天文暦学者「安井算哲」の史実を元にした歴史小説。映画化もされて以前から気になっていた小説。普段何気なく使っている暦に、こんな歴史と苦労があったとは知らなかった。囲碁、算術、天文暦など、江戸時代の状況もよくわかり、歴史の勉強にもなった。ただ、物語の最後の方は駆け足で様々なエピソードを盛り込み過ぎた感があり、少し残念だった。映画もDVDを借りて観てみたい。

  • やはり、関さんとえんさん絡みありましたね!碁打ちらしく、外堀をしっかりと埋めながら、用意周到に大和歴を採用させるあたりが春海らしかった。後半は上巻から出ていた主要なメンバーが次々といなくなり、一時代の終わりを予感させつつ、えんと春海が亡くなったところで終わり。伝記小説のようでした。

  • 日本独自の暦をつくるべく,碁打ちの渋川春海の苦闘20年を描く.光圀伝とはまた異なる面白さでした.光圀伝が人の生きる道,倫理の追及だとすれば,この作品は男のロマンなのだろう.ワクワクしながら,最後まで一気読み.

  • Kindleで安くなっていたので思わず購入。
    よくあるパターン(-ω-)

    時代小説だからこむずかしい言葉で書かれているのかと思いきや、
    現代小説なみの読みやすい文章でとっつきやすかった。
    算術だの暦だの理系の話はよくわからんところもあったけど、
    主人公春海がうちこんだものとして素直に心に入ってきた。

    なんといっても登場人物が魅力的。
    出番が多い人から少ない人まで、なぜかこう惹きつけられるものがあった。
    春海とえんの掛け合い漫才のような会話も楽しかった。
    ようするに、最後まで楽しく読めたってこと。
    しばらくしたらまた読んでみたいな。

    ちなみに「光圀伝」も買ってあるんでそのうち読み始めるかな^^;

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