凍土の密約 (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 倉島がそんなに秀でてる感じがしない。

  • 倉島くんシリーズその3。だんだん公安のエースに近づいていく彼の成長が柱です。その4はゼロでの研修の話かな。それもまた楽しみ。

  • 公安・倉島シリーズの第三弾。このシリーズでは今のところ最新作。
    残念ながらロシアン・ダークヒーローのヴィクトルこそ登場しないが、
    すっかり優秀な公安捜査官の姿が板に付いてきた倉島がすばらしい
    活躍を魅せてくれる。

    日本で起こった連続殺人事件。一見関係が無さそうな事件にロシアの
    影を感じた公安が、今やロシア案件のホープとなった倉島に白羽の矢
    を立て、関係性を暴いていく。

    本部内での捜査一課との確執や、驚くべき情報提供者の登場、そして
    もちろん裏切り。この種の小説に必要な要素をこれでもか!とばかり
    に採り入れたサスペンスの佳作。

    前2作に比較すると若干派手さには欠けるものの、逆にグッと渋みが
    増した感。その所為か、ハードボイルドの要素が強調され、説得力
    充分な仕上がりとなっている。

    そして今野敏作品、相変わらず読みやすく入って行きやすい。
    しばらくハマりそうだな、この作家。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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