警官の血(上) [Kindle]

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  • この前読み終えた「警官の条件」が本書の続編だったと知り、急いで読了。「警官の条件」の主人公、安城和也の祖父清二が終戦直後に警官になったときから物語ははじまる。

    実直な交番勤務の警官であった清二は勤務地付近で発生した2つの殺人事件に興味を持つ。結局、事件は迷宮入り、彼は事件の真相に達することなく事故死。その後、物語は清二の跡をついで警官となった息子の民雄が登場する。

    3世代で警官となった安城一族を主人公にした壮大な警察大河小説。徳川家康から家光、足利尊氏から義満と日本史では3代目で全盛期を迎える一族があり、安城家も3代目が出世頭となる。

    上巻では終戦直後の混沌とした時代から過激な学生・労使運動の時代までを描き、その時代の現場警察官が何を考え、どう行動したかという歴史書としてもおもしろい。そんな時代と権力に流される警官、安城親子の経験が3代目和也にどう引き継がれるのか、下巻が楽しみだ。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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