- Amazon.co.jp ・電子書籍 (245ページ)
感想・レビュー・書評
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NHK「英雄たちの選択」で渋川晴海(安井算哲)が取り上げられ、著者の冲方丁さんも出演されていたので読んでみた。
こんな人が居たことは全く知らなかったが、努力を積み重ねて達成していく様は感動的。昔の暦の今とは少し違う価値があったことも興味深かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山あり谷ありのイベントを経て、最後は大団円。渋川春海という人物の、若者時代から壮年に至るまで、大河ドラマのように追体験させてくれる。時代考証から周辺の登場人物の描写まで、非常に丁寧で読みやすい印象。マルドゥックシリーズの雰囲気とは全く異なり、エンタメに振っている。
第四章 授時暦
第五章 改暦請願
第六章 天地明察 -
日本独自の暦をつくるべく,碁打ちの渋川春海の苦闘20年を描く.光圀伝とはまた異なる面白さでした.光圀伝が人の生きる道,倫理の追及だとすれば,この作品は男のロマンなのだろう.ワクワクしながら,最後まで一気読み.
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非常に読みやすい歴史小説。
映画化も納得。さくさく読めて面白かった。
ただラストがあっさり。 -
本当に面白かった!
次は冲方さんの光圀伝を読みたい。
天地明察でもかなり光圀が魅力的に書かれていたから布石っぽいな。 -
安井三哲の改暦を巡る物語の下巻。いよいよクライマックスへと近づき、春海(三哲)の老獪さも見られるようになる。光圀公が良い味を出している。保科正之の名君ぶりが少し過剰な気もするけれど、この時代背景を説明するためには仕方ないかな。この人に絡めた神道の説明は思わずうなってしまった。関孝和は数学マニアには知られた存在だけど、この小説で知名度が上がったかもしれない。
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「天地明察(下)」(冲方 丁)[Kindle版]を読んだ。なかなか良い物語でした。江戸時代の「算術」と「暦」というテーマが新鮮。終盤はちょっと駆け足でバタバタ感がありますが、とにかく面白いのでお薦めです。昨日は仕事帰りにコメダ珈琲店で1時間余りこれに没入してしまいました。
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2010年本屋大賞の一冊。下巻。
好きこそ物の上手なれというか、熱中できることがあることの喜び、またそれを支えてくれる、理解してくれる人のありがたみがわかる本。
あと、開き直りの大切さも。 -
主人公が大好きになりました。人柄がいいですね。まわりのキャラもいい。
下巻では泣きどころも多く、かなり心揺さぶられました。