- Amazon.co.jp ・電子書籍 (142ページ)
感想・レビュー・書評
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治療中の妻に宛てたショートストーリーの抜粋と奥様が亡くなるまでのエッセイを織り交ぜた作品。
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- 気持ちや関係性が確かにそこにあったなら、それでいいんだ。
- 人と人がお互いに信じ合い、共に生きてゆくためには、何も相手の心の隅から隅まで知る必要はない。生きる根幹、めざす方向が同じでありさえすれば、それでいい。
- その五年間は、私たち夫婦にとっても、また私自身の物書きとしての生涯の中でも、画然とした一個の時期であり、ただの流れ行く年月ではなかったのである。妻へ――読んでくれて、ありがとう。 -
「死」や「別れ」に関するブックリストで見つけた本。大好きなカズレーザーも推していたのはここで知る。あくまで制約をつけて妻のために書いたものだからという言い訳めいた話ばかりで、ショートショートの本文はほとんど読めなかった。思っていた内容ではなかったが、最後の3本は心がじわっとくるものがあるし、自分の両親と妹にこんな思いをさせる日はなるべく遠くにしたいと願うばかりである。
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良くも悪くもなく、普通の作品。
余命宣告された妻に対し、小説家の著者ができることを日々一話書き聞かせたという話で、できることを自分なりにやった、ということはためになるが、内容としてはいまいちな印象。 -
想像と違う内容だったが、それの方がスッキリ読めた。いい本というのだろう。
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・読み手をぎょっとさせすぎない、穏やかなショートショート。
・1778話全部載ってるのかと思ったけど抜粋だった。 -
余命1年と宣告された妻に毎日一遍のお話を書き続けた。
亡くなった後の、「最終回」は「きょうは、今のあなたなら読める書き方をします。」のあと余白。最後は「また一緒に暮らしましょう」と綴られていた。読者にも奥様への愛が伝わった。