- Amazon.co.jp ・電子書籍 (399ページ)
感想・レビュー・書評
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読了してから10年以上経過、衝撃的でした! 今でも「何か面白いの本ある?」と訊かれたら、この本を推薦しています。 細かいことは忘れてしまいましたが、人は不都合なことを「何かのせい」にして逃げ道を作りながら過ごしている、と解釈。そう作者からメッセージを受け取った気になった、記憶があります。
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これはかなりのグロミスでした…。読み始めてすぐに後悔し始めたくらい。終始不穏。嫌な予感しかしない。そして、その予感は的中する。殺人現場や暴力のグロさではなく、精神的なグロさなのが、また余計に辛い。でも、一気に読んでしまった…。道尾秀介さんの力よな。
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沢山犬猫が虐殺されるので苦手な人は避けた方が良いでしょう。話の内容は二度と忘れないような内容でした
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衝撃的でした。
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「オススメのミステリ小説教えて」とフォロワーに聞きまくったら1番数が多かったのが今作。
これはたしかに凄かった。
読めない展開、僅かに覚えていた違和感、謎の世界観など全てが綺麗に繋がる瞬間の気持ちよさ……
もっと早く出会いたかった -
ラストエグい。頭の整理がつかなくなる。衝撃。
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ドキドキしながら読んでいましたが、まさかそういう展開とは。ファンタジーかなと思ってましたが、最後の話の流れ的に(あと唯一他者から見られた「僕」の描写的に)会話や生き返りは全て「僕」の幻想、「僕」の作り上げた「物語」ということなんでしょうかね。非常に面白かったです。
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いやーーーなんかぞわぞわした。
賛否両論あるみたいだけど俺的には好き、というか、この気持ち悪さは、ぐぬぬぬぬってなる。
最初は、なんだ少年の冒険ものか、くらいに思ってたが、途中から、ん?あれ?と違和感を感じ、なんか気持ち悪くなってきたぞ、となる。最終的には騙されたし、読後に、読み返してみると伏線だらけで驚かされた。うーー気持ち悪い(笑
なんかシャッターアイランドを思い出した。
闇が深い、鬱小説好きな人には良いかも。オヌヌメ。 -
登場人物の一人が虫に転生(?)して出てきたところで脱落する方もいるようですが、私はそうした流れがあってもなお、次々とページをめくらされる作者の筆力に圧倒されました。
純粋なミステリー作品としてとらえ、低評価の方もいると聞きます。ですが、これはおそらくはジャンル的にはホラーミステリー。人間、誰しもが持っている心の危うさや暗さを、事件を通して浮き上がらせていくところに物語の醍醐味があると思います。
真実はひとつであっても、それに関わる人間の数だけ見え方やとらえ方がある。ある者は意識的に、ある者は無意識のうちに、自分に都合の良い物語を創りあげる。そんな幾つもの視点が絡み合った多重構造的な作品は、なかなか読めるものではありません。出会えてよかった。
単なるホラー小説ではなくホラー文学、ホラーを通して人間を描ける道尾先生ならではの一作でした。 -
表紙とタイトルの爽やかな印象からは想像できないダークな物語。ゾクゾクが止まらない。小説を読む楽しさを改めて感じた。これは忘れられない…!
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誰しもが心に持っている誰にも言えないような感情の描写がものすごく巧みだと思った。読み進めていくうちに、鏡に丸裸の自分を突然うつされたかのような何とも言えない気持ちになって、読み終えたらとにかく泣いていた。こんな小説は私の中で未だかつて存在したことがなかった。いい意味で衝撃的だった。私にとっては何度も気づいたときに読み返したくなるくらいの作品でした。
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衝撃。
すごい、小説読んで久々に衝撃が走った。
最後の最後、終盤まで全然読めない展開って久し振りでした。
夏休み前の終業式、学校を休んだS君に資料を届けに行った主人公ミチオ。
彼はそこで、S君の首吊り死体を発見する。
慌てて学校に戻り先生に伝えた彼だが、警察がS君の家に行くと死体は消えてなくなっていた…。
1週間後、S君はミチオの前に姿を変えて現れ「僕の身体を捜して」と頼む。憐れに思ったミチオとその妹・ミカは、S君の身体捜しを始める。
9歳の少年が友達のために事件を真相していく!!
・・・という爽やかな話を期待して読んだのが間違いでした。
続きが気になりすぎて夜中になってやっと読み終えた後、悪寒が走り少し後悔。。。笑
ミチオにしてもS君にしても、その他彼らをとりまく関係者にしても、やるせない後味が残る話です。
でも久し振りの衝撃度だったので★5つ。
もうしばらく読みたくないけど、でもやっぱりもう1度読みたい本です。好き嫌いが大分わかれると思うけど、きっとそのあたりが「このミステリーがすごい!1位」に選ばれた由縁なんだろうと思う。 -
内容を一生忘れない…ような設定の本でした