天地明察 上 (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (282ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 数学に関する描写はさっぱりながら、読みやすく向学心に燃える登場人物たちの姿が小気味良い。話は下巻からが本番というあたりか。

  • ずっと読んでみたいと気になっていましたが、ようやく読むことが出来ました。
    上下巻ともに読了。
    春海の考え方はすごく好きですね。建部氏が亡くなったと分かった時は思わず涙が零れました。
    とてもよい作品だと思います。

  • 碁士の渋川春海はその才能を見い出され星の(ひいては暦の)測量の旅に出る。周囲に関わる人があってこその春海のひたむきさがひしひしと伝わってくる。熱い男、春海。儚く散ってしまう初恋や謎の算術の天才関はいったい何者なのか、うん、面白いよ。

  • 実在の人物である、江戸時代前期の囲碁棋士・天文暦学者の渋川春海が主人公。算術が重要なテーマで、和算家の関孝和がもう一人の主人公格。算術の図形が小説内で数回差し込まれ、それが測量に重要な意味を持つ。関と算術勝負をする中で、一度は解が存在しない問題を作成して失敗した春海。旅を経て見事な算術問題の作成に成功し、それが関に解かれ、「明察」を記したところで下巻に続く。

    序章
    第一章 一瞥即解
    第二章 算法勝負
    第三章 北極出地

  • 将軍にも御目見えを許された碁打衆の一人、春海には算術の才能もあった。
    算術の問題を絵馬にしたためた奉納絵馬を見るために訪れた神社で、運命的な出会いをする。算術の心の師と仰ぐ「関」と、心の支えとなる「えん」との出会いだ。
    からん ころん
    絵馬が風に揺れる音が、その後の転機の際に聞こえてくる。
    碁の才能よりも算術の才能をかわれ、知らず知らず大きなプロジェクトを担うことになる春海。
    それは、800年の伝統を打ち破るものだった。

    春海の天然さ加減とプロジェクトの巨大さが対照的で、「こいつで大丈夫かよ」と思いつつ読み進む。
    最初はプロジェクトの石のひとつだった春海も、沢山の挫折を乗り越えるうちに、困難にも盤石な布石を打ち、最後にはすべての石を動かす中心人物になっていく。
    碁と算術と暦のお話なんだけど、人の才能を見抜き、どう使っていくかというお話でもある。

  • 2010年第七回本屋大賞受賞作を、kindleのセールで上下巻それぞれ162円で購入。レビューは下巻で。
    それにしても、電子書籍で上下巻に分ける意味は?一冊にして324円にすればよいのに。

  • -

  • 壮大な話が静かに進む感じ。だけど退屈しない。こんな歴史ものもいいと思う。

  • ・根回し、事前準備 計画は必要
    ・ジェネラリストとスペシャリスト

  • 『日本SF短篇50』Ⅴに収録されていた短篇「日本改暦事情」を読んで面白かったので長篇を読んでみた。短篇をそのまま長くしただけなのかと思ったのだが、かなり異なる話になっている。上巻では物語の背景を丁寧に書くことで、下巻での展開をより深めるためではないかと想像する。きっと下巻は短篇のストーリーがメインになると思うので、あの怒濤の展開がこれから来るのかと思うと続きが楽しみで仕方がない。上巻を読んで準備運動はできた。さあ来い、下巻!

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著者プロフィール

冲方丁(うぶかたとう)
1977年、岐阜県生まれ。4歳から9歳までシンガポール、10歳から14歳までネパールで過ごす。早稲田大学第一文学部中退。小説のみならずメディアを限定せず幅広く活動を展開する。
『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞にノミネートされた。『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞。
代表作となる『天地明察』は2011年にコミック化、そして2012年に岡田准一主演で映画化されヒット作となる。2019年1月、『十二人の死にたい子どもたち』が堤幸彦監督により映画化。

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