死神の精度 (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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レビュー : 25
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感想・レビュー・書評

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  • 人ではない目線で書かれていておもしろかった
    時間軸が違う、他の話の人物同士が関わりあっていたことが分かる描写がいい

  • 死期が近い人間のもとに派遣される死神・千葉が、一週間でその死が妥当かを判断するお仕事を遂行する話。

    千葉がBOSSのCMに出てくる宇宙人ジョーンズっぽい。程よく感動、程よく笑える。

  • 順番を間違えて「死神の浮力」を先に読んでしまったのですが、こちらの短編集の方が個人的には面白いですね。6編の短編がありますが、微妙に関連しているような話もあり、うまく纏まっています。

  • ミュージックショップでミュージックを長時間聞き入ってる人は・・・・

  • 死神の仕事が分業で、その一部を担っている主人公という設定が面白いなと思いながら読み始めました。人がなぜ死ぬのかについても、一部が分かったようで、それでいてほとんど分からない、そんなことがもどかしさとは違い、すっきりと落ち込みました。分かった一部は、いろんな物語があるということ。人の行動には抗えないものもあるけれど(死がここではそれ)、それでも人生は人が紡いでいるということ。その力は主人公の死神をも超えることを、最終章で示され、そこを読んだ瞬間に、単純に小説や映画の分かり易いものではない感動が沸き起こってきました。この感動のために、また読み返してみたいと思います。

  • 千葉

  • 何年ぶりかに続編が出たので、まずはこちらを再読。
    これはかなり好きな本だったし、映画も悪くなかった。
    そして最初に読んだ時から時間がたって、その間にとにかく色々なことがあって、また違う感覚で読めた。
    とにかく人間を表す表現が面白い。
    人間をイマイチ分かっていない死神の千葉の表現が面白い。
    これを死神じゃなく人間が描いているのだから伊坂幸太郎はスゴいな。
    「死ぬのは怖いが、もっと怖いのは周りの人間が死ぬこと。一番怖いのは死なないこと。」
    とにかくこれに尽きる。

  • 他と違いしっかり自分の担当を調査する仕事熱心な死神のお話。とはいえ結局ほとんど「死」なわけだが。各章ごとに話が独立していてどの章からでも読める。と思ったら最後うまいこと話がつながっていた。物事にあまり執着せず淡々とした性格でミュージック好きな死神はどこかユーモラスで憎めない。続編があったら読んでみたい。

  • 続編『死神の浮力』が Kindle のセールで安くなっていたので購入。せっかくだから、『死神の精度』から読もうと思って読了。伊坂幸太郎は、一時期よく読んだものの、最近はご無沙汰だった。初期作品のような軽過ぎて鼻につく会話はなくなり、シニカルな死神の一人称ナレーションが楽しい短篇集。まあ、あいかわらず上手い。

    短篇集としてみると、最後の『死神対老女』が傑作で、最初の 5編は(様々な意味で)この最終話を導き出すための前座に過ぎない。とは言うものの、ミステリー仕立ての『吹雪に死神』(なんという微妙な伏線!)、物語のプロットを世に出し、あっと思わせる結末が楽しい表題作『死神の精度』も、個別の短編としては十分楽しめる。

  • ずいぶん前に床屋の主人が、髪の毛に興味なんてないよ、と私に言ったことがある。(冒頭の一文)

    人の死に関わる仕事をする死神『千葉』の人間世界での行動を描いた作品。
    人間を第三者の視点から見ている点、死神がミュージックを何よりも好む点に、何とも言えない面白さを感じる。
    それぞれの話は別々のストーリーと思いきや、接点のある話があり、繊細さが光っている。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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