自助論―――「こんな素晴らしい生き方ができたら!」を実現する本 (知的生きかた文庫) [Kindle]
- 三笠書房 (2002年3月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (232ページ)
感想・レビュー・書評
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KUにて。いわゆる古典の自己啓発書。とにかく、偉人たちのエピソードの羅列が続いて、途中からちょっとうんざりしてくる。他人のふんどしで相撲を取ってる感が否めない。自己啓発書があふれている現在では今更感のある内容が多いが、それだけ王道のことを語っているということだろう。お金から人間関係、仕事、家族仲など、役に立つ場面は多岐にわたるので、読んでも損ではないくらいかな。
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自己啓発書の古典とよく言われていますが、確かにそのような内容の本です。自己啓発書と名言集を合わせたような内容かなと思います。最近の自己啓発書はエビデンスっぽいことが書かれているものが多いので、根拠に乏しく感じることと、自助の大切さを訴える以外、その手法は一貫性がないもののように思いました。
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この本を2022年現在、新書として出されていたとして購入していたらキレていたかもしれない。どういうことかというと、「the 陳腐な自己啓発的格言集」であるからだ。ただ、様々な偉人が発した、人生を励ますような言葉がたくさん収録されており、この本だけで「ウォルタースコットが〜〜って言ってたんだけどさ」と言った感じで、たくさん引用できる。
また、イギリス文化史に関わる話をすれば、このサミュエルスマイルズの『自助論』の “self-help”という考えは、特にヴィクトリア朝イギリスの国民の考え方を反映し、また、影響も与えているものである。当時の日本は明治時代に入って間も無かったが、イギリスからも影響を受けており、『自助論』の翻訳書『西国立志編』(中村正直訳)が日本の若者たちに影響を与えている。
つまり、「現代の我々にとってタメになる」とか「現代の我々の人生観を変える」という観点で見れば、評価は低いだろうが、歴史的な側面では当然、評価は低くないということである。
この本は少なくとも元気を与える名著である。 -
書いてあることは当たり前のことなんだけど、読んでみると自分も頑張ろう、と思えた。
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「天は自ら助くるものを助ける」から始まる自己努力のススメ。国家を良くするためには、この思想がキーワードだ。モラルをもって努力する人間が多くなればなるほどよい社会ができる。確かにそのとおりだと思う。
でもこの本には、いろんな著名人が良いところが書かれているが、そんなに良い面ばかりではないだろうと思うのは、できない私のひがみ根性だろうか。 -
自己成長の取り組み方を、過去の成功者や良書を基に教示している。
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本当に高潔な文章。
天は自ら助けるものを助ける。
自己啓発本の王道だね。 -
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