「女らしさ」とは何か

著者 :
  • ALLVD (2012年9月13日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • これまで声をあげた人がいなかっただけ。同じことを感じてた女性は沢山いたのだと想像する。

    読後に100年ほど前の本だと知ったが、当時出版したのは凄いことだったのだろう。

  • 今から100年も前に
    これらを求めて強く訴えた与謝野晶子がすごい。
    そして100年が過ぎてなお、いまだ日本の男は
    与謝野晶子が求めた成熟した男になれずにいる。
    いや、男とか女とかいう以前、人間として成熟してないというべきだったわ。
    そでしょ、与謝野晶子先生

  • 今でもまだ浸透しきってない「新しい」とされる結婚観が、
    100年も前にこんなに強く主張されてたんだな〜・・・

    ○論者のありがたがる「女らしさ」というものは全人類には通用しない
    ○論者の言う「女らしさ」=愛と、優雅と、つつましやかさ
     これを備えていることは女でも男でもなく「人間らしさ」と言うべきもの
    ○人間性=愛、優雅、つつましやかさ、創造力、鑑賞力、他の重要な文化能力
    ○人間は必ずしも人の親になるとは定まっていない
    ○社会の経済的分配の法外な不公平が、過度の労働の下生産した物質価値の大部分を搾取している=妻子を扶養できず止むを得ず結婚を回避している有様
    ○わざと家庭を作らない男女:家庭の楽み以上に自己の専門的生活を評価している
    「それでこそ、その人たちの人間性が完全に評価されもする」

  • 恋愛結婚は問題ない、という書き方で当時は新しい考え方だったろうけど、それについては現在の状況を見る限り正しいか?と思った

  • 96年前の文章なのに、全然古くない。女子力って言葉が流行った時に、それって人間力のことじゃないの?って感じてたのを思い出した。

  • 病院の待ち時間に。
    95年前の文章なのに今に通じるというのは一体どういうことなんだろうか。社会が成熟していないからなのか。
    これは老若男女問わず読んでほしい。

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著者プロフィール

1878年大阪府堺市生まれ。大恋愛の末、与謝野鉄幹と結婚。処女歌集『みだれ髪』で一躍、情熱的な歌人として著名に。その後、小説、随筆、評論、童話、戯曲など多岐に渡り活躍。『源氏物語』は、幼少時代からの愛読書で、現代語訳も3度手掛けている。1942年没。

「2023年 『与謝野晶子訳 紫式部日記・和泉式部日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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