悪の教典(下) (文春文庫) [Kindle]

著者 : 貴志祐介
  • 文藝春秋 (2012年8月10日発売)
3.47
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (459ページ)

悪の教典(下) (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • クライマックスにかけて、大衆コメディになってしまったのが残念。
    生き残りも落としどころも、バトロワになるまでは全くわからなかったのが、この展開になって非常に分かりやすくなってしまったのも残念。

    上巻で描かれた、蓮見がサイコパス的に楽しみながらも真剣に自分の王国を築き上げる様子がもっとみたかった。
    また、アメリカ~や幼少時~挟まれる度、蓮見の魅力が薄っぺらく感じてしまった。

    シリアル・ママみたいな自分の周りを最善にしようとするだけのための異常さが魅力だったのだから、そんなグローバルにならなくてもよかったのに…と思う。

    本当に、上巻が面白かった分残念。

  • 前評判で見ていたのだが、予想以上に下巻がだれた。。コンパクトに一巻で終わらせれば、かなり良作になったのに、最後をなぜあんなに描きたくなってしまったのか。。かなり、読み飛ばしぎみに終了しました。残念。。

  • 後味の悪い小説だった。下巻の途中からはまるでバトルロワイヤルのような展開。ついて行けないと思いながらも最後まで一気読みしてしまった。

  • ★3.5。スピーディな展開にドキドキしつつ面白く読んだ。
    よくこれだけの犯人像を作り上げたものだと思う。
    学校が舞台のホラーやミステリーは、だいたい狭い世界の中での陰湿な展開・人物像が多い傾向だけど、本作は知力と胆力、武器とその知識を備え、自らの情緒にまったく妨げられずに淡々と殺戮を行う、乾いたアメリカ型の犯人像でしかも高校教師という、これまで日本になかったタイプの主人公と感じた。強いて言えば大藪春彦の人物ぽいけど、犯行動機が復讐や上昇志向などではなくとことん欲望追求的なところが現代的。ラストも嫌な恐怖を残していくとこがいいと思った。残念だった点は釣井という教師があっさりやられて、たいした対決がなかったところ。釣井が蓮見の前職場にのこのこ出向くのもとってつけた感じがした。
    主人公も相当だけど描かれる他の教師や親などのモンスターぶりも酷いし、生徒の崩れっぷりも。誇張もあるんだろうけど、これが現実なんだろうなと思う。「黒い家」でも感じたけど、この作家はストーリー以上にその背景となっている現実の恐さをとことん描いている。

    以前、黒武洋「そして粛清の扉を」を読んでとても面白かった。ソルジャー型教師の犯行という点では似てるけど、動機と生徒の描き方がまったく違っている。悪の教典が面白かった人にはおすすめ。

  • そもそも、ハスミン頭いいって設定の割には周りに敵作り過ぎなんじゃ。。。
    まぁ、それこそ「自由に生きる」っていうことなのかもしれないねぇ。

  • あと一歩ということろで捕まえられないもどかしさ。最後も逃げ切られてしまった感じ。もっとも捕まったところで罪の意識はなさそうだが。

  • 学校一の人気英語教師の蓮実聖司は、人間らしい感情を持たない人格障害者。自分にとって都合の悪い事象を解決するためには殺人も厭わない。
    下巻では、いよいよ事件が起こり、蓮実による大量殺人が繰り広げられる。しかし、殺しの表現に傾き過ぎ、バトルロワイヤルみたいで今一つ。

  • 夏休みのある日、文化祭の準備で集まっていた2年4組の生徒たち。
    しかしそれは惨劇の夜の始まりだった…。

    容赦ない展開でした。
    本気で一人ずつ銃口を向けていくなんて!
    むしろ全員殺すと決めたその決断力がすごいですよね…。
    しかもそのことに対して全く罪悪感を抱かない。まさに化け物。

    意外なところから証拠が出てきましたが、自分が追い詰められても全然動揺しないところがまたすごいなぁと。
    生き残った2人と再会してもどこ吹く風でしたし。
    ほんとに感情ないとこんな感じなんですねぇ…。

    ちゃんと罪が暴かれて終わったので良かったんですが、この後の続きがあっても面白いかなぁと思いました。
    脱獄して会いに来たりすると怖さ倍増だな、と(笑)

  • ジェットコースターのように最後まで読み終わった。
    バトルロワイヤルの生徒対教師って感じだった

  •  完璧に見えた蓮見先生の悪行は、綻びをみせた。そこから、あきらめること無く、全ての生徒を殺害することに転じていく。
     上のように、細々とした装置や犯行の証拠を隠すこと無く、じわじわと生徒を追い詰めていくところは、なかなか面白かった。
     大勢の生徒をまとめて殺害するため、外部との連絡を絶つようにしたり、校内の監視カメラから、生徒の動向を把握して、取り残さないようにするやり方は、わかったが、全然逃げ出せずに、殺害されてしまうのはちょっと出来すぎのような感じがした。ふたり、生き残った生徒がいるが、これはあまり驚きが無く、むしろ助かったんだなと想像がすぐに出来てしまったので、ここについては、もう少しひねりがほしかった。
    ◇購入

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