ツナグ [Kindle]

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (316ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 辻村さんが書いたということで読んだが、SFの要素ありつつも心温まる話。そして、俺自身も”人とツナガる”きっかけになった、とても大切な本。

  • まず最初に謝っておきます。
    辻村深月さん、本当にごめんなさい!。正直、もっとチャラくてありふれた
    今風の小説だと思っていました。許してください!。

    ・・・といっても、やっぱりそういう先入観持っちゃうのもある意味しょうが
    ないかも。最近映画化されているし、煽りや書評を読む限り、ある種使い古
    された手法だと思っちゃう。どれどれ、どんなもんよ?という感じで手を出
    したところ・・・。

    完璧にやられました。
    爽快感も、切なくなるような悲しみも、ある日フッと沸いてしまう悪意も、
    この本には全てある。それらが絶え間なく現れて、最後の一篇で全て繋がる。
    たった1つの作品を読んでいるのに、希望も絶望も嫌悪も感動も感じる。
    いやもう、かなり凄い構成です、これ。

    死者との再会をテーマにした作品としては個人的に最高峰。
    ちなみに初めて購入したkindle版の電子書籍。最初がコレで良かった、うん。

  • 親友の心得…そしてそこに関わる使者の心得の一部がすごい緊張感でぞわぞわした。
    あぁこういうパターンもあるんだなぁと心がスーンとした。

  • 辻村さんの作品は初めて読みました。
    最初から最後まで一気に引き込まれました。
    少々無機質なツナグ少年の心情が最後に明かされ、また読み返してみたりと2度楽しめました。

  • 2016年9月25日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「月」。

  • 死者にあわせてくれる人「ツナグ」。皆それぞれの事情があり、死者に会いたいと思いツナグに連絡をとる、そんな短編集。読みやすいが、ツナグの存在にもう少しリアリティーが無いと読めない。三話で終了。
    でも、最後まで読めば評価は変わったかな??

  • この本を読んだ人は全員、自分だったらどうする、誰を選ぶ、もしくは選ばない?と考えると思う。
    私の答えは出なかった。
    その時の状況で選択肢は変わるだろうし、選ばなくてはいけない状況を避けたい気持ちの方が強い。
    溺れている人を一人しか助けられない、どうする?という質問があるけど、それと同じ。
    選べない、選びたくない。

    でもこの本に出てくる人達は、少なくともリクエストする側の人達は、それぞれの切実な想いから選んでいる。
    その結果、一生心に鉛のように重い物を背負う人もいたけれど、前向きに生きている人もいた。
    知ってしまう事がいいのかは分からない。
    曖昧なままの方が生きていく上ではいい場合もある気がする。

    次読み返したら、また違う感想になるかも。

  • 何度も泣いたし、背筋が寒くなったし、ほっこりした。
    たくさんのドラマがあった。

  • 「僕が使者(ツナグ)です」
    待ち合わせ場所に現れ、そう名乗ったのはまだ高校生くらいの少年だった─。
    死んだ人間と生きた人間を会わせる窓口が存在する。そんな都市伝説のような噂に縋るように依頼を寄せてくる人々。
    祖母から継承者になってほしいと言われ、ツナグの役割を果たし始めたばかりの渋谷歩美は高校生。
    依頼者たちの事情に一喜一憂しながら悩む歩美だったが、やがて彼自身の道を見つけていく。

    2016年2月11日、電子書籍にて読了。
    連作短編集になっていて、最初の4話では歩美は傍観者。その歩美の心の変化と彼の成長が一気に最終話で語られています。
    まず思ったのは「巧いな」ということです。一応、ファンタジーに分類しましたが、ミステリーの要素も組み込まれていて、読み返すことで、様々な伏線に気付かされます。
    まだ6冊目だけど、これはまず間違いなく、今年のお気に入りベスト10に入ると思います。

  • さすが辻村深月!映画で見てしまっていたのでどうかなと思いつつ読み始めたら、映画では描かれていない部分もありアッと言う間に引き込まれました。先に読んだほうがよかったのかも。読みながら浮かんでくるのは松坂桃李くんの姿。ま、イメージ合っているからいいんだけどね。いやー、面白い!本当だったらいいのにって何度も思っちゃった。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。
千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。
2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞をそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第15回本屋大賞の大賞を受賞した。
他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。

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