天守物語 [Kindle]

著者 :
  • 2012年9月13日発売
3.84
  • (5)
  • (6)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 56
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (44ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 播州白鷺城の天守、五重塔の最上階が舞台の戯曲。
    妖かしの世界。何度も映画、舞台にもなっている。

    ストーリーを言ってもはじまらない。泉鏡花の文体だから味わえる美しさ恐ろしさ。
    富姫さま、女の童(めのわらわ)、次女につけられた花の名前の妙。
    富姫さま久々の妹御の再開時の会話のむつまじさ。
    天守の舞台装置、首桶・獅子頭の木彫などの小道具の効果。

    こういう舞台、観たい。

著者プロフィール

1873(明治6)年〜1939(昭和14)年)、小説家。石川県金沢市下新町出身。
15歳のとき、尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔』に衝撃を受け、17歳で師事。
1893年、京都日出新聞にてデビュー作『冠弥左衛門』を連載。
1894年、父が逝去したことで経済的援助がなくなり、文筆一本で生計を立てる決意をし、『予備兵』『義血侠血』などを執筆。1895年に『夜行巡査』と『外科室』を発表。
脚気を患いながらも精力的に執筆を続け、小説『高野聖』(1900年)、『草迷宮』(1908年)、『由縁の女』(1919年)や戯曲『夜叉ヶ池』(1913年)、『天守物語』(1917年)など、数々の名作を残す。1939年9月、癌性肺腫瘍のため逝去。

「2023年 『処方秘箋  泉 鏡花 幻妖美譚傑作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

泉鏡花の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
芥川 竜之介
芥川 竜之介
泉 鏡花
宮沢 賢治
芥川 竜之介
芥川 竜之介
谷崎潤一郎
太宰 治
芥川 竜之介
フランツ カフカ
谷崎 潤一郎
夏目 漱石
泉 鏡花
森 鴎外
夏目 漱石
中島 敦
夏目 漱石
泉 鏡花
泉 鏡花
坂口 安吾
泉 鏡花
泉 鏡花
フランツ・カフカ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×