私の男 (文春文庫) [Kindle]

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  • 花は奥尻島の津波で家族を奪われひとり残された。そして親戚だという腐野淳悟青年に引き取られていった。ちょうど花が9歳。小学四年生のときだった。そして今日は花の結婚式。これから養父から離れて新たな家族を作るのだ。結婚式からだんだんと時代を巻き戻して花や淳悟の人生が分かってくる。花と淳悟の二人だけの生活も。

  • 私には合わない。暗いだけ。

  • 『私の男』/どこか遠い別世界の話だと思っていたようなこと(近親相姦とか虐待とか)があまりに近い距離に描かれていて、始めから終わりまで非常にしんどかったものの、なぜか止められず一気読み。書くのはどれだけしんどかったんだろう。考えただけでも気が遠くなります。

  • 終始、不気味な感じの漂う作品。家族って何なんだろう?と、読者を混乱させるパワーを持っている。

  • 映画を観てからだったので、淡々と読んだ。
    どうしてか、女性の作家だと思い込んでいた。描写もとても女性ぽかった。

  • 登場人物の誰にも感情移入できない

  • 人生で初めて、電子書籍版にてスマホで読書した一冊。
    昨日、芥川・直木賞の発表だったけど、
    こちらは2008年の直木賞受賞作。
    映画も絶賛公開中です。

    うーん、
    なんというか中二くさい世界観だと思いました。
    あたしももうちょっと若いときは、
    こういう退廃的な美しさが好きだったのですが、
    ちょっともうリアリティなさすぎて、
    ラノベっぽくしか思えなかった。
    こんな感じのが直木賞とるようになっちゃったんだなあ。
    文学もゆるやかに手に取りやすくなっていってますね。

    ただし、映画で浅野忠信・二階堂ふみが
    演じているというのは、
    ぴったりすぎて観てみたい気がする。
    二階堂ふみは、ものすごく存在感あると思うわ。

  • なんと言うか、かなりアンモラルな内容。

    震災で孤児となった9歳の少女を一人の男が引き取って、家族として暮らすと言う話なのですが、
    これは恋愛小説に分類していいと私は思います。
    何とも独特の雰囲気を持つ小説ですが、私は嫌いではないです。
    好き嫌いが別れそうではありますが。

    先にも進めない、後にも戻れない。
    妙な淋しさが残る小説です。

  • タイトルからして意味深な感じが漂い、
    性描写が頻繁にありかなり濃厚な場面があり読んでいて
    段々とこの濃厚な場面に少し飽きてしまう時がありました。
    ストーリーが花の結婚式から過去に遡っていくという
    時系列が逆になっているので、これがまた謎を解く場合には
    心が引きつけられてドキドキ感がありました。
    濃厚な場面と反対に何処かしらで北の国の流氷や冷たい海などの
    極寒の光景が空虚であり、そのアンバランスな所で物語の平行性を保っているのかとも思えました。

    震災孤児の花も養父となった淳悟も違うタイプの人間のように見えるけれど、
    本当は二人とも心が寂しくてたまらないから
    このような禁断の関係になってしまったのかとも思ったりしました。
    でも淳悟の方が精神的には少し壊れかけていることは確かだと思います。

    最終的に淳悟は結婚式後は何処に行ってしまったのでしょうか?
    花の詳しい出生ももう少し知りたかったりと色々な所で
    その後などが知りたかったです。

    この小説はミステリーというよりも恋愛?社会派?などの部類に入るように思えました。

    好き嫌いがあるかもしれないですが、
    かなり衝撃的なストーリーでもあるので読みがいはありました。

  • 別のええとこの坊っちゃん捕まえて結婚した時点で違うな、と思った。
    「私の男」と執着するなら一緒に地獄に落ちろと。

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著者プロフィール

桜庭 一樹(さくらば かずき)
1971年、島根県生まれの小説家。
1999年「夜空に、満点の星」で第1回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。
『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)、『私の男』で直木賞を受賞。他の代表作に『GOSICK -ゴシック-』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『赤朽葉家の伝説』などがある。
ゲームのノベライズやライトノベル作品や、山田桜丸名義でゲームシナリオを手がけるなど幅広く活躍している。

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